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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

2022よさこい鳴子踊り特別演舞・1日目@旭演舞場

 

 3年ぶりに高知の夏に戻ってきたよさこい鳴子踊り。本祭ではないものの、10日・11日の2日間、12箇所の競演場・演舞場で踊りが繰り広げられます。今日は1日目、まだ行ったことのなかった旭演舞場に行ってみました。

 

 

 新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年、2021年と中止が続いたよさこい祭り。今年2022年は特別演舞という形ですが、3年ぶりに高知の街に鳴子踊りがもんて来ました。

 ところが、祭り当日直前になっての第7波の開始。過去に例を見ない勢いで感染が拡大する中での開催とあって、私もどうするか相当迷いました。

 ただ、当分大学に行く用事もなければ、実習地に行くこともないわけです(ってか、なくなりました……)。万が一があっても、職場に迷惑をかけることはありません。

 それでも自分が感染源になるのはまっぴらごめんですし、医療従事者のご迷惑になるのも避けたいところですが、仮に最悪の事態になったとしても、本当ならとう死んでいるはずが、3年半以上も余計に生きたわけです。文句を言われる筋はありますまい。

 となると、やはり3年ぶりによさこいを体感したい、素直な感情には従うべきところ。そして、どうせなら今まで行ったことのない会場に行こう、というわけで、旭演舞場へと出かけました。

 

 

 会場では検温と消毒が必要になります。当然私も検温は行いました。

 

 

 検温と消毒を済ませると、証明となるリストバンドを渡されます。感染予防のために、自分で腕に巻きつけます。これがあれば、他の会場にも自由に行き来することができます。

 

 

 さらに検温・消毒済の希望者には、こんな団扇ももらえます。声援を送れない代わり、これで応援することになるのです。

 

 

 われわれが訪れたときには、ちょうど高知銀行のチームが踊り始めたところでした。

 

 

 旭演舞場は、イオン高知旭町店(今もサティと言った方が通りが良さそうですが)の駐車スペースを使っています。ここで2周ほど回ってから、退場する形になります。

 

 

 続いては四国銀行のチームです。ってか、同業他社を続けるんだ、という驚きというかなんというか。

 

 

 こちらは正調をベースに、しばてん踊りを加えた、いかにも四銀というトラッドな踊りです。

 

 

 続いて、「5号車共同」という地方車がやって来ました。

 よさこいへの参加チームは踊りの音楽を流す「地方車」を自前で用意する必要があります。ただ、コロナ禍での経済難がのしかかる中、その費用を工面するのは決して簡単ではありません。

 そこで、祭りに参加したいチームに共同の地方車を融通する企画が立ち上がり、今日こうして利用チームが出てきたのです。

 

www.kochinews.co.jp

 

 

 というわけで、ここからは香川から来たチーム「さぬき舞人」(まいびと)の演舞です。

 

 

 2年間の空白を乗り越えて、ようやく高知で踊れた。迎える側の地元民たる身贔屓はあるでしょうが、そういう喜びを感じる踊りでした。

 

 

 続いては「Obirigado 花山海」(はなさんかい)が登場。生演奏というだけでなく、これだけのリズムセクションが集結しています。

 

obrigado-hanasankai.com

 

 

 よさこいでないことはないのですが、流れるのは強烈なサンバのリズム。でも、それがよさこいになるところが、この踊りが持つ懐の深さです。

 

 

 続いては東京の大学生・専門学校生によるよさこいサークル「おどりんちゅ」が登場しました。

 

 

 昨日高知城下で行われた第2回土佐学生よさこい大会には私も一応出掛けたのですが、最後の最後しか見られなかったので写真は撮っていません。ごめんなさい。

 

 

 その次にやってきたのは「国士夢双」。例年はスタンダードな踊りなのですが、ことしは趣向を変えてほたえる(=騒ぐ)のだそうです。

 

 

 ただ、踊り手のノリ以上に衝撃を受けたのがこちら。2代目はりまや橋なのか現在のレプリカなのか、ともあれ欄干のキャラクターです。

 

 そしてその次、3年ぶりに、奴らも帰って来ました。

 

 

 よさこい鳴子踊りの斜め上を走り続けて幾星霜。弊学の九龍城砦高知大学南溟寮です。

 

 

 今年もお馴染みの人にはお馴染みのトラックと生演奏、カオスな仮装で登場です。

 

 

 なぜかいるフレディ・マーキュリー

 ……あの、本人たちも申してましたが、温かい目で見てやってください。教員からもお願いします。

 

 

 気を取り直して続いてやって来たのは、Summer PenguinS。24年連続での出場です。

 

 

 こちらは少人数のアットホームなチーム。正調に続いてブギースタイルの音楽で踊ります。

 

 

 こちらは中四国を中心とするチーム「ほろろ一座」。一転して大所帯の連合体チームです。

 

 

 今回は「おとぎ話」がテーマとのこと。衣装も中世からさらに昔をイメージさせるものになっています。

 

 

 今度は高知の地元チーム。中土佐町から来た「なかとさもん」です。リーダーは既に感慨深くなっているようですが、祭りはこれからで。

 

 

 踊りと並ぶ祭りの花形が、各チームのフラフ(旗)。当然ながら相当な重さになって、旗竿も大きくしなり、旗を自在に操れるようになるには熟練を要します。


 踊りはまだまだ続くのですが、昼下がりでずっと立ち通しとなると流石に疲れてきたので、ここで一旦引っ込んで、本日の続きはテレビ中継に頼ることにしました。
 ただ、2日目も2日目で見に行きます。今から楽しみです。