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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

"Collaboration"第14巻に共著原稿が掲載。Researchmapでウェブ公開しました

 

 高知大学教育研究部総合科学系地域協働教育学部門の定期刊行物"Collaboration"第14巻に私が共著者を務めた原稿が掲載されました。合わせて共著者の許可を得て、当方Researchmapにて著者最終稿を公開しております。

 

 

 高知大学の教員組織の一つで、主に地域協働学部担当の教員が所属する地域協働教育学部門の年間誌"Collaboration"第14巻に、部門教員共著の原稿「帰納的アプローチによる『地域協働学』の体系的深化に向けた基礎検討 その3~高知大学地域協働学部『地域協働実践・卒業研究』論文要旨より~」が掲載されました。

 論文の内容については、先日数理社会学会第77回大会で報告したところです。そちらのエントリでの説明を再掲しておくと、

 

「地域協働学の確立」は教員組織のミッションのひとつだと思うのですが、問題はどうやって実現させるかです。その際、「地域協働学」という何らかの理念型があるわけではないので、まずは既に走り出している地域協働学研究の中でも明らかに多数を占めるもの、つまりは卒業研究の題目から、少なくとも今の地域協働学研究ってどんなもんでしょうね、というのを考えてみるのが、今回の主旨です。なので「帰納的」なのです。

 

ということです。

 

www.3710920.com

 

 なお、"Collaboration"は印刷体のみで、電子版はまだありません。そこで、前巻で掲載された論文同様、許可を得て全文をResearchmapにて公開(セルフ・アーカイブ)しました。下記リンク先からお読みいただけます。

 

researchmap.jp

 

 Researchmapのカテゴリ上「著者最終版」となっていますが、版は刊行したものと変わらない、はずです。

 この研究はタイトルや内容上、学部や大学院専攻に紐づいたものになります。ただそういう研究としてだけではなく、教育実践の学術への還元、細かく言えば学術領域としての体系化や、さらには新たな概念創出や理論化への試みのひとつとして、お読みいただければ幸いです。