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地域系学部というのに加わった大学教員による高知発モンゴル発のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

【地域実習振り返りレポート・2021年10月】実習復活!まずは動き回るところから

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 高知県内でも猛威を振るった第5波が急速に収まったことで、授業等の制限措置も大幅に緩和。健康管理やマメな検査等、気をつけながらではありますが、ようやく実習が再開できました。というわけで、久々のマトモなレポートです。

 

 

 まずは学期開始早々の5日。当方が担当する黒潮町佐賀北部地域の市野瀬集落で、いつもお世話になっている方の棚田を最初に訪れました。

 

 

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 この「ログインまたは登録してください」って一律の味気ない見出し、なんちゃならんろうかねぇ……

 実習の制限がかかる直前の5月の実習で訪問したところなのですが、その時は特にお手伝いできることもなかったのですが、今回は収穫の時期とのことで、稲刈りができればと思っていたところです。ちなみに5月の実習については学部公式より。

 

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 ですが、行ってみると棚田はトップ画像の通り。天気が良かったので早々に刈り取ってしまわれたそうです。一方で、他にサツマイモやリュウキュウ(ハスイモ)等が残っていたので、そちらを収穫することにしました。

 お手伝いになったかどうかは不明ですが、4ヶ月以上の間、学生も教員も行き来ができない中で、何かと心配してご支援していただけたので、直接お礼ができたことは良かったと思っています。

 この後、他の集落での稲刈り(こちらは間に合いました)、現地でお世話になっている方々と2学期からの実習について意見交換、拳ノ川小学校で子どもたちと本当に久々に再開、等々、細かいことではありますが、まずはリスタート一歩目を無事に繰り出すことができました。

 

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佐賀北部小黒ノ川集落。国道56線で何度となく通過したのだが歩くのは初めて)

 

 翌週12日。この日からは2年生と3年生が分かれて動くことが多くなります。私は2年生に同行しました(引率ではない)。

 

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 去年からのCOVID-19の煽りをまともに受けた2年生。どうしても現地を訪れた回数が少ない中で、これまで行ったことのない集落もあるわけで、今回はそのような集落を歩いてみることになりました。他には、さまざまな集落の方から、集落の中で特におすすめの風景を教えてもらい、撮影してみるというのも、目的のひとつです。

 ただ、これが簡単ではありません。お話を聞いてみても、たいていは「なんちゃない」「ただの田舎やき」というような答えが返ってくることになります。

 もっとも、田舎でなくても自分が暮らす地域について、「いつの時期のどこそこがおすすめ」と言える人は意外と少ない気もします。皆さん、いかがでしょうか?この辺は田舎だからというのはあんまり関係なかろうと思っています。

 ともあれ、にべもない答えが相次ぐと、聞きたい側としては困ったことになります。なので、本来なら聞き方を工夫するとか、自分たちで細かく調べておくとか、対処を考えておくのが必要なように思えることでしょう。

 しかし実のところ、同行していた教員はというと、分かっていながら事前に助言もせずに放っておくことにしていました。あえて学生に問いかけさせたわけです。

 というのも、地域の方々みんながみんな、自分の地域にさしたる見所がないと思っているとは限りません。中にはとっておきの場所を教えてくれる人がいても不思議はないわけで、その可能性を消すのは勿体ない話です。

 ただそれ以上に、求める答えが返ってこなかった時に、さぁどうしようか、自力で考えて決める過程を通ってもらうことの方が、こちらで先回りしてしつらえたルートを通らせることよりも、よっぽど大事なためです。

 地域での活動や企画であれ何であれ、予想外の状況に直面して、その状況から抜け出すために、解決すべき課題を特定し、対策を自分たちで編み出す。これこそ学生たちに経験してほしいプロセスなのです。

 今回の経験は、言うほど大袈裟なものではありませんが、それでもこのプロセスの一種と言えることは言えるでしょう。この経験から、学生たちがどういう答えを出すのか、楽しみに待っているところです。

 もっともこの辺、学生からしたら教員の意地悪と思うこともありそうなので、あまり大っぴらには言えない話ですが。まぁここで書く分にはバレないでしょうし(笑)

 

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(鈴集落。小さな漁港の先はいきなり太平洋)

 

 19日も2年生に同行です。この日は前回に続いて集落巡りからはじまり、現4年生がお世話になってきたあったかふれあいセンターこぶしで利用者さんたちにご挨拶、さらに小学校を訪問する3年生に合流し、企画についての打ち合わせを行いました。

 

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 FBの投稿は2年生と3年生に分かれたものになっています。

 

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 鈴集落では旧知の方々と偶然会うことができ、行ってみると良い場所を教えてもらうことができました。こういうこともあるから、教員が変に決めつけて先回りするのは考えものなのです。

 そして、この3回の実習を経て、2年生の現地での取り組みに独自色がだいぶ出てきた気もします。それまでは3年生について行くところが多く、もちろん現時点でも協力すべきいところは一緒に取り組むとして、自分たちの目的のために、目標を決めて動く部分が大きくなってきました。その目的が何なのかは、いずれご紹介できるかなと思いますが。

 ともあれ、感染状況が本当に久しぶりに落ち着いた中で、当方担当の10月実習は無事終了。第6波が心配ですが、というか心配だからこそ、11月以降、現地でできるうちにできることをどんどん進めて行かないといけません。また忙しくなります。