第43回四国サッカーリーグ第3節、春野球技場では休憩をはさんで間もなく第2試合が行われます。今度はKUFC南国が新商クラブを迎える一戦です。
両チーム選手入場。例によってFIFAアンセム等一切ございません。スタンドもこの状況ですが、これが高知県リーグだとさらに観客が少ないのかも知れません。県リーグ、一度見に行ってみたいんですけど、いつどこで試合があるのか、情報がないんですよね……
さて、試合は前半KUFC南国のキックオフで始まります。
するとKUFCがそのまま相手ゴールライン際までもっていき、右側から上げたクロスに3番出口が合わせると、ボールはあっさりゴールへ。KUFCが開始早々の前半1分、手元計時では開始から30秒ほどの出来事で、いきなり先制します。
この勢いに乗るか、と見られたKUFCでしたが、その後は立て直した新商クラブの守備、とりわけゴールキーパー高橋の体を張った防御の前に、再三の攻めを阻まれます。
必死の防戦を続けてきた新商クラブでしたが、前半33分、ゴールエリア内で痛恨のファウルが出てしまいます。逆に望外のチャンスを得たKUFCは24番播磨が落ち着いてPKを決め、ようやく2点目を手に入れます。
するとここから播磨劇場開幕です。43分にはゴール左側に飛び込んでボールをたたき込み、チーム3点目をゲット。まずは3-0でKUFCが前半をまとめます。
後半は新商クラブのキックオフ。ただ、ここでもKUFCがすぐに主導権を握ります。
7分にはまたしても播磨。相手のバックパスがキーパーに合わずにコーナーキックを得ると、ゴール前の競り合いからこぼれ球を押し込み、ハットトリック達成です。
さらに15分にはゴール右側から流し込み、自身4点目、チーム5点目を奪います。
このままでは終われない新商クラブ。28分にようやくカウンターでチャンスをつかむと、24番鶴崎がキーパーと1対1の場面からきっちりゴールを奪い、ついに1点を返します。
しかしKUFCの流れは動きません。31分には10番大西がゴール正面から軽くシュートを流し込んで6点目。
さらに34分には3番出口が正面からのシュートを決めて7点目。開始早々以来のシュートに、本人もゴキゲンです。
そして37分にはまたも出口。直前からの波状攻撃がゴールバーに一度ならず阻まれたところ、こぼれ球を拾って決めて、こちらもハットトリック達成です。
そして試合はそのまま終了。前節引き分けに終わったKUFC、今節は快勝です。
試合後の勝利報告に来たKUFCのメンバー。組織だったサポーターこそいないものの、バックスタンドからは試合を通じて応援の声が飛んでいました。
選手の家族も来ていたらしく、父親の活躍を喜ぶ子供の声も。地方リーグ、ほほえましい光景です。
ちなみに、第1試合はこちらから。