4月16日、ついにスタートした中四国女子硬式野球連盟「ルビー・リーグ」。初日第2試合は広島県の企業チーム「はつかいちサンブレイズ」と愛媛県の新田高校との対戦です。
今年発足した中四国女子硬式野球連盟「ルビー・リーグ」。その初めての試合が2022年4月16日、ここ安芸市営球場(タイガース球場)で行われています。記念すべきリーグ第1試合は高知中央高校と室戸高校の試合、経過は下記エントリでご覧ください。
まずはスタメン。新田高校は選手数は十分ながら、指名打者を使っていません。それだけ先発投手二宮の打撃に自信があるということかも知れません。
さて、はつかいちサンブレイズは広島県廿日市市を本拠に、地元企業が中心となって昨年結成されたチームです。ちなみに、廿日市市は「女子野球タウン」にも選ばれているのだとか。
一方の新田高校は男子の野球部がたびたび甲子園に登場していて、その名を聞いたことがある方も多いことでしょう。女子の公式野球部も、2019年の全国大会でベスト16に進んだ経験を持っています。
ちなみに新田高校の監督、試合前練習で選手と走ったり、ベンチからは一番声が出ていたり、なかなか元気な方です。
第2試合の開始前にもボールの贈呈式が行われました。
元広島東洋カープ選手で現在は同球団野球振興課に勤める桒原樹さんから、両チームにボール10ダースが贈呈されます。
続いて記念撮影。こちらも第1試合と同じ流れです。
両チームがベンチ前、審判団がホームベース手前に揃いました。当初予定より数分遅く、試合開始の一礼です。
1回表、サンブレイズの先発磯崎がマウンドに上がりました。
磯崎は高校、プロ、クラブ・企業から日本代表まで経験豊富な右腕。初回は新田打線を難なく三者凡退に片づけます。
その裏、新田高校の先発二宮が登板します。こちらはライトの好捕や内野の併殺プレーと守備に後押しされ、結果3人で初回を抑えます。
直後の2回、新田は1死から5番二宮が二塁打を放つも後が続かず。すると2回裏、サンブレイズは先頭の田中が四球、御山がヒットでチャンスを作ります。その後こちらも2死に追い込まれますが、8番森田がレフト線へのタイムリー、先制に成功します。
サンブレイズは続く3回裏にも2死2塁から4番田中のレフトライン寄りのタイムリーで1点を追加。
4回には2死1塁から9番國場が左中間を深々と破る当たりを放ちます。浅めの守備だったレフトとセンターが打球を追いかける間に、1塁走者に続いて國場も生還、サンブレイズがさらに2点を加えました。
公式記録を見ていないのですが、ランニングホームランで間違いないでしょう。外野守備が基本浅い女子野球ならではのシーンと言えそうです。
5回はお互い走者を出しながら無得点。6回表の攻撃が三凡で終わったところで、新田は二番手投手に渡辺を起用します。
そしてこの回、サンブレイズは四死球にヒットを加え、1死満塁の絶好の場面を作ります。これに対し、新田は渡辺に代えて河野をマウンドに送ります。
ここでサンブレイズは3番村松がサード強襲(エラーではなさそう)のタイムリー、5点目を奪います。さらに、4番田中が右中間に2塁打を放って走者一掃、リードを8点に広げました。
そしてこの時点で勝負あり。6回コールドで、はつかいちサンブレイズの勝利が決まりました。
最終スコア。なのですが、サンブレイズの4回までの得点はすべて2死から。終盤戦でこそ新田を突き放しましたが、それまでは微差が積み重なった試合でした。
この後は第3試合、高知中央高校対愛媛県のクラブチーム「マドンナ松山」の試合だったのですが、観ていたら夜の部に間に合わないので、ここで移動することにしました。
ルビー・リーグ、前半戦では今日が高知県内での唯一の開催日。ただ、こうなると後半戦の開催も期待したくなるものです。