四国アイランドリーグplus、リーグ開幕から3週間遅れで高知ファイティングドッグスのホームゲームが始まりました。まずは愛媛マンダリンパイレーツとの3連戦、2日間で3連戦です。
昨年後期優勝を果たした高知ファイティングドッグス。メンバーの大半は入れ替わりましたが、今季も開幕から前日まで3勝1敗と順調な滑り出しです。
今年は社会人野球の四国大会が高知で行われ、ファイティングドッグスも参戦することから、高知でのホームゲームは後回しに。そして本日4月16日、待望のホーム開幕戦が高知球場でのナイトゲームで行われます。
開幕というので、龍馬像が出ていました。
なお、どこの龍馬像かは分かりません。サイズから言って高知駅前のでないのは確かですが。
球場では今年も選手の幟が林立、と思ったら、ベースボールドッグのゴロウマルとトノの幟もありました。
今年は江本孟紀総監督が開幕前に登場しました。去年一昨年は新型コロナウイルスもあって用心していたそうですが、見た感じお元気そうで何よりです。
開幕ということで、定番の土州焼きニラ玉モッチーズ(500円)。日が陰ると途端に冷くなってくるので、こういうのが有難いところです。
さてスタメンです。高知は今季先発に転じた平間、対する愛媛はご存知正田樹がそれぞれ登板、開幕戦に相応しい対決です。
そして高知のスタメンは、当然ながら去年からガラリと変わっています。また覚えていかないといけません。
今季もベースボールドッグを務めるゴロウマルが登場。昨季はボールを運ぶものの、なかなか帰る素振りを見せなかったのですが、今回はボールを渡すと、早々に戻っていきました。
いよいよ試合開始です。まずは今日も元気な平間が登場。昨季までは絶対的守護神でしたが、NPBのスカウトたちに長いイニングを投げる能力を見せつけるべく、今季はエースとしてマウンドに上がります。
対する愛媛は開幕からまだ勝ち星がない中、こちらもエース正田に試合を託します。
その正田に対し、高知打線が初回から攻勢に出ます。先頭有田、続く西川がヒットで出塁、その後2アウト2, 3塁となったところで、5番山田倫のレフトへのタイムリーで2点を先制します。
3回には1死2塁から愛媛堀川が1, 2塁間を抜くヒットを放ち、2塁走者がホームを狙いますが、有田が狙いすましたレーザービームできっちり刺殺します。
ただ、この後2死1, 2塁とされると、3番仁木にレフト線を破られ、1点を返されます。
3回表終了後、エンターテイナーのあやなさんのコーナー。気がつけば6年目になるんですかね。早いものです……
そして4回表終了後、今年もやります、高いフライをキャッチできたらハイボールが半額になる「ハイボールチャレンジ」。今回は元ファイティングドッグスの村上さんが挑戦します。
で、見事成功。1杯400円のハイボール、同じ値段で2杯貰いました。ま、慣習みたいなものです(笑)
さて、試合は5回に再び動きます。表の攻撃で愛媛が2死2塁とすると、4番大本が放った当たりは右中間を深く破る2塁打。平間が勝ち投手の権利目前で同点とされます。
しかし、高知はすぐさま反撃。先頭の桑原の2塁打から乗田のバントで1死3塁の場面を作り、有田がこの日猛打賞となるタイムリーで再び勝ち越しました。
5回終了後のグランド整備。今回はスポンサーの明神水産さんや県内各自治体提供の大抽選会です。
今年も仕事が始まったベースボールドッグの2頭です。
ちなみに、今回の大抽選会は外れでした(苦)。去年はペットボトルのお茶が2ケース当たったんですが、残念。
高知打線は6回にもチャンスをつかみます。先頭の山田倫の2塁打から再び1死3塁とすると、7番早坂がセカンドの足元を抜くヒットを放って1点を追加します。
そして7回裏、愛媛は正田に代えて2番手に菊田を送ります。
ここで高知は四球とヒットでまたも打者山田倫の前にチャンスを作ります。ここで山田倫は右中間への大きな当たりで走者一掃、さらに送球間のエラーもあって自身も生還し(記録は3塁打)、3得点で愛媛を突き放しました。
8回表、高知はハイクオリティスタートの平間を下げ、谷村を送り込みます。そして谷村は愛媛打線を2三振の三者凡退、10球で片づけます。
一方の愛媛は3番手に小田切を起用。こちらも2三振の三者凡退で抑えます。
そして最終回、マウンドに上がったのは平間に代わる守護神候補の秋田です。
秋田はヒットと死球を与えたものの、失点には結び付けずにゲームセット。高知がホーム初戦を快勝で飾りました。
最終スコア。高知は同点にされる場面こそあったものの、効果的に得点を重ねて終始試合を優位に進めました。
今年初めてのヒーローインタビュー。呼ばれたのは2人です。
まずは好投、今季初勝ち星の平間。
そして打では、猛打賞に4打点2得点と大暴れの山田倫でした。
メンバーがあらかた変わった高知ファイティングドッグス。正直言って不安が先に立っていましたが、この分ならば、どうやら今季も期待できそうです。
ちなみに、公式記録はこうなりました。