今回の旅の最終目的地、道の駅よって西土佐に着きました。駅から1キロ以内のエキチカ道の駅巡りとはいえ、ここまで通算で3キロはゆうに歩いています。お昼もだいぶ過ぎましたし、流石にお腹が減りました。
というわけで、遅めの昼食。食堂には定食からお惣菜から、いろいろあって結構決めかねましたが、最終的には四万十水系沿いということで、青のりパスタにしました。
食堂の中にあったパネルには、旧西土佐村津賀地区にある新玉神社のご神木たる樅の木の写真が展示されています。樹齢は伝承によれば800年、科学的に見ても300年以上、日本一の幹回りの太さを誇った大木です。
ただ、「誇った」というのは、この木は2013年、おそらくは寿命を終えたことで自ら倒れてしまったためです。
■ 新玉神社の樅 ~あらたまじんじゃのもみ~ | しまんと百笑かんぱに | せいぶ印刷工房
展示されている写真は、その後切断して内部を調べた時のもの。中は空洞が広がっていて、もはや木が自らを支えられなくなっていたことを表します。大往生、と言えるのでしょう。
ふと食堂にある大テーブルを見ると、どう見ても断面が写真パネルと一緒です。これ、間違いないですよね?目立つと言えば目立ちますが、どこか畏れ多い気もしてなりません。
昼食も済み、道の駅の中を歩いてみます。ここは今まで行った道の駅とは異なり、2階も開放されていて、道路沿いがテラスになっています。この季節、天気が良ければここでコーヒーの一杯でも楽しめそうですが、なにせ日本最高気温を記録した江川崎、夏は相当暑いんでしょうね。
2回の屋内はコミュニティスペースになっています。予約すれば貸し切りでパーティーや団体での食事もできるそうです。
コミュニティスペースの手前には、鉄道模型のジオラマが置かれています。道の駅で鉄道のジオラマというのは興味深いですが、道路も鉄道も無いと困りますからね。都会だと当たり前に供給されるのですが。
そのジオラマ。予土線や国鉄・JRの歴代の車両が展示されていて、イベント時にはいろいろ運転されるようです。
この辺りは国鉄時代に製造、活躍した車両。手前には鉄道ホビートレイン(予土線新幹線)もありますが、元となる車両自体は右側一番手前の2両と同じ形式で、国鉄末期にできたものです。
鉄道ホビートレインは一般の人でも運転ができます(電車じゃないんですけどね、新幹線ですけど)。ボタンを押し続けている間は車両が動きます。上手く駅のホームで停められると、ちょっと気分が良くなります。
ひとしきり遊んだところで、再び1回に降りて物販コーナーに向かいます。ここで当選ハガキを見せて、2000円分の商品を受け取る……かと思いきや、道の駅が用意した商品は1430円分。どういうことかというと、残り570円は店の中の野菜を自由に選んでください、という話です。だからわざわざ来る必要があったんですね。
店内に展示された年代物の軽トラック。ナンバープレートが西土佐です。
で、570円分の野菜を選ぶわけですが、ざっくり言って、都会なら1,500~2,000円分の野菜がスーパーで選び放題のプレゼントになるとお考えください。季節や天気次第では3,000円相当ぐらいになるかも知れません。
こうなると選ぶ方も楽しいですが大仕事で、妻はほとんどが100円前後の野菜を前に目を回しています。ただ今回は鉄道で来ているので、重いものを持って帰るのは大変なので、葉物を中心に何とか570円できっちり収め、旅の本来のミッションをようやく果たしたのでした。
帰りの列車は本物の鉄道ホビートレイン。今年からショーケースにはプラレールが展示されるようになりました。見ると子どもに人気がありそうな新幹線や機関車はいろいろあるのですが、中にはJR四国塗装のキハ40系とか、それ子ども向けなのか何なのかと訝しくなるようなものもあって、この世界も奥が深いのをつくづく実感します。
終点窪川に着いた鉄道ホビートレイン。考えてみれば、ごめん・なはり線のイベントで乗って以来です。
ここからさらに高知行の鈍行に乗り換え、2時間かけて高知市内に帰ってきました。
今回当選したプレゼント。念のためですが、野菜にゆず焼き肉ソース、香り米に手作り味噌も含めて、全部で2,000円です。都会でこれだけ買おうと思ったらいくらかかるかと思うと、交通費がかかったとしてもだいぶ得をした気分です。
なお、よろしければこれまでの旅についても、ご一読いただければ。