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嶋村・森木、交流戦で「里帰り」:高知ファイティングドッグス対阪神タイガース二軍@日本トーター(2025.4.16.)

 

 高知ファイティングドッグス、今季はNPB二軍との交流戦が複数組まれています。この日は日本トーター野球場で阪神タイガース二軍と対戦、ドッグス卒業生の嶋村や高知出身の森木も出場予定です。

 

 

 高知ファイティングドッグスをはじめ四国アイランドリーグplus球団と福岡ソフトバンクホークス三軍との定期交流戦がすっかり恒例となりましたが、今季はそれに加えて、NPB二軍との交流戦も組まれています。

 この日は阪神タイガースとの一戦。阪神と言えば昨年のドラフトで嶋村が育成指名を受けたのはご存知の通り、また高知出身では森木が育成から再起を狙っているところ。この両名の出場に加え、ドッグスの選手がどこまで通用するか、注目ポイント盛りだくさんの試合です。

 

 

 この日の晩ごはん。スーパーではカレーソースとソーセージのファイティングドッグス応援ヴィクトリードッグですが、球場ではエビかつドッグになっています。

 

 

 試合前セレモニー。両チームのメンバーが整列して国家演奏に臨みます。

 なのですが、よく見ると、

 

 

 阪神、コラッキーも来ているじゃないですか!

 

 

 二軍球場が鳴尾浜から尼崎・大物のゼロカーボンパークに移った今年、新たに登場したのがこちらのコラッキーです。

 

zerocarbon-bp.hanshin.co.jp

 

 

 この日の交流戦は高知けいばの冠試合。試合前には元騎手の妹尾将充さんからのご挨拶がありました。

 

 

 ドッグスからはドッキー、ではなく江本総監督がご挨拶です。

 

 

 続いて、県庁と観光コンベンション協会から特産品の贈呈。ドッグスにもあります。

 

 

 試合前、学生チアShakersのダンスにはコラッキーも加わりました。

 

 

 そして始球式では高知けいばの新人、中川騎手が務めました。

 

 

 そして試合はご覧のスタメンにより始まりました。嶋村は7番キャッチャーで先発出場です。そしてコンスエグラが何とか表示されました。

 ドッグス先発は福本。ただ1死二塁からコンスエグラにセンター前ヒットを打たれると、二塁走者の一気の走塁で先制されてしまいます。センターの目の前へのヒットだっただけにホーム突入は無理かと私も思ったのですが、NPBのレベルを見せられた形です。

 そしてその後もピンチが拡大し、二死満塁で嶋村の初打席。期待した方が良いのか悪いのかという複雑な気持ちで見ていたところ、結果はキャッチャーファウルフライでした。

 

 

 さらに試合が阪神ペースで進む中、イニング間にドッキーが登場。ここでコラッキーも加わりますが、ドッキーはどう対応していいかイマイチ分かっていない感じです。

 

 

 最後は一緒に並んだ両者。こういうところでもNPBの格を見た気分です。

 ドッグスは2回の2番手金城に続き、イニング毎に投手を代えて阪神に挑戦させます。ですがこれがNPB相手という重圧か、細かい制球が決まらずになかなかゼロで抑えられません。

 一方の阪神は平田監督が4回に森木を起用、これにはスタンドも一気に盛り上がります。ただ森木はなかなか制球が定まらずに1死二三塁としてしまい、4番DH岸田の内野ゴロの間に1点を失います。結局、森木の登板はこの1イニングのみでした。

 また、嶋村は2打席目に落ちる球で空振三振。3打席目は強いゴロを放ったもののファーストの斗夢に押さえられ、ヒットにはなりませんでした。

 

 

 5回を終えて1‐7で阪神がリード。ここでグラウンド整備の合間に抽選会が行われます。

 

 

 高知けいばのメンバーも抽選に加わります。

 

 

 そしてここでもコラッキーが登場。

 

 

 Shakersのポンポンを貸してもらったコラッキー。

 

 

 さらには自らくじを引きます。こういうマメさは見習わないといけません。

 抽選会とグラウンド整備が終わって試合が再開されると、ここからは一転してゼロ行進。ドッグスの各投手が阪神打線を抑えるようになると、阪神は4番手のこちらも独立リーグ出身松原が快投を見せます。

 

 

 そして嶋村は6回裏でお役御免となりましたが、9回裏の開始前、藤田が防具をつける間に投球練習につき合うべく再登場しました。ボールインプレーではないので一度下がった選手が出てきても問題ないのですが、実際にはあまり見た記憶がありません。この辺は平田監督が気を利かせたのかも知れません。

 

 

 結局試合は1‐7のまま終了。阪神が高知まで来たファンに実力を示した試合となりました。

 

 

 試合後は両チームで記念撮影。コラッキーも収まっています。

 

 

 普段の公式戦を大きく上回る1228人が出場したこの試合。ただ、嶋村と森木にとっては古巣や地元に錦を飾るというよりは、ほろ苦い「里帰り」で終わった形です。

 とはいえ、どちらの選手も目指すところは支配下登録、さらに榮枝のように一軍に加わり、さらに石井のように第一線で活躍できるようになること。まだまだ道は長いかも知れませんが、「凱旋」はその後、シーズンオフのイベント等の機会にとっておいてもらいましょう。