かねてより念願だった阪神タイガースの安芸キャンプに、ついに行くことができました。写真がちょっと多いので、前後半に分けてお伝えします。
実は当方、阪神ファンの三代目として英才教育(笑)を受けた身であります。今でこそ日ハムファンですが、80年代後半から2000年代前半にかけての暗黒阪神には郷愁を感じたりします。
そういう当方にとって、掛布雅之という存在は別格です。小学生時代に写真入りの下敷きを持ってましたし。ただ、早くして引退して以来、いつか阪神に帰ってくるとの期待が年を追うごとに薄れながら、どこか諦めきれずにいたところ、昨年の二軍監督就任、しかも背番号31というのはまさに心躍る朗報でした。そんな中で、昨年のキャンプ訪問は諸事情あって断念したのですが、今年こそは是が非でも観に行こうと、何とか日程を確保したのでした。
安芸タイガース球場は、ごめん・なはり線球場前駅から坂を登った先にあります。途中では室内練習場「安芸ドーム」やサブグラウンドなどがあり、こちらでも練習が行われています。
上り坂の途中には、年季の入ったイラストが描かれています。といっても帽子が黒なので10年ぐらい前のものでしょうが、イラストのタッチはもっと昔っぽい感じです。
坂の右手には、球場開設からの歴史を振り返るボードが置かれています。安芸キャンプ開始からもう半世紀以上経っているんですね。
安芸市内、だけでもないとは思いますが、ファンとの交流。誰ですか「Vやねん!号」とか言ってるのは。
1985年の日本シリーズ。実家にラジオ中継を録音したカセットテープがまだあるはずです。
それから18年、長く苦しい暗黒時代を経てのリーグ優勝。この時の球場界隈の熱狂ぶりは、それはもう大変なものでした。
ちなみに、左手には優勝記念の石板がありますが、監督の顔……うーんこの
さらに2年後の2005年。甲子園で読売ジャイアンツを破ってのリーグ優勝に、20年ぶりの日本一奪還への期待が高まったものでした。
キャンプの風景と今年のスケジュール。今は二軍のみになってしまいましたが、それでも期間内は地元から全国から、熱心なファンが球場を訪れます。
ついに球場に来ました!子どもの頃からテレビで見慣れた光景が目の前にあると思うと、不思議な感覚です。
ホームから海に向かっていくグラウンド。甲子園とは違いますが、この日はそこそこ風があります。
バックネット裏の建物は、どこか甲子園のスコアボードを彷彿とさせます。
阪神の選手がキャッチボールを始めました。二軍というと若手のイメージが強いでしょうが、実際には若手の若手は宜野座キャンプに行っていて、秋にいるのはリハビリ組や「阪神の」若手選手陣です。
この日は春野球場でキャンプ中の埼玉西武ライオンズB班(二軍相当)との練習試合があります。ライオンズ側ブルペンには、一昨年シーズンまでライオンズの主力投手として活躍した西口二軍投手コーチの姿。自身に続くような未遂系先発投手を育てることができるか注目です。
両チームの選手が事前練習中。はたしてどういう試合になるでしょうか。下の後半エントリにてお楽しみください。