「第5回四国に新幹線を 夏祭り」に合わせて、普段は予土線を走る鉄道ホビートレインが土讃線を走る乗車ツアーが開催されたので、乗ってきました。
四国には新幹線がありません。整備新幹線の計画もあればネタで走る新幹線はありますが、マジモノの新幹線はありません。
そんな新幹線の整備計画の実現機運を高めるべく「四国に新幹線を 夏祭り」が今年も開催されました。
夏祭りの開催に合わせて、新幹線0系を模したキハ32系ディーゼルカー「鉄道ホビートレイン」が予土線から土讃線に乗り入れる乗車ツアーの催行も決まりました。
高知県内でも列車の数はだんだん減っていき、窪川まで鉄道ホビートレインにノリに行くのも簡単ではありません。それが向こうからやって来るなかなかない機会なので、乗りに行ってみることにしました。
夏祭りは高知駅前のこうち旅広場で開催。合同会社「四国に新幹線を」が応援する女子野球クラブ10カラットエクスプレスのブースでは、ストラックアウトに加えてグッズ販売も行っています。その隣では高知ファイティングドッグスの池端が真剣な目で子どもと野球盤で対決しています。別の隣には高知ユナイテッドSCのブースがあり、グッズの販売とキックターゲット、さらに四国新幹線実現の請願署名で8月31日のヴェルスパ大分戦のチケットがもらえます。ちなみに夏祭りに来られなかった方でも、ワークウェイで1000円以上の買い物をすれば、先着12000名でチケットがもらえます。
#拡散希望
— やまと (@fyukiyasu) 2024年8月7日
ワークウェイでお買物して、高知ユナイテッドSCを応援!
税込1,000円以上のお買物で、先着1万2000名様に招待券をプレゼント!
やるじゃない、ワークウェイ!#高知家#ワークウェイ#高知ユナイテッドSC pic.twitter.com/i3NnnATPRv
さて、今回ホビートレインのツアーは3コース用意されています。最初のコースは9時に須崎を出て10:21に高知着。私が参加するのはその次のコースで、高知から土佐山田までを3時間と少しで往復します。
高知駅の行先案内板には団体列車の表示。ちなみにツアーに参加しない場合でも、入場券を買って停車中の車内を見ることができるようになっています。
さらには、英語案内の代わりにこんな凝った表記も。
JR四国のキャラクター、こうちれっちゃくん♡のイラストまであったのには驚きました。相当な気合の入りようです。
発車時間が近づいてきたので、高知駅1番ホームへ。既に鉄道ホビートレインは来ていましたが、この後高知駅前に別の新幹線がやって来ます。
来ました!この夏突然現れた路面新幹線、とさでん交通600形617号です。何の前触れもなく登場したので、誰が何のために走らせたのか謎だったのですが、最近の高知新聞の記事でようやく背景が分かりました。
新幹線0系を模した2両が、夏祭りに合わせて邂逅。待ち構えたファンが写真を撮っています。時間が合えば私も地上から撮影したかったのですが、このアングルも悪くないですよね。
それでは出発です。まずは高知から土佐山田まで、途中下り列車との行き違いや普通列車に追い抜かれながら走っていきます。
後免駅に着きました。ここで上下の特急をやり過ごします。
0系の団子鼻が模されたホビートレイン窪川方。本家が完全引退して10年以上経つのですが、今でも新幹線と言えば0系のイメージは根強いです。
宇和島方。列車の最後尾にはこうちれっちゃくん♡が乗っていて、停車中に降りて一緒に写真を撮れるようになっています。
運転台を見てみました。流石にこちらは特殊なこともない、キハ32系の運転台です。
座席下の暖房はバス向けのものが流用されています。前後のドアもバス用で、製造費用を抑えています。
下りの南風がやって来ました。お盆休みの最終日、4両のアンパンマン列車に通常車両1両を挟み、書き入れ時に備えています。
特急を見送ってから後免を出たホビートレインは、途中の土佐永岡と山田西町を飛ばして土佐山田に到着。臨時列車なので端の方のホームに停まると思いきや、駅舎につながる1番線に到着しました。ここで昼食休憩です。
復路の土佐山田から高知への旅については、下記リンクからどうぞ。