2019年夏、よさこい祭りです。今年は踊らない代わり、まだ訪れたことのない競演場や演舞場をはしごすることにしました。今回は1日目の風景をいろいろと。
お昼頃に追手筋に着きましたが、こちらはまだ準備中。人通りもまだまだまばらです。
ただ、少し歩いて帯屋町の演舞場に行くと、踊りはもう始まっていました。こちらは四国銀行、65回の出場を誇る老舗のチームです。
今年はカツオ人間も踊ると聞いていたのですが、ここでは確認できず。地方車に乗ってるんでしょうか。
帯屋町演舞場は長い商店街をフルに使っているのですが、途中車通りもあり、本番一日目は信号待ちを余儀なくされます。なので、信号が変わった途端に踊り手さんたちが急いで地方車を追いかける場面もあります。
続いては中央公園競演場。まずはメイン所を攻めていきます。
はたして行ってみると、ステージにいたのは台湾からのゲストでした。新竹縣というところにある小学校の子どもたちが、原住民タイヤル族の踊りを披露するということです。
戦いをイメージしたような踊りに続いて、赤白を基調とした民族衣装を着た女性の踊りが加わってきました。
よさこい祭り本番、多くの競演場・演舞場には審査員がいて、特に優れた踊り手にメダルを授与します。
特に中央公園競演場では、こんな風に、踊っている最中にメダルを貰えるようになっています。ただ気がつけば、このチームは全員1個ずつメダルを貰っていました。
最後に掲げられたのは青天白日旗と日の丸、真ん中はタイヤル族の紋章でしょうか。よさこい踊りの各チームが順番を待つ中、異彩を放つ踊りでした。
今度は帯屋町を東に進みます。ちょうど学生のチームが通りかかるところでした。よさこい祭りには以前から学生主体のチームがいくつも参加していて、今年は本番前日に学生チームだけのステージも開催されました。
こちらは学生団体コンパスによるよさこいチーム「叢雲」。参加4回目ながら100人を超える大所帯になっています。
さて、帯屋町からさらに東へ。はりまや橋競演場にも行きたかったのですが、既に人がいっぱいで入れる状態ではなかったので(苦笑)、別のルートを通ります。
電車道に差し掛かると、今年も花電車がやって来ました。よさこい祭りの風物詩でもあり、趣味上でもかなり貴重な歴史的車両です。
競演場の手前、地方車が列を作って順番を待っています。
地方車の列を横目に見ながら、菜園場競演場にやって来ました。こちらの競演場は、高知に来て5年目にして初訪問です。
競演場のスタート地点辺りは昔ながらの商店街。道路を挟んで歩道がアーケードになっていて、多少は涼めます。ちょうどやって来たのは上總組、埼玉県からのチームです。
日本全国、はては海外からも参加者がやって来るよさこい祭り。炎天下にもかかわらず、ご覧の通り元気そのものの踊りが繰り広げられます。もっとも、埼玉県でも余程の市街地ともなれば、高知よりも暑いかも知れませんが。
各チームが趣向を凝らしたフラフ。毎回のことながら、振り回すだけでも大変なのに、競演場や演舞場によっては電線や看板にも気をつけなければならず、よくできるものだと本当に思います。
商店街を抜けた上總組の一団。ゴールはまだまだ先です。
こちらは「青ノ春」。高知大学卒業生を中心とするチームとのことです。
提灯を持った先導役に踊りの本隊が続きます。ってほとんど写ってませんが(汗)、躍動感は分かっていただけるのではないかと。
体全体を使った振り付け。余談ですが、こういう「伸びた」ポーズが撮れると、こちらも達成感があります。
こちらは大阪からのチーム「夢源風人」。沿道からの応援を受け、勢い良く踊り歩いています。
今度は西に戻って帯屋町演舞場。市内の医療法人による「ちかもり」のチームがやってきました。その節は本当にお世話になりました
地方車に続くのは纏持ち。さらに続いて踊り手たちがやって来ます。
振り付けから鳴子の鳴らし方から、よさこいを踊るのに細かいことはいろいろあります。ただ、何より大事なのは、ご覧の通り楽しく盛り上がることです。
商店街にたなびくフラフ。ここで演舞場の半分に来たか来ないか、踊りはまだまだこれからです。
北に向かって本部追手筋の競演場まで来ました。
が、ここで踊りを見るのは、有料の観覧席でもなければ、観客があまりに多くて結構大変なんですよね。もちろん他でも人だかりはあるのですが、本部だけあって規模が違う。しかもここはスタート地点手前で、踊りそのものを見るには適していません。ひとまず、さらに動くことにしました。
やって来たのは高知城演舞場。本番終了翌日の全国大会でもメイン会場の1つになるところです。ただ演舞の順番は事前に決まっていないのか、エントリー待ちというアナウンスに続いて、市内の観光ガイドで時間を持たせています。
そうするうちにチームが到着。お呼びがかかるのを待っています。
はたして登場したのは、愛知県から来た「鳴子連梵天」。待ってましたとばかり、ステージに飛び出してきます。
舞台上の踊り手はもちろんですが、他では地方車に乗るメンバーが奥でステージを盛り上げているのも、高知城演舞場の見物です。
夕空にはためくフラフ。日が暮れてからも本番一日目の熱気は続きます。