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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

山形鉄道宮内駅・JR米坂線羽前小松駅訪問記

 

 去年(2023年)春に山形鉄道とJR米坂線を巡ってきました。山形鉄道では宮内駅、米坂線では羽前小松で、それぞれ途中下車の旅です。

 

 

 

 山形鉄道宮内駅。本当に久しぶりにやって来ました。

 

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 駅についてしばらくすると、荒砥からの列車が入ってきました。

 

 

 やって来たのは、鉄道むすめ「鮎貝りんご」のラッピング列車。すぐに赤湯へと発って行きました。

 

 

 宮内駅の駅長室。何度も訪れたところですが、コロナ禍を経てようやく再訪することができました。鉄道模型が展示されていますが、以前あったっけ。

 

 

 うさぎ駅長「もっちぃ」が務める駅だけあって、ピーターラビットやうさぎのぬいぐるみがいろいろあります。そういや以前来た時には着ぐるみを被ったりしましたね。

 

 

 ただ、駅長は当時長期休養中。執務室はグッズ売り場になっていました。

 

 

 山鉄グッズも駅長グッズも、しばらく来ない間に本当に増えました。

 

shop.flower-liner.jp

 

 

 こちらは駅長の10歳の誕生日を祝うヘッドマーク。2020年のものですね。

 ただ、肝心の駅長がいないのは本当に残念です。早く快癒すると良いのですが。

 

 

 というわけで、駅長本兎には会えませんでしたが、ぬいぐるみの同僚と対面です。

 

 

 臨時列車のサボ(車両側面の行先・列車案内標)も飾ってあります。冬の長い山形も、もう少しすればお花見のシーズンですね。

 

 

 駅を守る小さなうさぎの石像。各地で昔ながらの木造駅舎の維持が難しくなり、解体が相次いでいるだけに、どうかこれからも駅舎を守っていってほしいものです。

 

 

 列車の時間が近づいたので、ホームに上がります。

 

 

 駅舎をバックに記念撮影。

 

 

 赤湯で折り返した列車がやって来ました。宮内駅とは今度こそしばしのみのお別れ、だと良いのですが。

 

 

 宮内から今泉まで行って、JR米坂線の米沢方面に乗り換え。もう一つの目的地、羽前小松駅のホームに降り立ちました。

 

 

 駅舎側にある歓迎のボード。ここも久しぶりです。

 

 

 羽前小松駅に一匹のネコが迷い込んできたのは6年前。それから曲折を経て今では駅長「しょこら」として、地域の拠点を守っています。

 

nekonavi.jp

 

 

 もっとも、われわれが訪れた時は休憩中。人間の駅員が応対していました。

 

 

 こちらもグッズが増えています。真ん中にあるのは「パンカチ」だそうで、猫用の前掛けです。

 

chocolat0502.thebase.in

 

 

 作家井上ひさしの出身地ということで、駅の待合室の傍らに展示もあります。と、以前も書いた気がしますが、だいぶ以前の話なのであらためて。

 

 

 こちらはもっちぃ駅長の11歳の誕生日記念ヘッドマーク。右側のネコは、ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅の駅猫「おさむ」です(現在は「ミニさむ」が後継)。

 

 

 次の列車まで間があるので、駅の周りを少し歩いてみることにしました。

 

 

 駅から一直線に伸びる通り。沿道を覆っていた雪はすっかりなくなってしまい、いよいよ春本番です。

 

 

 駅の反対側に来てみました。直販市の小さな小屋があったのですが、この日はお休み。というか冬場はずっと休みだったのでしょうか、ガラス窓に板が打ち付けられています。

 

 

 羽前小松駅の誕生90周年以降を祝うボードがありました。

 羽前小松駅のある米坂線は、その名の通り山形県米沢駅新潟県坂町駅を結ぶ路線です。かつては新潟と米沢を結ぶ急行が駆け抜けた重要な路線なのですが、2022年の豪雨で今泉から坂町の間の運転ができなくなり、今も復旧のめどは立っていません。

 誕生100周年を控える羽前小松駅ですが、路線の存続に向けては今が正念場です。もっとも、米沢から今泉の間まで含めて廃止というのも考えにくいところですが……

 

 

 駅に戻って、跨線橋から米沢方面を眺めます。

 かつては長い貨物列車が行き交い、広々としたヤードがあったであろう駅。今も永く伸びた行き違い設備と、柵で仕切られた先のホーム跡が、往時を偲ばせます。

 

 

 ホームから坂町方面。この駅から再び坂町まで列車が走る日は来るのでしょうか。

 

 

 今泉からの列車が入ってきました。宮内駅と言い羽前小松駅と言い、後ろ髪を引かれる思いはありますが、ひとまずこの列車で後にします。