水族館と言えば大プールです。大小さまざまな魚が多数泳ぐ大プールです。旧校舎を利用した展示に続いて、むろと廃校水族館が誇る大プールを見に行きます。
これが大プールです。もうお分かりですね。かつての小学校のプールを再利用したものです。
25メートルプールでさまざまな魚が泳ぐ一方で、屋根を架す工事の最中でした。これから暑くなりますし、来場者にとっても魚にとっても日刺し(!)を避ける場所は絶対に必要です。
プールからウミガメが顔を出してきました。この間は休校続きで、来る人間と言えば飼育員だったんでしょうが、エサは持ってないよ。ごめんね。
プールに降りてきました。
旧校舎を見てみます。市街地でもないのに、3階建ての校舎はそうそうないはずです。往時の賑わいがしのばれます。
近くにシュモクザメがやって来ました。独特の頭の形状から、掃除機ハンマーヘッドとも呼ばれるようです。
あちらこちらへとシュモクザメが泳ぐの後を、コバンザメが必死についていっています。コバンザメ、完全に翻弄されています。というか、自分から翻弄されに行ってないかという気も。
トビウオもいましたが、飛ばずに休んでます。病気なようには思えませんし、特に危険もないのでしょう。平和です。
プールにはウツボまでいました。くねくねと泳ぐのは良いのですが、パイプも配管も何もない中で、どうやって休むのかが素朴な疑問です。
一通り見て回った後で、売店に行きます。ここではブリくじ、サバくじが引けて、それぞれブリとサバの大小のぬいぐるみが空くじなしで当たります。
勢い込んでくじを引いてみたところ、今回は末等でした。ただ、その後シュモクザメのシュモくじもできたというので、こちらではぜひ特等を当てたいものです。
まだゆっくりできれば良かったのですが、翌日の仕事もあるので、水族館を後にします。高知市内から日帰りはできなくないですが、やはりちょっと落ち着きませんね。
水族館から国道への突き当りでは、左は徳島の日和佐、右は桂浜への案内が出ています。
ようやくロックダウンモードは解かれたものの、まだ本格的な観光業再開には程遠い高知県。とはいえ、感染再拡大がなければ、徐々に往来は戻ってくるでしょう。
特にこの辺りは、阿佐海岸鉄道によるDMV(デュアル・モード・ビークル)の運転も予定されています。軌道による鉄道と道路の双方を走る世界初のシステムは、それ自体が観光の目玉になることが期待されます。ってか私が乗りたい。
かたや感染の広がりに警戒しつつ、こなた観光をはじめ県内経済の復旧も急がないといけない。私自身も常にジレンマを感じたり、矛盾する考えを同時に抱いたりするところですが、その中で最適解を考えていかないといけないところです。