早いもので今年もプロ野球チャレンジマッチの時期になりました。今回も埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズが春野球場で対戦します。今年は日曜日の試合を見に行ってきました。
年々充実していっている春野球場の売店の食事メニュー。今年はハンバーガーが出ています。去年もあったかもですが……
今回はフィッシュバーガー(700円)を注文してみたところ、フィッシュカツがご覧の通りのはみ出るボリューム。がっつりおいしく頂きました。
今年もレオとライナが来てくれました。去年はグランド内での動きだけだったのですが、プロ野球全体がポストコロナに移行しているだけに、どうなるのか気になるところです。
本日のスタメン。日本代表組が抜けてはいますが、それでもライオンズの大型ルーキー蛭間や一軍定着を目指す渡部、マリーンズでは真の4番となりたい安田と流石に正念場の平沢など、注目選手には事欠きません。
今年もわざわざ高知に駆け付けたレフトのマリーンズファン。今季から声出し応援とラッパが解禁されるとのことですが、今回は口ラッパでした。
レオとライナも混ざって試合前の応援に励むライトのライオンズファン。こちらは博多を中心にラッパが来ています。
試合前の始球式。NPBトーナメントへの出場を目指す女子野球チーム「高知家ガールズ」の左腕が、鋭い球を投げ込みました。
さてさて試合です。ライオンズは昨季まで中継ぎで活躍した平良が先発転向のお試し登板。初回は走者こそ出すものの失点は許しません。
一方のマリーンズは手術からの再起を懸ける種市が先発。こちらも三振の山を築いていきます。
この試合の前半は細かい動きが続きます。2回裏、ライオンズは2死2塁から柘植が1, 2塁間をライナーで破るタイムリーヒットを放ちます。ライトからの返球を受けたキャッチャー佐藤の好送球で柘植は2塁アウトとなりますが、ひとまずライオンズが1点先制です。
この後3回は両チーム無得点。平良も種市も先発としては上々の仕上がりです。続く4回表、ライオンズは2番手に松本を送ります。
すると、マリーンズは1死から安田が3塁打を放つと、続く山本大がセンターからライト方向に流れるフライを放ちます。結果としてセンターが捕球しましたが安田は難なく生還し、マリーンズが同点とします。
さらにマリーンズは5回表、先頭佐藤が歩くと次の池田のゴロの間に二進、そして平沢が二遊間を低い弾道できっちり割ってタイムリー。逆に1点を勝ち越しました。
その裏、マリーンズは9奪三振の種市がここで本日の登板終了、代わって東妻が上がります。
ですが、東妻は制球が定まらず、3四球で1死満塁のピンチを自ら招きます。
ここで攻めたいライオンズでしたが、この後が内野ゴロ続きで結局無得点。マリーンズの1点リードで試合は折り返します。
6回表、マリーンズは2死1塁から福田光が右中間深くに打球を運び、これが3塁打に。マリーンズが点差をさらに広げ、優位に試合を進めます。
その裏、マリーンズは3番手にカスティーヨを送ります。ところが登板前に一塁塁審から何か一言。しぐさから察するに、スピットボールについて注意があったのではないかと思われます。
そんな一幕はありましたが、カスティーヨは三振と内野ゴロで2アウトを奪取。間にヒットも打たれたものの、2死1塁で蛭間を3-2まで追い詰めます。
そんな中、ライトスタンドにレオの姿が。
コロナ禍で制限されてきたファンとの触れ合いが復活しました。ファンと一体となって応援を送ります。
するとここから試合が一転。蛭間が四球を選びとると、チャンステーマ4に押された柘植がライトフェンス直撃の2塁打を飛ばし、一気に同点とします。
さらに、続く川野もセンターオーバーの大飛球。これでライオンズが勝ち越し、川野も3塁を陥れます。
そして1番、表の守備から出場していた川越が1, 2塁間に強い打球を放つと、セカンドがグラブではじいて後ろに逸らし、この間に川野が生還。ライオンズが一挙4得点で試合をひっくり返しました。
ライオンズは2番手松本も3イニングで下がり、続いて黒田が上がります。黒田は階から始まるマリーンズ打線を3人で抑え、試合の流れを渡しません。
そしてラッキー7。レオとライナが再びグランドに登場です。
そして年に1回、2日間だけ、高知は春野でのレオのアクロバットが始まります。
まずは注目を集めておいて、
安定の回りっぷり。
こちらは久々に良いところが撮れて満足です(笑)
というわけで所沢の皆さん、今季も期待して良さそうですよ。
一方の試合はと言うと、マリーンズの4番手に坂本が登場。1四球はあったもののそれ以外はきっちり抑えます。
次の8回表、ライオンズはバッテリーを交代。育成4年目の出井がマウンドを任されます。
そしてキャッチャーは古市。徳島インディゴソックスから入団2年目で、四国お披露目となりました。
注目の育成バッテリーは先頭の茶谷に四球を与えましたが、代打藤岡はライトフライ。続く小川にヒットを許したものの、山本大は5-4-3のメリーゴーラウンドで失点ゼロとしました。
8回裏、マリーンズは2年目廣畑を起用。ルーキーイヤーで30試合に登板した背番号30は先頭の蛭間に打たせておいて後続を3人で処理、番号に恥じない四者凡退を披露します。
そして最終回、ライオンズの締めを担ったのが大曲。2年前には結構炎上しただけに、きな臭い感じも漂います。
ただ、今回の大曲の成績は、三振、内野ゴロ、三振。成長の跡を高知で示して、試合をきっちり終わらせました。
最終スコア。ライオンズが僅かなスキをきっちり衝いて試合をモノにしました。
一方のマリーンズはあと1球からカスティーヨが自滅。スタンドからは椎野四段活用が聞こえてきたのをご報告します。
ライオンズの面々が試合後に整列し、春野にやって来たファンに挨拶。
今年もここから、シーズンの戦いへと発っていきます。