てだこ浦西駅に到着して、日本の民営・公営鉄道乗車率100%を奪還。ここで、まだできたばかりの駅を少し観察してみることにします。
駅の東側、留置線へと続く開口部。ホームドアも既に設置されています。
ターミナルはまだ工事中で、タクシーがちらほらいるぐらい。ただ完成した際には、ここがバスとの乗り換えも含めた一大ターミナルになる予定です。奥にある駐車場も今はガラガラっぽいですが、その頃にはフル稼働することが期待されます。
那覇空港方面。駅を出てすぐにポイントがあり、ポイントを支える構造物ができていて、さらにすぐ先にトンネルがあるので、ほとんどレールは見えません。
てだこ浦西からの列車が丁度発車したところです。地上から意外と近いので、こういう迫力あるシーンを楽しむことができます。
そろそろ我々も那覇に戻りましょう。
以前も書きましたが、1月中は土日が臨時ダイヤ。ゆいレールは2両編成なので、増加する観光客を捌こうと思えば、とにかく頻発するしかありません。何とか3両編成に増やそうと取り組んではいるものの、実現は数年先のこと。
本土では甘い需要予測で建設した鉄道や施設が遊んでいるのが何かと問題視されるのですが、こちらでは逆のことが起きているようです。
那覇空港行の列車が停車中。こちらで那覇市内まで戻ることにします。
てだこ浦西から那覇空港方面へ。県唯一の鉄道トンネルもできて、沖縄の鉄道もさらに面白さを増した感があります。
牧志駅でモノレールを降りました。ここから交差する国際通りをぶらぶらと歩いてみます。
駅には大きなシーサーがおわします。よく考えたら、シーサーに見下ろされるわ、まっすぐに見つめられるわって、なかなかない体験ですよね。
ちなみに、こういう謂れがあるそうです。まぁ、良しとしましょう。
国際通りを歩いていって、昔ながらの商店街に通りかかりました。入ってみると、チェーンのお店もないではないのですが、個人商店があちらこちらで元気に営業中。夜も近づいてきたので、どこかで夕食とオリオンビール、そして泡盛を調達したいところです。
商店街を渡り歩いて、公設市場の前まで来ました。
もっとも、こちらは現在建て替え中。少し離れたところで、今は仮設での営業中です。
こちらが仮設の公設市場。1階に魚や肉、お酒にお土産物を売るお店が並んでいます。
2階はイートインスペースになっているのですが、こちらは宿まで食料を持ち帰りたいのと、何より2%が癪に障るので、今回はパスします。というか、イートインスペースを利用する日は戻ってくるのでしょうか……
さらに商店街を歩いていると、先程よりはるかに愉快なシーサーを見つけました。いや、シーサー、ですよね??
そして奥にあった広告。これ、以前某ボイス・オブ・ワンダーランドに掲載されていたり、私自身も10数年前に見かけたりしたんですよね。
まだあったんだ、と嬉しいのか何なのかよく分からないのですが、それ以上になぜ銀行なのかはもっと分かりません。
ともあれ、無事夕食に加えて明日の朝食まで入手できたので、国際通り沿いのホテルに投宿します。
こちらが地元っぽい夕食。下にあるのはジーマーミ(落花生)豆腐です。そして魚はご当地のグルクン(タカサゴ)、2尾揚げたのが何と240円です。
ちなみに、いくらなんでもこれを全部1人では食べないので念のため。
オリオンと泡盛にシー(クヮーサー)ボールも手に入れました。こちらは1人用です(笑)
2日目はいっちょまえにショッピングなんざ行ってみました。おもろまちに国内免税店があって、出国していなくても免税での買い物ができるのです。
免税店から近くのショッピングセンターにも行っておもろまち駅へ。ホームに出ると、昨日もあったラッピング電車が通りかかりました。輸送力が課題のゆいレールですが、編成が小さい分、全面ラッピングは依頼する方も塗装する方も楽かも知れません。
那覇空港に戻ってみると、ちょうどピーチの機体が離陸したところ。そしてほとんど間をおかず、空自の機体が2機離陸していきました。こちらは旅客機とは比較にならないほどの轟音です。
これを毎日、当然のものとして聴かされている人がいるのか、とは、ちょっと考えました。
ターミナルビルに戻ってお昼ご飯です。あれこれと迷ったのですが、県産野菜たっぷりの沖縄ちゃんぽん丼というのがあったので、頼んでみました。
野菜もさることながら、入っている肉もスパム。つくづく沖縄です。
テーブルに置いてある唐辛子も沖縄流。沖縄そばを食べるわけでもないので、今回は使いませんでしたが、ちゃんぽん丼にかけても良かったかなぁと思ったりもします。
那覇からは福岡経由で高知へ。ジンベエザメの塗装の機材がありましたが、残念ながら我々の乗る便ではありません。
福岡での乗り継ぎ時間は20分だけ。正規の予約ができたので、この短時間でもダイジョブなのだろうと思っていたところで呼び出しを受けました。使用機材の到着遅れで、このままでは乗り継ぎができず、今日中に高知に戻れる他のルートも使えないとのことです。
幸い翌日午前中に授業も会議もなかったので、ひとまず翌日の最初の便を手配してもらったのですが、はたして遅れてきた飛行機は定刻出発でさらに遅れを取り戻して福岡へ。そして乗務員と地上係員の連携で、奇跡の当日乗り継ぎ成功!無事その日のうちに高知に着くことができたのでした。
なお、前篇はこちらからどうぞ↓