4連勝で首位をひた走る高知ユナイテッドSC。今回は春野球技場でブリオベッカ浦安との対戦です。昨季は2位フィニッシュ、今季も目下3連勝中の相手を停められるか?
今回のウェルカムボード。「あっさり君」が気になったので調べてみたら、やはりというかなんというか、浦安市のキャラクターでした。
ちなみにクラブのマスコットは「舞田べか彦」さんだそうです。
マスコットと言えば、今日もわんピーが来ていました。
気温はまだしもとにかく湿気がきつい中、本当にお疲れ様です。ところで高知のクラブマスコットはまだできませんか
昨夜は本降りの雨、この日もいつ降り出すか分からない空模様ですが、それでも水撒きはします。陸上競技場も球技場も相当な水はけなんですね。夏場でも芝が枯れているのはほとんど見ませんし、整備に関してはJFLでもトップクラスでは。
今回のお昼ご飯は久々にたこ焼きにしました。この日はシャトルバスで来たので、躊躇なく昼呑みができます(笑)
たこ焼き8個600円。この日は客足が良かったのか、作ったそばから売れていく感じで、こちらも出来たて。持っていて熱いです。
さて今回対戦するブリオベッカ浦安、私が観るのは初めてなので簡単にクラブについて。
ブリオベッカ浦安は1989年にジュニアサッカークラブとして誕生、今回対戦するトップチームができたのは2000年のことだそうです。2015年に地域サッカーリーグ決勝大会(現全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)準優勝でJFL昇格も、2017年に降格。しかし2022年の全国地域サッカーチャンピオンズリーグで優勝して、2023年シーズンのJFL復帰を果たしました。
その2023年シーズンは開幕で出遅れるも立て直し、驚異のチャージで2位に入りました。ただクラブの泣き所が本拠地スタジアム。市内の陸上競技場にはクラブ名を冠してもらっているものの、こちらが人工芝。これがJリーグ入りの障害になっています。そればかりか、人工芝ではJFLの試合すら開催できず、主催試合は千葉県内各地で行っています。ちなみに高知の浦安アウェー戦については、本エントリ執筆時点で日時未定です。
選手入場。この天気なので客足が不安でしたが、試合が近づいてみたら、前回のマルヤス岡崎戦並にスタンドが埋まっています。
なお、本日のメンバーは下記の通りです。ベンチ入りメンバーの旧ツイートがないなと思ったら、下に書いていましたね(汗
■メンバー
— 高知ユナイテッドSC (@kochi_United) 2024年6月30日
🏆第26回日本フットボールリーグ(JFL) 第14節⚽️
高知ユナイテッドSC vs ブリオベッカ浦安
🗓️6/30(日)
⌚️14:00 KO
🏟️春野球技場
ライブ配信はhttps://t.co/nVRf3S64cP#高知からJへ#高知ユナイテッドSC#JFL#ブリオベッカ浦安 pic.twitter.com/Nstb2eY1Rb
JFL第14節 STARTING MEMBERS
— ブリオベッカ浦安【公式】 (@briobecca) 2024年6月30日
全員!全力!最後まで‼︎
勝利をお届けできるよう頑張ります!!
🕒6月30日(日) 14:00キックオフ
🆚#高知ユナイテッドSC
🏟# 高知県立春野総合運動公園球技場
チーム一丸となって戦う選手へ熱い応援をお願いいたします#ブリオベッカ浦安 #ブリオベッカ #浦安 #JFL pic.twitter.com/GAqaF7CyX2
前半は高知が風下の南側に陣取り、浦安のキックオフで始まります。
すると浦安は1分も経たないうちに中央からシュートを仕掛けると、2分にはコーナーキックを獲得と攻め立てます。高知も反撃を試みますが、浦安のスピードと当たりの強さに手こずります。ゴールキックや長めのパスもことごとく浦安に奪われ、なかなかボールをつなげません。
そこからも浦安ペースで試合が進みますが、高知も決定機まではなかなか作らせず、0-0で飲水タイムになりました。
連勝は続けているものの、前半は必ずしも優勢というわけではない高知。逆に考えれば失点ゼロなら大丈夫だろうとは思うものの、観ている分には不安です。
試合再開後も浦安が攻勢を続けますが、シュートにはなかなか持ち込めず。高知も高知で守るのに手一杯な感があり、結局前半はスコアレスで終わります。
ハーフタイム、山本社長のご挨拶。次回8月31日(土)は春野陸上競技場で18時キックオフのナイトゲーム、関係各所のご協力を得てアトラクションを多数行い、5000~10000人の動員を目指すと宣言しました。
悲願のJリーグ入りにあと2万人超の入場者数が必要な現実があるわけですし、今後を考えれば大量の入場者への対応も経験しておいた方が良いでしょう。なので、最大1万人と言わず、5ケタの入場者数を目指し、想定しておきたいところです。まぁ私は学会報告で行けないのですが
後半は高知キックオフ。高知はFW11番小林をFW9番新谷に代えて臨みます。風上にエンドが変わって流れも変わるかと思いましたが、そう甘くはありません。相変わらず浦安がボールを支配で高知が防戦、その割に得点機がなかなかない流れが続きます。
ただ、後半に入って浦安のファウルが目につくようになり、高知がセットプレーに活路を見出せそうな感じもしてきました。73分にはMF7番樋口に代えてMF13番金原、FW18番東家に代えてFW29番内田を投入しますが、試合は動かないままで、後半の飲水タイムも0-0で迎えます。
再開後も似たような展開がしばらく続きます。しかし、次第に高知がボールを保持する場面が増えていきます。カウンターの攻めも見られるようになり、ようやく流れが変わる可能性がちらついてきました。
すると83分(手元計時)、高知は右へ一気に攻め上がったところからクロスを放つと、エリアでボールを受けようとした9番新谷に浦安が痛恨のファウル。これで高知がPKの大チャンスを手にします。
そして85分、新谷がPKをゴール右隅にきっちり決めました!浦安の攻めに苦慮を続けた高知がこれで先制です。
逆に攻め続けながらビハインドを負うことになった浦安は、ここから攻勢をさらに強めます。これに防戦一方の高知は90+1分、DF16番上月をDF17番橋本、MF15番宇田をMF22番横竹に代えて逃げ切り体制を築きます。
そしてアディショナルタイム4分の間を高知が何とか凌ぎ切り、1-0でフルタイム。最後まで速攻を続けた浦安快速を停めた高知ユナイテッドSC、これで5連勝です!
試合後、バックスタンドまで挨拶に訪れた高知の面々。他の試合の結果によって2位がティアモ枚方から栃木シティに入れ替わり、2位との勝ち点差は10に拡がりました。
この日の入場者数は1528人。Jリーグ入りに向けて、あと必要な入場者数は20070人となりました(公式サイト調べ)。9月15日の試合が春野球技場から陸上競技場に変わったこともあり、目標達成が現実味を帯びてきています。とはいえ、今季2000人超を達成した試合はまだなく、実際にどこまでの動員ができるかは未知数。まずは8月31日に最低でも5000人の観客が集められるか、クラブの手腕が問われることになります。
そして、念願のJリーグ入りを果たした場合、春野球技場での試合はできなくなります。つまり、この試合が高知ユナイテッドSCにとって、球技場での最後の試合となる可能性があるのです。
2016年のクラブ結成以来、春野球技場には何度となく足を運んできました。それだけに、球技場には思い出もありますし、ピッチへの近さといい、芝のメンテナンスといい、収容者数を除けば本当に良いスタジアムだと思っています。
この際、春野球技場を大改築して、J2かせめてJ3の試合ぐらいは開催できる専スタにできはしないか、と本気で考えていたりはします。