地域実習振り返りレポート、2021年11月版をお送りします。今月は秋ならではの収穫がメインでした。
新型コロナウイルスの新規判明がパタリと止まった高知県。そのおかげで、高知大学地域協働学部佐賀北部班は今月も実習活動をフルに行うことができました。というわけで、地域実習振り返りレポート、2021年11月版をお送りします。
今月のメインは何と言っても秋の恵みの収穫作業です。まずは2日、集落活動センター佐賀北部が栽培するゆずの収穫と搾汁を体験させていただきました。学生にとっては初めての体験です。さらに他の集落に出かけて、しょうがの収穫にも加わる学生もいました。
ゆずとしょうがに続いては、自然薯の収穫です。まずは地域の方のご案内で集落から山に入り、自然薯の植わっているところに目星をつけ、続いて小学校の子どもたちも加わり、掘り出しにかかりました。
自然薯は地中深くに生えていて、かつ岩があるところでは曲がっていたりして、掘り出すのは骨が折れます(関東だとそんなことはなくて楽に掘れると聞いたのですが……)。
もっとも、私は自然薯を探せといわれても無理ですし、掘るのも学生や児童が主になるので、そうなれば特にできることもなく、とりあえず斜面での収穫作業になるので、危なくないかを見ているだけ、というのが実情でした。
自然薯の収穫作業の翌日は、小学校での課外活動です。この日は2年生が初めて企画を担当、クイズ大会を行いました。
この週はさらに土曜日にも実習が組まれました。この日は小学校の収穫祭・発表会が組まれていたので、学生が参加して日頃の実習活動について報告を行いました。
例年ならば、学外の方々を相手に発表する場が既にいくつもあって、たいていの学生は場慣れした状態で乗り込むことができたのですが、言うまでもなくコロナ禍で大学への往来が制限される中、学外どころか学内での報告機会すら十分に得られませんでした。学生からすれば、かなりの不利を背負って当日に臨んだことになります。
ただそれだけに、今回の報告で得た感触や、学んだ改善点は貴重なものです。これから実習だけではなく、学内外での報告会等の発信の機会も徐々に復活していくはずで、それらの機会に今回の経験を活かしてもらえればと思っているところです。
……と、偉そうなことを書きましたが、実のところ今月はいつにも増して、私が手を貸したところ、というか貸せるところはほぼありませんでした。教員とは言いつつ、往復の引率を除けば実態はコバンザメのようなものです。
そんなわけで、実のところこのレポートを書くのも憚られる気持ちがないではなかったのですが、他方では学生にレポートや提出物、資料作成を課すだけ課しておいて、自分が何もしないのも気が引ける、というのも正直な気持ちです。ひとまず、今月の活動につきましては、この通りまとめておきます。