11月2日と3日に高知大学朝倉キャンパスの学園祭「黒潮祭」開催。今年で70回目の節目です。私も2日に出掛けてきました。
メインストリートの左右に露店が並んでいます。今年は校舎の一部で工事があるので、少し窮屈ではありますが、それでも学内のクラブ・サークルのみならず、近隣からの出店、はては自衛隊のコマも出ています。
こちらは去年に続いて開催されている「出張街路市」。
日曜市に代表される街路市は、高知市内の名物にして、市民の憩いと楽しみの場。その中から農産物や食料品、工芸品等、さまざまなお店に出店していただいています。
メインストリート突き当たりの赤レンガ広場。2日はホームカミングデーということで、地域協働学部では恒例の「地域協働マルシェ」を開催。当方は開催当日に国内外の出張が重なることが続き、見に行けたのは4年ぶりのことです。
さまざまな実習地の方々と一緒に出店する企画ですが、今年春に初めての卒業生を出した学部なので、本来の趣旨でのホームカミングデーを行うのは初めてになります。
いの町是友地区からは、あめごの塩焼きが出ています。去年も人気だったので、今年は一度にたくさん焼けるよう、焚き火を増やしたのだとか。
あめごの塩焼き、これが300円!年に比べて安いものが、学園祭でさらに安くなっています。
ところで、学園祭において教員は都合の良い「カモ」です。まして地域協働学部は教員と学生の付き合いが概して深く、あげく当方は必修科目を担当していることもあって、ほとんどの学生に顔が割れています。
なので、出店の並ぶ中を歩いていたら、知っている学生と顔が合うことも多々あります。それでなくても、どこからともなく声が掛かります。名指しです。そして財布を開くところが見つかろうもんなら、まぁ大声で呼び立てる学生も出てきます。おかげで豚串を1本買うことに(苦笑)
豚串の他に沖縄そばと鳥皮ぎょうざで、まずはお昼ご飯第一陣。鳥皮はもう少しあっても良い気がしますが、さらにいろいろ買うことになるので、あまりたくさん買ってる場合ではありません。浅くとも広く応じるのが基本です。
学園祭は出店が目立ってしまうのですが、教室内での展示やミニステージもあります。こちらではウミガメ同好会によるミニ水族館が開催中です。
ウミガメ同好会だけあって、標本が置いてあります。成長するとこの大きさです。
ただ、子どものウミガメとなるとこの大きさ。ウミガメでも大人になるって大変なことです。その間は相当な量のエサを食べることになるのでしょうし、だからこそ海洋汚染とかプラスチックの不法投棄が大問題なわけです。
ふたたび外へ。いくらなんでも喉が渇くので、ゆずジュースを一杯頂きます。
お昼ご飯第2弾は田舎寿司です。
ちなみに、商品を売り込むのは学生だけとは限りません(苦笑)。もっとも、もし自分たちが出店していても、私から他の教員に売り込みをかけていたのは間違いないですけどね。持ちつ持たれつ、アットホームな学部です。ブラック言うな
午後からは図書館前で学生よさこいサークルによる演舞が始まります。学内や他大学との合同含め、学生によるサークルはいくつかあり、今回は4団体が相次いで出演とのこと。
最初に登場したのは学生よさこいチーム粋恋(すいれん)。
以前にも書いた気がしますが、よさこいの音楽と振り付けは毎年変わっていて、この日は今年のものと最近のものが披露されます。
2年生主体とのことで、3年前の踊りともなれば知っている学生がまずいないはずなのですが、それでも練習して踊れてしまうのですから、凄いなぁと。
こちらはうって変わっての大所帯で、演舞を披露します。
と思ったら、さらに1年生が加わるとこの人数。やはり迫力があります。
3番手はよさこいチーム叢雲(むらくも)。
代替わりの時期でもあり(という話だったと思う)、こちらも2年生の主だったメンバーによる演舞になります。
ただし、途中から1年生も参加。踊りが賑わいます。1年生のお披露目という面もあるのか、他のチームでも1年生が途中から入って先頭の方に立つところがありました。
トリを務めるのは、よさこいチームは炎~ほむら~。
演舞の終盤に素早い動きを入れる、躍動感のある踊りを披露していきます。
1チーム15分の予定だったはずですが、気がついたらこのチームだけで30分。ひょっと、はじめから15分で予定を組んでいなかったんじゃないかとふと思ったりもします。
これだけ踊るのも大変なのに、よさこいの演舞は夕方もあるんですよね。出番は2日間のどちらかのみですが……
若者って元気なのだな、いや自分が若い時にここまでのパワーがあったかどうか、ふと考えてしまうのでした。