第43回四国サッカーリーグ、高知開幕日の第2試合は、高知ユナイテッドSC光洋シーリングテクノの対戦です。今季こそのJFL昇格に挑む高知ユナイテッドSC、結果も内容も求められる試合です。
ちなみに第1試合のKUFC南国対llamas高知について、まだの方はこちらからどうぞ。
この日は明治安田生命の協賛試合。以前からのことですが、Jリーグばかりか地方リーグまで応援していただけるのは本当にありがたいことです。頭が下がります。
ってちょっと待て!うさりん、かめろん、うしろ、うしろ~!!
って、何者なのかと思ったアナタ。実はこちら、知る人ぞ知る桂浜水族館の知る人ぞ知るキャラクターおとどちゃん。
そんなおとどちゃんが月の名所は桂浜から、春野球技場までやって来たのです。
ちなみに、桂浜から春野までは自家用車なら結構行き来しやすいです。なお公共交通機関は(ry
しかも、おとどちゃんがピッチを離れ、ゴール裏を歩いています。ええ、こっちに来ています……
ついにバックスタンドに入ってきました!
目の前を通り過ぎるおとどちゃん、バックスタンドに陣取るサポーターの中に加わりました。春野球技場はゴール裏にスタンドがないので、サポーターはバックスタンドが根城になるのです。もっとも、ここまで歩いてくるのも結構疲れるらしく、早々に座ってましたが……
さて試合です。試合前から光洋シーリングテクノが守備をガチガチに固めることは容易に予想でき、それを高知ユナイテッドSCがこじ開けるのに手こずるのではと思っていましたが、開始早々の前半8分、8番朴がゴール前で相手GKと1対1の場面を作ると落ち着いてゴールを決め、高知ユナイテッドSCが先制します。
この後しばらく試合は膠着しますが、25分には光洋ゴール前で競り合いとなり、最後は7番田口が押し込んで、高知ユナイテッドSCが2点目を挙げます。
さらに直後の27分には、コーナーキックから10番キャプテン横竹が3点目。
そして34分にはクロスに合わせた田口が再びゴールを決め、4-0。高知ユナイテッドSCが試合を完全に支配して、そのまま前半を終えます。
さてハーフタイムです。おとどちゃんは前半の途中でメインスタンドに戻ったので、この後どうするのかと思っていたのですが、
チアに混ざってる……そりゃまぁあり得る話でしたが、完全に想像の外でした。
懸命に踊るおとどちゃん。ユナイテッドにとっても桂浜水族館にとっても、良いアピールになったと思います。
さて、後半に入るとユナイテッドがさらに勢いを得ます。48分(後半3分)には早くも24番平田が持ち込み5点目。
続いて57分には田口がゴールエリア手前からネットに突き刺し、ハットトリック達成で6点目。
さらに67分には13番村上がPKを得ると、難なく決めて7点目。
すると試合が再開したばかりの同じく67分、ユナイテッドがあっさりボールを奪うと、シュートからのこぼれ球を途中出場したばかりの6番村上が押し込み、これで8点目。
その余韻冷めやらぬ69分には、こちらも途中出場の11番前原が早々にゴールを奪って9点目。
この後は流石にユナイテッドの勢いが止まり、光洋もカウンターを見せますが、またも流れはユナイテッドに。85分には前原がゴール正面でGKと1対1からきっちり決めて、ついに10点目が入ります。
そしてそのすぐ後、86分には前原が今度はゆったりとしたシュートを決めて、田口に続くハットトリック。
結局そのままフルタイムとなり、11-0で高知ユナイテッドSCが開幕戦をものにしました。しかも大差がついてからも攻撃・守備とも気を緩めない完勝、今後に向けて内容面でも好スタートを切ったと言っていいでしょう。
試合後バックスタンドに来た高知ユナイテッドSCの選手が、勝利のラインダンスを踊ります。四国サッカーリーグではもちろんなのですが、その先にはJFL入りを懸けた地域チャンピオンズリーグが控えています。そこでも、こういう光景を見たいものです。