もっちぃ駅長が勤務する宮内駅駅長室をおいとまして、再びホームへ。ここから山形鉄道の終点荒砥まで向かいます。
荒砥行のワンマンカーがやって来ました。フラワー長井線というだけあって華やかな塗装で、相当手間がかかっているはずです。そんな列車に乗り込み、荒砥を目指します。
宮内からJR米坂線との乗換駅今泉、沿線随一の都市長井を経て、ここが途中駅の白兎。名前からすればもっちぃ駅長にお似合いなのですが、簡易なホームが一本だけの棒線駅に駅長を置くのはやはり無理があります。
列車は最上川を渡り、荒砥に着きました。時間があれば周囲を散策するところですが、上りの列車の発車まではたったの5分。これを逃すと接続も悪いですし、乗り遅れるわけにはいきません。
って慌ててしまったがばっかりに、駅舎の写真撮影に失敗……
で、建物内もご覧の通り、ダメダメな写真ですorz
ただ、駅内の人形展は何とかマトモな写真に収められました。
古い家屋を模したセットに、本当に多くの人形が飾られています。囲炉裏の傍で、まだ来たとは言い難い春を待ちわびています。
先程渡った最上川の鉄橋について、地元の高校がこんなレポートを出していました。元々は明治時代に東海道本線が木曽川を渡るために架けられたもので、日本で最も古い鉄橋になるのだとか。
短い時間の間に、赤湯行の車両が既にホームに入っています。鉄橋を渡って、戻らないといけません。すぐに乗り込みます。
車内は先程とは違い、白熱灯の歴史感ある明かりで照らされています。つり革は地元を中心に、一つずつさまざまな広告が入っています。
そんなつり革の1つが、ハート型になっていました。最近はいろいろなローカル線で、見つけると幸せになれるという触れ込みのつり革が掛かっています。
列車は荒砥を発車。ほどなく鉄橋に差し掛かります。100年をゆうに超える歴史ある鉄橋ですが、まるで古びた様子はありません。
そんな鉄橋を渡り終え、列車は赤湯を目指して走ります。空は雨かあられか、それでも雪でないだけマシな気がしてきます。
今泉まで山形鉄道の列車を降りて、本日の投宿地米沢に向かうべく、JR米坂線に乗り換えます。ここでは山形鉄道の車両どうしの行き違いもあり、赤湯から宮内まで乗って来た列車が走ってゆくのを、乗り換えの跨線橋から眺めています。
米沢行も1両だけのワンマンカー。柳津以来の型式の車両です。
今泉から米沢までは30分程。到着すると、いきなり強烈なお出迎えです。他にもいろいろ武将のポスターがありましたが、結構圧倒されて、撮影するのを忘れてしまいました。
ただ、この日はご当地のものに関しては大漁でした。おまけにカルパスのネタ付きです。
山形と言えば芋煮です。芋煮と言えば(諸説あります)
そして米沢牛は外せません。駅弁は高いのであまり買わないのですが、米沢牛の料理をコスパ良く買おうとなると、こういう駅弁がかえって好都合になります。
これで東北6県、1日ずつ滞在したことになりますが、長い旅も明日が最終日。名残は尽きませんが、いよいよ東北を離れます。
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