今年も春野球場で埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズのプロ野球チャレンジマッチが開催。第2戦はマリーンズの先発が佐々木朗希とあって俄然注目度が上がります。私も観に行ってきました。
毎年恒例となった春野総合運動公園野球場でのプロ野球チャレンジマッチ。B班がキャンプを張る埼玉西武ライオンズが今年も千葉ロッテマリーンズを迎えて2試合を開催します。特に3月3日(日)の第2戦ではマリーンズの佐々木朗希が先発予定とあって、県内外から注目を集めています。
私は2試合とも観戦したのですが、第1戦はもういろいろ疲れていて、かなりの部分で寝落ちしていたので、今回は第2戦の様子のみお伝えします。なお第1戦については高知新聞が記事にしております。
この日は春野総合運動公園内のホテルの前で「春野うまいもの横丁」という直販イベントが行われていました。昼食を調達しようと寄ってみたところ、既に完売の品も出ている盛況ぶりです。
今回はトマトチーズパイとエッグタルトを購入。どちらも濃厚な味わいでした。
というので寄り道したのもあって、球場に着いた時は既に内野はいっぱい。なので久々に外野に行くことにしました。
しかし、外野でのプロ野球観戦は何年ぶりのことやら。独立リーグの観戦で、わざわざ外野に行く理由もないですからね。
マリーンズ側にするか、ライオンズ側にするか、迷いに迷った末、ホームに敬意を表してライオンズ側に行きました。こちらが本日のスタメンですが、外野なのでスコアボードが見づらいのは致し方ありません。
ただライト側ということで、ライナは近くまで来てくれます♪
スタメン発表の後、ライトスタンド前まで応援に駆け付けたレオとライナ。今年もわざわざ高知まで来てくれて嬉しい限りです。
そして試合開始です。佐々木朗希が注目されますが、先に投げるのはライオンズの先発ボー・タカハシです。初回はヒットと四球で2死1, 2塁とするも、後続の安田を空振三振に切り捨てて難を逃れます。
そしてその裏、佐々木朗希がマウンドに上がります。私が見るのは2年ぶりです。
ただその佐々木朗希は初回から苦しみます。いきなりヒットと四球に続き、3番アギラーにセンター前に運ばれて先制点を奪われます。
この後も四球で無死満塁と大ピンチを招きましたが、ここでブランドンが打ち返したライナーを自身でキャッチ、さらにファーストに送球して飛び出してしまった1塁走者もアウトにして一挙に2アウト。続く外崎もフライアウトとして、追加点は許しません。
すると2回は両先発とも打者3人で抑え、3回表のマリーンズの攻撃も三者凡退と、試合は膠着状態に入ります。
すると3回裏、マリーンズは早々に佐々木朗希を下げます。この2回1失点、なかなか評価の難しい内容です。
代わって登板したのは西村。走者を1人出したものの、危なげなく無失点で抑えます。
直後の4回表、こんどはライオンズが投手交代、2番手に松本を送ります。
松本は単打1本を打たれながらも2死をとりますが、直後の中村奨吾が放ったレフト正面へのライナーに対してコルデロが目測を誤ります。何とかジャンプして捕球しようとしますが、打球はグラブをはじいてフェンスへ。痛恨のエラーでライオンズが同点とされました。
その裏、マリーンズは3番手に澤田を起用。こちらは貫禄の四者凡退です。
続く5回は表を松本が難なく3人で終えると、裏は復活を期する国吉が登場。こちらも結果3人無失点でイニングを終え、1-1の同点で試合は折り返しとなります。
グラウンド整備の合間に登場したライナ。ファンへのプレゼントのボールを投げ込もうとしますが、割と高いフェンスと風のせいで苦戦していました。
試合再開で6回表、3イニング目の松本が自身の好守もあって無失点で抑えると、その裏マリーンズはオリックスを戦力外後に育成で契約した吉田凌を送ります。吉田は四球とヒットに暴投が重なり1死1, 3塁の場面を作りますが、そこから何とか抑えます。
直後の7回表、ライオンズは松本に代えてジェフリー・ヤンを送り込みます。ところが、そのヤンが大誤算でした。
ヤンは三振で1死をとったものの、四球から佐藤にライトオーバーの2塁打を打たれ、これで一走中村が長駆生還して勝ち越しを許します。
さらに1死2, 3塁の場面を作ると、こんどは友杉がセンター前に打ち返してタイムリー。
これで1死1, 3塁として、続く岡の当たりは1塁ゴロとなりますが、一塁手ブランドンが三塁走者刺殺を狙って投げた送球がやや逸れて走者にタッチできず。記録は野選となりマリーンズが1点を加えます。
この事態にライオンズは練習試合ながらヤンを引っ込め、後を糸川に託します。
注目度の高い試合で炎上したヤン。いかにも素材型なプロフィールも含め、久々に純度の高い俺達の匂いを感じましたが、真の俺達はシーズン前に抑えて期待を高めてからレギュラーシーズンで派手に燃えるもの。こんな試合で打たれているようではまだまだ僕達レベルです。ヤンには精進してもらわないといけません。
とか言っている間に2死満塁となり、山口がライト前タイムリー。マリーンズが2点を加えてリードを大きく広げました。
そんな7回表がようやく終わり、ライオンズのラッキー7。ライナもレオもさんざっぱら待たされた末にようやくグラウンドに現れます。
とはいえ、レオの連続バック転は今年も継続。
見事に技を決めたレオ。試合はとにかく、自身の見せ場はきっちり作れました。
その7回裏、マリーンズが送り出したのは鈴木。何とか反撃したいライオンズは四球と内野安打に進塁打も加わり、2死1, 3塁の場面を作ります。
ここでライトスタンドの応援団はチャンテ2を選択。ちょうど風が強まっていて、じっとしていたら寒くて寒くて仕方なかったので、私も加わりました。いい運動になりました。
ただ、ここで打者高木は空振三振。点を返すことができません。
すると8回表、ライオンズのマウンドに上がったのは、人的補償で移籍した甲斐野。ライトスタンドからは大きな歓声が沸き上がります。その甲斐野は1死から2塁打を打たれはしますが、後続はきっちり断ち切ります。
その裏、マリーンズもやはり投手交代。サイドスロー横山が登板します。
その横山に対し、ライオンズは1死からブランドンがセンターオーバーの3塁打を放つと、2死から元山がファースト横を抜くタイムリーで1点を返します。
ただライオンズは追加点ならず、試合は最終回へ。9回表に上がったのは田村、打者4人無失点で最後の攻撃につなげます。
一方、マリーンズは中村稔弥に締めを任じると、守備位置も大幅に変えて、守り切る態勢に入ります。
はたして中村稔弥はライオンズを三者凡退に抑えきり、試合終了。
最終スコア。マリーンズが昨日の借りをきっちり返す快勝でした。
最後にライオンズのメンバーがスタンドに一礼。今年も高知で2日間だけのNPBのゲームが終わりました。