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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

【地域実習振り返りレポート・2020年11月】今月は子どもからお年寄りまで!

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 先月とは一転して、今月は地域実習が盛りだくさんでした。回数も多ければ、内容もさまざまです。というわけで、2020年11月を振り返ります。

 

 

 まずは6日、桂浜へと撮影に出掛けました。あったかふれあいセンターこぶしでのオンライン交流会に向けて、当日センター利用者の皆さんに見ていただく動画を作成するためです。

 

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 県外の方にはイメージしづらいかも知れませんが、高知県内の移動って楽じゃないんですよ。黒潮町から高知市、どうやったって1時間よりもかかります。

 まして高齢者の方からすれば、高知市に行くのは大きな病院を受診するぐらい、観光地などなかなか行けるものではありません。

 そういうわけで、今回は桂浜でさまざまな動画・画像を撮影して、ご覧いただければということになったのでした。

 で、その翌日には黒潮町での実習です。

 

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 そろそろ正月飾りの準備を始める時期です。そのためには稲わらが不可欠です。地域の方のご好意で稲わら自体は頂けたので、正月飾りに加工できるよう整えないといけません。

 そういうわけで、この日は稲わらの根元についている皮を剥ぐ作業を行うことになりました。1, 2, 3年生がほぼ総出の作業です。おかげでコンテナ2つ分のわらの袴取りがこの日のうちに終わりました。

 そして翌日も学外での活動です。学生は入れ替わりますが、私にとっては3日連続ですorz

 

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 黒潮町で毎月第2日曜日に行われる「海辺の日曜市」。今回は利用者の皆さんを対象に、学生が聞き取り調査を実施しました。

 調査を認めてもらうのは簡単なものではありません。対象者には直接のメリットがなかなかないですし、下手をすると負担の方が大きいです。

 まして利用者対象の調査です。本来なら断られても文句が言えないところ、文字通りご快諾いただきました。本当にありがたいことです。あらためてお礼申し上げます。

 翌週は13日に集落活動センター佐賀北部に赴きました。地域で作られてきたお茶を使ったお菓子を作り、商品化していこうという企画についての話し合いです。

 

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  試作品を集落活動センター佐賀北部の方にも食べていただき、幸いにもご好評を頂きました。一方で改良が必要なところも見つかりましたが、商品化に向けて大きな前進です。

 そして翌日の土曜日も実習です。この日は地域の小学校で、毎年恒例の収穫祭が行われます。

 われわれもかねてから参加させていただき、実習での取り組みについて報告しています。今回もお時間とスペースを頂いて、報告させていただきました。

 

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 例年なら餅つきや昼食会を行うところですが、COVID-19の影響で断念。ただ、児童たちの学習報告、さらに歌と演奏の披露はありました。

 驚いたのが、低学年の子どもたちも含めて、Microsoft PowerPointを使っていたこと。私が初めて触れたのは20代後半のことです。

 というか、自分が子どもの頃にPowerPointがあったとして、はたしてマトモに扱えていたかどうか。ただただ隔世の感を強く受けた次第です。

 続いては20日、先にお話しした桂浜の動画、あったかの皆さんにご覧いただきました。

 

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 同じ高知県、しかも有名どころとは言え、なかなか行けない観光地。少しでも感じを味わってもらえていれば嬉しいことです。

 ただ動画の中で、こちらは桂浜水族館のマスコット、一方こちらは地域協働学部のマスコットというので私が紹介されたのは、流石にヲイヲイと思いましたがw

 そして最後は27日、お菓子の試食会拡大版です。

 

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 今回は種類を増やすことができたのですが、食感には不安のある出来になってしまいました。その辺も忌憚なくご意見いただき、販売に向けてさらに改善していこう、ということになりました。

 学生にとっては悔いの残る機会になりましたが、うまくいかない方法をみつけるのも大事な発見です。アドバイスも頂けたので、次で挽回してもらいましょう。

 以上、駆け足で11月実習についてご覧いただきました。バタバタした感じがあるかも知れませんが、実際教員の側はバタバタでして、その辺をあえて実感していただければ幸いです。

 COVID-19の不安は高まるばかりですが、来月も大事な実習の機会が続きます。そして2学期も折り返しの時期となり、3年生にとっては、実習期間の終結も近づいてきました。学生も地域の皆さんも、一緒に笑って大団円を迎えらえるよう、こちらも気を引き締めてかからないといけません。