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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

佐賀北部地域でほぼ連続学外実習(2019.6.19. & 21.地域実習振り返りレポート・第4期佐賀北部班)

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 高知大学地域協働学部第4期佐賀北部班、6月半ばには立て続けに2回現地に行ってきました。だんだんペースが上がってきています。

 

 

 今回は6月19日と21日、黒潮町佐賀北部地区にお邪魔した時のお話です。2回とも、メインは今後の企画や地域イベント実施に向けての話し合いや打ち合わせになります。このほど学部ウェブサイトからもレポートが出ています。

 

www.kochi-u.ac.jp

www.kochi-u.ac.jp

 

 地域に何度も通って状況を見ていくと、それまで想定していた状況と現実が違うことがままあります。また、まったく予想していなかった事実が出てくることも当然あって、そうなると以前の認識を修正することを迫られます。

 ただ、それだけならいいのですが、本学部の場合は地域での事業実施というのが実習プログラムの柱で、今はその前段階の企画立案を行う時なのです。頑張って考えて企画も、前提となる事実が違ってきたり、新たな問題が出てきたりすると、再考を余儀なくされます。実は今がまさにそういう厄介な時期です。

 加えて、いろいろな(本当にいろいろな理由から)、企画の中には地域に「乗りやすい」ものもあれば、相当練っていかないといけないものもあります。どちらが良い悪いというわけではありません。ですが、進度の差はどうしても出てくるわけです。

 そういう段階で、学生も教員も悩ましいところです。フィールドを相手にする以上、定められた手順を踏めば期待される答えが必ず出てくる、なんて保障などどこにもありません。もちろん上回生が創ってきた先例もあり、フィールドや学生の関心はそれぞれなだけに、参考にはなっても単純な当てはめは適切ではありません。

 だから私も明快な解決を示すことはできませんし(中にはできる教員もいるのでしょうが……)、本当に悩ましい。とは言え、簡単に局面が変わらないのなら、しばしこの悩ましさに「付き合ってあげて」、その中で糸口を探ることになるかなぁと思っています。

 もっとも、こと今回に関しては、私の最大の反省点は「話し合いやミーティング中の写真を撮っていなかった」ことになります。いや、こちらの話が多くなったり、時には進行を考えないといけなかったりで、と言い訳……

 ちなみに、7月の現地での実習は既に始まっていて、今月は全部で6回!ただ現地に行けばいいってもんじゃなくて、当然大学内で準備や打ち合わせも相当行わないといけません。とりあえず頑張ります……