今季ホーム2試合ともに引き分け、そろそろ勝ちが欲しい高知ユナイテッドSC。ところが3試合目はご存知「門番」、優勝候補筆頭の企業チーム最強Honda FC。勝てるどころか、昨季アウェー戦のような大敗の恐れすら漂います……
今回のボードは4月生まれの選手紹介だそうです。
今日の今日まで知らなかったのですが、ベラフィはご母堂が日本人だったんですね。そりゃチームメイトとのコミュニケーションも難なく取れている(ようにしか見えない)わけです。
その上にはスタグル・グッズ販売の配置図がありました。さらに見れば入場口からトイレの場所も示してあります。
こういう案内はいいですね!次回以降もぜひ続けていただき、存在を多くの人に知ってもらって、迷ってる人がいたら「ボードを見たらいいですよ」と教えてあげられるようになったらパーフェクトです。
そのスタグル、本日は定番で攻めたいと思います。まずは県内イベントに必ずと言っていいほど現れる、しまんと豚さんの豚はらみ串。
そしてこちらも毎回おいでてくださるネクストイノベーションさん。前回は肉巻きおにぎりでしたが、今回は串にします。いろいろ考えましたが、ボリューム感とバラエティの観点から、今回は揚げたこ焼き串に決定です。
かくて聖剣二刀流完成(笑)
これから冷たい飲み物と一緒に、串が捗る季節になっていきます。
とは言うものの、メインはやはりサッカーです。現実を見ましょう(苦)
アウェーゴール裏にはHondaサポが集結。団幕から何から規模が違います。更にはサポの太鼓やシンバルの音も協力に通っていて、見た目からも音からも感じる強い圧にこの時点で押され気味です……
さて、そんな中でメンバー発表です。Honda FCは電光掲示板にて。
続いてリザーヴのメンバーです。
一方の高知ユナイテッドSCについては、例によって公式twitterにて。
🔥スタメン発表🔥
— 高知ユナイテッドSC (@kochi_United) 2022年4月10日
GK 1タンドゥ
DF
3藤崎 4岡田亮太 5饗庭
MF
6田尻 7樋口 8西村勇太 13金井 16稲積 28山田
FW
11西村光司
🏆#JFL 5節
🆚#HondaFC
⌚️13:00
🏟 春野陸上競技場
📲LIVE配信✨https://t.co/UFH9IHcX5l
presents by 動画工房 Storyhttps://t.co/gwTowsDtYi#高知ユナイテッドSC pic.twitter.com/buVaEivdNR
🔥sub🔥
— 高知ユナイテッドSC (@kochi_United) 2022年4月10日
GK 30井上
DF 21深井
MF 14栗原 17田中 18ユ ヨンヒョン 20廣岡
FW 9赤星
🏆#JFL 5節
🆚#HondaFC
⌚️13:00
🏟 春野陸上競技場
📲LIVE配信✨https://t.co/UFH9IGVlGL
presents by 動画工房 Storyhttps://t.co/gwTowslSzI#高知ユナイテッドSC pic.twitter.com/l6zkUS0BGL
正直言って3バックは意外でした。相手が相手なので5バックでも不思議はないぐらいですし。分厚いMFから守備的な選手も出てくるのでしょうが……
高知市岡崎市長の挨拶。簡潔で良かったです。試合前で気持ちを締めにかからないといけないので、だらっとした話は禁物ですよね。
両チームの選手が入場してきました。
そしてこの試合でHonda FCのGK楠本がJFL100試合出場達成とのこと。おめでとうございます!
前半はHondaのキックオフ。しかも風上から攻められるので、とてもじゃないけど凌ぎきれるのか、恐怖が湧いてきます。
ところが、高知はディフェンシヴに戦うどころか、Hondaを相手に攻めかかります。6分の7番樋口のシュートを皮切りに、11番西村光司も再三ゴールを狙います。
当然Hondaも激しい攻めを見せるので、ピッチ内は徐々にヒートアップ。前半35分には高知6番田尻とHonda17番草刈が衝突する場面もありましたが、お互い大事には至りませんでした。
前半終了間際にもゴール前にボールが渡るかという場面がありましたが、惜しくもオフサイド。
結局前半は0-0。ところがご覧の通り、Hondaのエリア内で終了しています。高知、攻めています。
去年までなら押されていたり、そうでなくてもボール支配は許していたところですが、どうも何かが違うぞ、そんな驚きが出てきます。否が応にも後半に期待したくなるところです。
そして後半は高知のキックオフで始まります。ここからも高知の攻撃は続きます。
54分にはロングパスがゴール前で待っていた8番西村勇太に渡る決定機をつかみますが、ここでシュートは惜しくもバーに阻まれます。
すると、Hondaは59分に一挙3人を交代、攻撃のカードを投入します。
一方の高知は67分の2人交代で、20番MF廣岡が13番MF金井に代わって登場。ホーム戦初出場を果たします。ちなみにもう1組の交代は、この日MF登録の8番西村勇からFW9番赤星。高知も攻撃に傾きます。
しかし、お互いに攻め続ける中で、先に結果を出したのはHondaでした。78分、高知ゴールエリアでの競り合いからいったんボールを下げると、7番松本のミドルがゴールに刺さります。
さらに、88分にはベラフィのクリアボールがゴール正面でHonda10番富田に渡るミスが発生。これには成す術がなく、そのまま富田が得点。痛恨の2点目を献上してしまいました。
高知は何とか点を返そうとしますが、Hondaの守備の前にシュートの態勢が作れず、そのまま試合終了。0-2で今季初黒星となりました。
最終結果。当初予想よりはマシなものの、この試合展開からすれば、正直言って相応しくないスコアです。
今季から始まった、試合後の選手挨拶です。
この試合でキャプテンを務めた田尻が挨拶。ちなみに、今季の高知はキャプテンを固定していません。
先に書いた話にも似てきますが、強豪Hondaが相手なだけに、今回はワンサイドゲームもあり得ると思ってました。良くても、終始押される展開ぐらいだろうと。
しかし、試合を通じて高知の選手たちは一貫して攻め続けました。得点や試合結果に結びつけられなかった反省点はあるものの、果敢に攻撃する姿勢は、チーム力の差を前提とする戦い方とはまるで異なるものでした。
ただ考えてみれば、4位以内に入るという目標を掲げるチームが、二ケタ順位のチームのような戦略をとってはいけないのです。加えて言えば、この試合、ディフェンシヴに戦っていたら、かえって酷い結果になっていたのではないかとすら思います。
どうやら今季の高知は、相手がどこであれ、「弱者」として臨んではいけないようです。流石に天皇杯でJ1やJ2のチームとあたるとなったら話は別ですが、少なくともJFLでは強くあろうとしなければならないようです。
そうだとすれば、サポーターも含めて、「弱者」としての思考や態度は捨てなければなりません。ホンモノの強いチームになるには、まだまだクリアすべき課題はあるでしょうが、Jリーグ入りを実現できる「強者」たらんとするメンタリティ、さらにはマインドセットは、今のうちから備えていかないといけないと思うところです。