2月のお楽しみ、春野でのプレシーズンマッチは、いろいろありますが今年も行われます。今年も埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズのカード、第2戦を観てきました。
グランドではライオンズマスコットのレオがトンボかけに加わっています。結構マメに仕事をするタイプのようです。
その脇で、ライナは打ち合わせ中のようですが、担当者はマスク着用の厳戒態勢です。
春野近辺が結構な渋滞になっていて、着いて程無くスタメン発表でした。
球場は昨年改修工事が入ったそうで、スコアボードも一新。新外国人選手のスパンジェンバーグの名前が1行で収まりました。キャンデロリオ……
試合前の応援に加わるレオ。公式にはオープン戦ですらない練習試合なのですが、こうして来てもらえるのは本当にありがたいことです。
さて試合です。ライオンズ先発は2年目の松本。初回はマリーンズ打線を三者凡退、上場の出だしです。
一方のマリーンズ先発は二木。エース番号を得て期待のかかるシーズン、こちらも初回は難なく抑えます。
投手戦の気配も漂い出した中ですが、3回裏に試合が動きます。ライオンズは下位打線でチャンスを作り、9番佐藤のレフト前タイムリーヒットでまずは1点。
その後2死になったものの、3番森にもレフト前に運んで2点目を奪います。
4回表、ライオンズ松本は本日の役目終了。2番手に増田が上がります。
ところが、増田は四球とヒットを許すと、井上には右中間にあわやホームランという辺りを打たれます。ここでライト川越が送球を焦ったか、大きく逸れてしまい、さらにその処理を内野が誤る間に走者ばかりか井上までが生還、マリーンズが一気に逆転します。井上、あの巨体でダイヤモンド一周は流石にしんどそうです。
その裏、マリーンズのマウンドには西野が上がります。外崎からの怖い打者ぞろいでしたが、見事に三人で斬って捨てます。
一方のライオンズは増田を1イニングで降ろし、新外国人のギャレットを送ります。そのギャレット、先頭の安田を歩かせては盗塁を許すなど危なっかしい感じでしたが、それでも無失点には抑えます。
裏のライオンズの攻撃もすぐに終わり、グランド整備の時間です。またもレオが借り出されましたが、人口減りっぱなしの高知県は人手不足、まさに猫の手も借りたい状況なのです←ライオンです
そんなグランド整備が終わって試合再開。ライオンズはまたも投手交代、ルーキーお仏壇の浜屋が登板します。浜屋は外崎のエラーと盗塁で軽いピンチを迎えたものの、その後は抑えて失点を防ぎます。
その裏、ライトスタンドにレオが登場しました。
ライナも一緒にやって来て、早速人だかりができます。
COVID-19への対策について、告知に余念がないライナ。自分たちの身は自分たちで守るしかありません。中央政府は当てにならない、というか政府発の感染拡大すら警戒せねばならない情勢です。
それでもゲームは続きます。続かないといけません。ライオンズの攻撃に際し、レオが博多激獅会(福岡拠点のライオンズ私設応援団)の法被を着て演壇に立ちました。
そのうちコールリーダーも来ましたが、レオは引き続き最前線に立ちます。
それが功を奏したか、ライオンズ打線に火が付きました。先頭の源田がヒットで出ると、盗塁と進塁打で1死3塁。ここで山川がレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースを放ち、同点とします。
さらに2死2塁からメヒアがレフト線に2塁打を放ち、ライオンズが逆転に成功しました。
7回表、普段ならジェット風船が飛ぶイニングです。しかしCOVID-19の感染拡大が収まらない中、ジェット風船での応援は軒並み自粛となっています。
その7回表、ライオンズは5番手に森脇を起用。森脇は味方のエラーに見舞われますが、直後を抑えて無失点でイニングを終えます。
続いてはライオンズのラッキー7。レオがスタンド前に現れました。
ライナは1塁側、スタンド前で球団歌に合わせて踊ります。
そしてレオの見せ場のバック転、この日も見事に決まるのですが、
写真に撮るのが難しいこと……しかもこの日はフェンスに焦点を奪われるというお約束の失敗ですorz
さておき、この回からマリーンズは3番手に南が上がります。南はいきなりの2塁打から1死3塁の場面を作ってしまいますが、2番鈴木の強烈なピッチャー返しを止め、強襲安打にはしたものの3塁走者生還は許さず、さらに盗塁失敗とゴロで失点を防ぎ切ります。
続く8回表、ライオンズは「元日婚を励みに飛躍する」って某選手名鑑他に書くことなかったがか野田が6番手で登場します。野田はマリーンズ打線を9球で片づけ、今季の復調をアピールします。
その裏のマリーンズが4番手に送ったのは2年目の東妻。先頭の山川にこそヒットを打たれたものの、あとは3人で抑えます。
そして最終回、ライオンズはまたも継投に出ます。登板したのは中継ぎで存在感を示しつつある佐野、こちらもいきなり福田光にヒットを打たれますが、あとは無難に抑えていきます。
最後は代走和田の盗塁失敗でゲームセットのハイタッチ、かと思いきや、ベンチからほとんど選手が出てきません。別に自粛しているわけではなく、練習試合なので9回裏のライオンズの攻撃もあるようです。
ここで登板したのは、鈴木大地の人的補償で移籍してきた小野。もらった登板機会で結果を残したいところですが、1死から佐野にこの日3本目のヒットを許し、さらに2死2塁から鈴木にライト前ヒットを打たれてしまいます。
しかし、ここは和田が盗塁死の借りを還す好返球で佐野の生還を阻止して、今度こそ試合終了。チャンスであと一本が足りなかったライオンズと、そもそものヒットが少なかったマリーンズでしたが、ライオンズが何とか上回った形です。
試合終了後、早速この日の振り返りに移るライオンズの面々(多分投手陣)。これからも高知で練習試合が控えています。