西川花祭りに続いて旧香我美町を南下、第11回かがみ花フェスタに来ました。海岸近くの砂地で11万本のチューリップが次々に咲いています。
われわれが着いてすぐ、ごめん・なはり線のオープンデッキ車両が最寄りの香我美駅に入ってきました。駅がこれだけ近いので、鉄道でも行きやすいところです。
今年の全体デザインはこちら。カードのマークに、香南市のキャラクター「こーにゃん」も描かれています。
こーにゃんイラストと解説。色ごとに花の種類が示されています。
そしてこちらが花で描かれたこーにゃん。もっと上から見られると、さらに分かりやすいようにも思います。だからってワイヤーで吊り上げられたり高所作業車に乗せられたりと言われると、ちょっとたじろぎますが。
この他にも多種多様なチューリップが植えられています。満開の時期は品種によって違うので、このように全く咲いていないものもありますが、その分時期によって違った花々が楽しめるとも言えます。
バンクーバーの次はトーホク。トウホクではなくトーホクです。
これまた凄い名前。まぁでも、緑に濃い赤の組み合わせ、確かにクリスマスっぽくはありますよね。
こんな花も。チューリップでもかつては定番中の定番だったんでしょうか。
カローラに対抗?この辺、品種を開発した人の本職と関係したりするのでしょうか。
はてはこんな名前、チューリップと株価指数の取り合わせ、どう考えてもバブルなイメージしか湧いてきません。
今年も出ましたミランダ。品種によって開花時期はだいたい揃っていそうなのですが、ことこちらに関しては、結構バラバラです。
チューリップ界の前衛。確かに、これがチューリップかという見た目です。
小さいものが多く重なる花弁。チューリップへの固定観念を揺さぶる、アヴァンギャルドの面目躍如です。
会場の真ん中では、今年も森林鉄道のモーターカーを模したミニ列車が走ります。正直乗ってみたい気持ちは湧きましたが、いい歳したおっさんが恥ずかしいので止めたのも、去年と一緒です。
香我美と言えばドルチェかがみ。売店でを販売しています。シングルに50円プラスだけでダブルになるというのはあまりに魅惑的なので、金柑シャーベットとミルクアイスを注文しました。金柑の爽やかさとミルクの濃厚さのコントラストが、もうね。
チューリップ畑の脇では、子ヤギとのふれあいコーナーがありました。モンゴルだと家畜が生まれるのは今の時期なので、子ヤギがいるとすれば赤ちゃんか生まれて1年経ったヤギのどちらか何ですが、この2匹は後者でしょうか。どちらも昼になって多少疲れたのか、休憩中です。
人間に触られても嫌がることなく、あるいは動くのがめんどくさいのかも知れませんが、寝転がったままです。ちなみに、ヤギに期待するのは肉より乳とカシミアです。
閑話休題。再びチューリップ鑑賞に戻ります。こちらはその名も「ハウステンボス」。調べるとやはり長崎のテーマパークで生まれた品種だそうです。
■ もの・チューリップ品種「ハウステンボス」|見る・遊ぶ・体験する|ハウステンボスリゾート
ここでところどころ咲いているのはフレミングフラッグ。つくづく、チューリップの品種名は10文字以内で収まれば競走馬の名前としてもたいてい通用しそうに思えてなりません。なお、左手は花とは関係ありません。
珍しく和名の花がありました。ここまでは品種名と鼻のイメージがイマイチ結びつかないのが多かったのですが(アヴァンギャルドは別として)、こちらは漢字のイメージに合った花です。
見晴らし台から眺めるチューリップ畑東側。手前にハートマークがあって、右側に描かれているのはスペードのようです。
左手にはダイヤとクローバー。時代はトランプです(違
かがみ花フェスタ・チューリップ祭りは来月上旬まで開催。これから見頃を迎える品種も少なくないですし、これからでも十分楽しめそうです。ただ、そんなことを言っているとついつい会期を逃してしまうことがままあるので、ご関心のある方は今から計画を立てておいた方が良いかも知れませんね。
なお、来場には入園料と、車の場合は駐車料金がかかります。ごめん・なはり線の香我美駅ととさでん交通のバス停がすぐ近くなので、公共交通機関でも楽に行けます。
また、香南市営バスと組み合わせれば、車でなくても西川花公園との行き来は十分可能です。
また、香南市観光協会が花めぐり向けのチラシを作成しています。地図とのいち駅のレンタサイクルの案内もありますので、是非ご参考に。