高知ファイティングドッグス、2025年シーズンのホーム開幕戦。新たに日本トーター野球場の名が冠されたホームグラウンドに福岡ソフトバンクホークス三軍を迎えての対戦です。
高知ファイティングドッグス、21年目のシーズンが始まりました。開幕戦では香川オリーブガイナーズを相手に16-2と打線爆発、新たに日本トーター野球場の名が冠されたホームグラウンドに勢い込んで乗り込みます。初戦は福岡ソフトバンクホークス三軍を迎えての試合です。
チケット販売ブースに行くと、ドッキーのぬいぐるみが置いてありました。元々のイラストとは異なる、昨季AR版で登場したスタイルです。しかしユニフォームはないものか。
この日はホーム開幕戦とあって、試合前イベントが盛りだくさんです。
まずは筒井啓文バンドが登場。ボーカル筒井啓文さんは本日スタジアムDJも務めます。
続いては球団公式ソングを歌うスーパーバンドと淀屋萬月さんのライブ。筒井さんたちも加わって盛り上げていきます。
そして、この日いちばん関心を呼んだ試合前イベントは、おそらくこちらでしょう。
元北海道日本ハムファイターズで高知では映らないけどリアル野球盤でお馴染みの杉谷拳士氏トークライブ。昨年のよさこい祭りに続いての来高です。
ただ、なんでまたもおいでたのかと不思議に思っていたら、本人曰く独立リーグの取材がしたかったとのこと。昨年ドラフト指名があったことで、取材の必要を感じたそうです。
さらにファイターズ時代からの付き合いがあるドッグス職員青木さんも交え、今季の注目選手や独立リーグの魅力、選手へのメッセージ等々、短い時間ですが語っていきました。
本人は独立リーグの経験こそないものの、入団テストから下位指名でNPB入りして10年以上在籍した経歴があるだけに、NPB入りを目指して奮闘する選手には共感を持っているようでした。ってなんで良いように書いてるんだ
入場しました。この日は少年野球のチームが大挙してきていて、座る場所を探すのにだいぶ苦労しました。
こちらがスタメン。この日は福岡ソフトバンクホークス三軍との定期交流戦。ふと、ドッグスも21年目なら、ホークスがソフトバンク傘下に移って21年目だったのに気づきました。
ちなみに「アルモ」はアルモンテのことです。このタイプのスコアボードでは避けて通れない外国人選手名前ブチ切りです。ってかシステム更新しようよ
オープニングセレモニー。学生チア団体Shakersのパフォーマンスです。人数が増えましたね。
試合前挨拶にはドッキーも登場しました。
ってドッキー、完全に形態が変わってる!!随分思い切りましたね。これで登場機会が増えると良いですね。
試合前、すっかり恒例になったボールドッグ。球審にボールを運ぶのはトノ君、今回はバッチリ役割を果たしました。
始球式を務めるのは杉谷氏。マウンド手前からの投球を突っ込まれていましたが、おそらくマウンドに上がると先発投手に悪いという配慮じゃないかと思います。帝京高の大先輩が同じように手前から投げていましたし。
きっちり投げて無事始球式終了。いよいよ高知で21年目のシーズンが始まります。
ドッグス先発はエース加藤。序盤走者を出す場面もあったものの、失点は許しません。
対するホークス先発は山崎。高卒から育成4年目のチャンスを得た右腕です。
3回裏、ドッグスは相手の守備の乱れに付け込みます。悪送球から走者を出して、1死二塁から長嶋がセンターへの二塁打、これは桑原の好送球で二塁走者の本塁突入を阻まれたものの、直後の2死二塁の場面で海辺がサード線にゴロ。アウトセーフがきわどい場面でしたがホークスにまたも悪送球が出て、ドッグスが1点を先制します。
4回表終了後、今年もやりますハイボールチャレンジ。この試合ボールボーイを務める中学野球部員が難なくフライをつかむと、この日は観客が多いので200円になるハイボールを求めて行列ができます。
私もハイボールを待っていたところ、ドッグスが追加点です。1死一塁から斗夢がバックスクリーンを文字通り直撃する特大ホームラン。これで3-0とリードを拡げます。
直後の5回は両チーム無得点で終了。グラウンド整備の間に、杉谷氏再登場です。今年もよさこい祭りに来るのでしょうか。
前半はドッグス優位の展開でしたが、6回に加藤が乱れます。ヒット2本とフォアボールで1死満塁とすると、桑原に三遊間、大泉に一二塁間を破られ1失点。
さらには漁府のレフトフェンス近くまでのフライで三塁走者が還り、同点とされてしまいます。
ですがその直後、ドッグスは2死から木村が四球を選ぶとすかさず盗塁、さらに中田がセンターオーバーの三塁打を放ち、再び勝ち越します。さらに直後の山口の打席では山崎に暴投が出て追加点。リードを2点とします。
7回表、ドッグスは加藤に代えて深谷を起用。ところが1死から四球、暴投、四球とピンチを招いてしまいます。
ここで定岡監督は木谷を投入。リードを守りたい場面でシモンを併殺打に切り捨て、ホークス打線を封じ込めます。
その裏、ホークスも先発投手を交代。2番手には大野が上がります。
するとドッグスは先頭からの四死球でチャンスをもらい、1死から5番釣谷がライトへのタイムリー。再び3点リードを手にします。
直後を木谷が三者凡退に抑えると、8回裏にはホークス三番手にロドリゲスが登板。そのロドリゲスを前にドッグスは無死二三塁のチャンスを作りますが、その後の攻めに失敗し得点できません。
最終回、ドッグスのセーブシチュエーションを任されたのは秋本。
その秋本ですが、四球と暴投で2死三塁のピンチを作ると、木下にセンター前タイムリーを許して1点を与えます。
ですが、最後は秋本がアルモンテを三振にとって秋田劇場再来ゲームセット。ドッグスがホーム開幕戦を白星で飾りました。
最終スコア。ロドリゲスは表示できるのになぜアルモ。
ヒーローインタビュー、まずは3番手でピンチの芽を摘んだ木谷。
打ではもちろん斗夢が呼ばれました。
5回までは進行が早かったのに6回からぐでっとなりましたが、ともあれ好発進。翌日は同じく福岡ソフトバンクホークス三軍とデーゲームです。