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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(90)土佐山田駅(JR土讃線)

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 高知から東北方向、郊外の平野部に伸びる土讃線。その端にある最後の大きな駅が、土佐山田駅です。

 

 

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 高知から延びてきた線路。平野とはいえ少しづつ標高を上げながら、ここまでやって来ました。

 

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 多度津から高松・岡山方面へ向かう線路。僅かに残る住宅地の区間を抜ければ、四国山地に挑む山越え区間が待ち構えています。

 

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 駅構内で見つけた地図。かつて、土佐山田駅は同じ名前の町の玄関口でした。

 

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 改札を抜けたところにある観光地図。平成の大合併土佐山田町は姿を消し、今では徳島県との県境までを含めた香美市が、この駅からの旅人を待っています。

 

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 駅構内の売店はJR四国管内の多分に漏れずコンビニ化。ただ土産物のコーナーに、地元らしさがまだ残ってはいます。

 

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 駅の外に出ました。何をかたどるでもなくどんと置かれたモニュメントは、土佐山田町内の名所龍河洞をイメージしたものでしょう。

 

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 不思議に屋根がでこぼこした土佐山田駅の駅舎。端正さがあるとは言えませんが、これはこれで味わいがあるようにも思えてきます。

 

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 駅の東側には、残り少なくなったJRの路線バスの停留所。本来は生活路線なのですが、沿線にあるアンパンマンミュージアムの力を得て頑張っています。

 

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 駅前にあった観光協会の看板。佇まいだけを見れば、タバコ屋か雑貨店かという感じですが、この中に観光協会があるのでしょうか。

 

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 観光協会の看板では、やなせたかしキャラ大集合。もう誰が誰やら分かりません。

 

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 市の観光案内所もアンパンマンのメインキャラクターが登場。やなせ先生あってこその高知県というのを実感します。どのキャラクターも、心から愛して大事にアピールしていかないといけません。

 

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 ……のはずなんですが、ホームに戻るとこの状況。何とかできないものでしょうか。

 

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 さておき、向かいのホームは高知行と多度津行の普通列車が発車時間を待っています。

 

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 その向かいのホームに渡るのは、すっかり珍しくなった木造の跨線橋。それなりに市街地の路線で、昔ながらの光景が残っています。

 

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 ホームに降りてきました。

 中ほどに置かれたごみ箱は、これもアンパンマン仕様。ただ、アンパンマンが持っているのが、ゆず酒の瓶なのか、あるいは土佐鶴の瓶に見えてしまうのは、酒国高知に染まってしまったためなんでしょうか。

 

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  昔なら文字だけだった観光案内も、いまや写真とイラストで賑やかに。

 

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 裏側。コピーにもある通り、自然の景観が香美市の主なセールスポイントのようです。 

 

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 ホーム西側に立つ三角の標柱。こちらも、香美市内の名勝を宣伝しています。

 

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 旧香北町にある轟の滝。平家落人の哀しい伝説が残る地です。

 

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 さらに奥地へと進んだべふ峡。本来「別府峡」となるところ、そう難しい表記でもないのに、なぜかかな書きが一般的になっています。

 

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 2面3線のホームを構えた土佐山田駅。空いている残り1つの線路に、岡山への特急が入ってきました。

 

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 土佐山田駅のホームに列車が揃います。全ての列車がこの駅で走りを始め、終え、あるいは足を止めて行きます。

 

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 先に駅を発ったのは、特急が到着するなり変わった信号に促された高知行の普通。ほどなく、特急もうなりを上げて走り出しました。

 

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 最後に残った多度津行きの普通。この駅を離れれば、四国山地縦断の旅が控えています。