今月は学内での大掛かりな実習成果報告会もありました。普段は学外での実習のみレポートしていますが、せっかくなので今回は報告会の模様も取り上げたいと思います。
高知大学地域協働学部は「地域協働教育推進会議」のバックアップで学部教育を進めています。そして、普段のご支援に対して、その成果を伝えるべく、毎年第2学期の終わりに学習成果報告会を行っています。
この報告会ですが、昨年から学生主導で企画運営を行う形にシフトしました。この形で2年目となる今年は「チキョフェス2019」として開催。より自由度を高くして、学生の学びや取り組みをよりリアルに伝えられるようになりました。会の模様については、まずは例によって学部公式のページからご覧ください。
で、肝心の今月の地域実習はどうだったかというと、実は本学では第2学期は1月末に終了、2月初頭は試験期間、その後は集中講義期間に続いて春休みなので、実習授業を構える必要はありません。今学期の成績のことだけを考えれば、学生もわざわざ出かける必要はありません。
ただ、それでも現地に行くのが本学の学生と教員ながですよね。回数としては少ないのですが、今月は19日に集落活動センター佐賀北部で行われたパッチワーク教室に参加、26日には地域の方々への聞き取りや、今後の企画実施への打ち合わせに行ってきました。
パッチワーク教室は本学学生からの働きかけもあって開催されるようになり、3月からは定期的に開催するようになりました。今回はお誘いがあって学生ともども参加させていただき、私も人生初で挑戦したのですが、自他ともに認める不器用者のやることです(汗)。今回はだいぶ作業が残ったまま終了時間となってしまいましたが、何とか完成はさせたいものです。
一方の26日は、佐賀北部の農家さんからの聞き取り、小学校との打ち合わせを学生が分かれて行っていきました。私は都合上、小学校との打ち合わせに参加させていただきました。こちらは当方担当の2年生よりも1年生がメインで、来月初頭に実施予定の企画に関して協議。一方の2年生からは新年度からの動きについて相談させていただきました。ただ……
小学校との、という時点で嫌な予感がした方もいらっしゃるかと思います。多分に漏れず、高知県内の小中高も休業の流れには勝てませんでした。本来なら来週に1年生が小学校での企画を実施するところ、中止に追い込まれたところです。懸命になって準備していたのは分かるので、私もただただ悲しく、悔しい思いです。
とはいえ、いつまでもこのような状態が続くわけはありません。感染拡大が止まらないとしても、それなりの対処法は出てくることでしょう。今はその時に備えて、われわれが誰に対して、何ができるのかを考える時期だと思うようにします。
暗い話になりました。気分を変えて、報告会の模様を少しですが、皆様にもご覧いただければと思います。
これまでの報告会はプレゼンテーションやポスター報告が主だったのですが、今回佐賀北部班ではポスターに加えて試食品の提供企画を行いました。
まずは、これまでもご紹介した佐賀北部のおかずみそ「鯖ねぇ」を使い、地元のお米で作った混ぜご飯をご提供。案内にもある通り、ふるさと納税でも入手できますので、下にリンクを貼っておきます。
試食品もう一つは、綿菓子に佐賀北部のゆずのピールを細かく切ってトッピングしたものです。と言ってもイメージしづらいかも知れませんが、
こんな感じで学生が作りました。綿菓子作りはみんな初挑戦で四苦八苦しましたがとりあえずモノはできました。
こちらは混ぜご飯。おにぎりを提供することも考えたのですが、何分手間がかかり過ぎます。他の予定もあって提供時間は非常に限られたのですが、それでも無事配り終えることができました。
ただし、試食品の提供は我々だけが行っていたわけではありません。こちらは2年生で大豊町・本山町メインで活動している学生が、本格販売を控えて作ったグラタンの試食品です。
そしてこちらは土佐佐賀産直出荷組合に入っている1年生による、きびなごフィレの試食です。いきなりきびなごフィレと言われてもイメージが湧きにくいかも知れませんが、こんなものです↓
そして、こちらの報告会は地域協働教育推進会議が構えたものです。本エントリをご覧になって、少しでも関心を持っていただいた方、ただいま新規入会募集中ですので、下記リンク先をまずはご覧くださいね。