11月25日から来年1月14日まで、高知県立文学館で「酒と文学展」が開催中。いかにも高知としか言いようのない企画に酒呑みが釣られないわけもなく、行ってきました。
2階にあがると、まず土佐酒全18蔵を紹介するボードが掲げられています。確認したところ、あらかたの蔵のお酒は呑んだ経験があるようです。
その隣には「おさけ豆知識」が5つ。外食費(飲酒代)の高知県の突出っぷりが笑えます。ちなみに、ここでは「酒場放浪記」のビデオも上映されています。
「おさけ豆知識」の向かいにあった、長谷川義史さんの手によるボード。いや、末永くお酒を楽しみたかったら健康管理は要るろうと思うのですが、この辺は私が気弱なんでしょうか。
日本酒の歴史を示したボード。古くは弥生時代に始まり、下っては戦中戦後の苦難を経て現在に続く歴史とともに、高知県内各所の酒瓶が並んでいます。
しかし、こればぁ呑んだの、誰でしょうかね。私も誘ってほしかった(待て
企画展示室の手前には、ひょうたんからくじを引いて、「気が合う」文学者の名前を教えてもらうというコーナーがあります。ちなみに、当方は紀貫之でした。作家シートを見るに、1000年前から土佐の人はよぅ呑んどったということです。
居酒屋に架かったひょうたん風の提灯の左側が企画展示室。ここから土佐の酒と文学のつながり、文学者と酒の関係、酒にまつわる所蔵品、さらには土佐が生んだ酒場詩人吉田類さんの俳句や愛用品等々が展示されています。
また展示のほかにも、酒にまつわる俳句の投句箱も館内に置かれています。投じられた句は掲示されるとのことで、既にいくつか架かっていました。
酔いどれ文学の総本山、高知での「酒と文学展」。詳細につきましては高知県立文学館のウェブサイトにて。日によってはイベントもあるようです。