10月2日から第2学期が始まりました。黒潮町佐賀北部地域では、私が担当している2年生に、新たに実習を始めた1年生も加わり、実習授業が始まっています。
2年生2学期の実習は「事業企画プロジェクト実習」という科目名で、学生がグループで協力して3年生1学期で実施する事業の計画を策定することが趣旨となります。事業と言っても営利・非営利の違いもあれば、内容も地域・グループ次第で多岐にわたるので一概には言えませんが、実施までの流れや資金計画、学外での協力相手等、詳細に詰めた計画作りが求められます。
その一方で、新たに1年生が加わったことで、今月から2年生と実習で一緒になる日が早速出てきました。まず、8日には佐賀北部の集落を巡り、現地パートナーである集落活動センター佐賀北部のチラシ配布や聞き取り等を行いました。
19日には旧佐賀町の中心街にある黒潮一番館での土佐さがのもどりガツオ祭りに参加。1年生や4年生と交代で集落活動センター佐賀北部の直販所「さが谷三里マーケット」による出店に入らせてもらったほか、今後の活動に向けた打ち合わせを行っています。
このほか、2年生独自の活動としては、先月に続いて海辺の日曜市での調査活動を行ったほか、定例となった集落活動センター・あったかふれあいセンターでの実習にも参加、今回は両施設の職員や利用者の方々とともに避難訓練にも加わっています。
ところで、先月まで実習授業の振り返りのエントリを書いてきたのですが、今月以降どうするか、実は少し迷っていました。
というのも、事業計画を策定するという目標達成の実習科目ということで、実習内で計画に関する話し合いが多くなることが予想されたためです。非常に大事な機会なのですが、どうしても絵にはなりづらいですし、そこで話し合われたことを書くとネタバレどころか秘密漏洩になってしまい、学生の努力が損なわれます。かと言って、ほかの話を書こうにも活動が少ないのではちょっと……というので、今月からは書かなくてもいいかな、と思っていたところでした。
ただ、実際には上記のように、話し合い以外の活動も行ってきています。また、今後は事業計画の試行も入ってきますし、案外書けることは多いんじゃないかという気もしてきています。
何より、学生は月1回、学期間で計4回の活動振り返りを義務付けられているのです(これ以外にもありますが)。なのに、教員が何も書かないのもなぁ、と思い、まずはエントリを立ててみた次第です。
とはいえ、今月はまだ導入部、本格的に動きが出てくるのは11月以降です。告知でも行うでなければ、学生同様に月1回ペースが基本になりますが、実習班での動きや、教員としての考えや思い、その他もろもろを書いていければと思います。
ちなみに、以下今月の写真です。
佐賀北部鈴集落。海に面した漁港の集落では、秋から春にかけての定置網漁業がおこなわれています。これから魚の旨いのが入ってくると思うと楽しみです。
休校中の鈴小学校。使われなくなったグランドは草が生え、小型の舟も置かれています。
一方こちらは土佐さがのもどりガツオ祭り。会場の空を覆わんばかりの多くの大漁旗がはためいています。
カツオのお祭りなのでたたきは当然出てきます。塩が基本でたれはお好み、1パック500円で本当はもっとあるのですが、写真に撮る前に待ちきれずに食べ始めてしまいました(汗
こちらはカツオのはらんぼ(トロ)を焼いたもの。たっぷりの脂身で200円はまさに破格です。
今回もお祭りには高知ファイティングドッグスの選手が参加。長谷川・金子の両選手が、〆の餅投げにも登場しました。