あまり時間は残っていないのですが、観られるところは観ておきたい。少し急ぎ目に歩き回ります。
北海道の動物園ならではの展示、こちらは外せません。
フクロウやミミズクがいる動物舎。この2種類、どう違うのかというのが気になりますが、どうも明確な違いがあるかどうか、怪しいようで……
というわけで、フクロウかミミズクかどちらかです。って写真と一緒にメモもとっとけって話ですが。
冬の北海道に飛来するオオワシ。ほかにもオジロワシなど冬鳥の猛禽類もいるので、混同しているかも知れません。
本来は北海道土着の動物や渡り鳥などを展示するはずのところ、あえてアライグマも含め、エゾタヌキと並べて展示しています。
わざわざ外来種を入れたのは、各地で問題化する外来種について考えてもらうため。確かに、外来種の野生化と生態系への悪影響は、外来種を野に放つ人が無くならない限り、根本的な解決はほぼ不可能です。
(参考) 北海道産動物舎| 旭川市 旭山動物園
北海道産動物舎は見終わりましたが、北海道ならではの動物は他にもいます。こちらのタンチョウなど、その最たる例でしょう。
こちらは動物園所属かどうかわかりませんが、北海道の鳥です。
もちろん道外の動物展示もまだまだあります。こちらはレッサーパンダと専用の吊り橋です。
レッサーパンダが暮らす施設の向かい側にある木まで、吊り橋がかけられています。その間を移動するさまを、真下から見ることができます。
幅の広い吊り橋だけではなく、こうして細い木の上でも平気で歩いていきます。移動しては降り、しばらくしたら現れてまた移動。気ままに移動するレッサーパンダの姿が人気なようで、この日も人だかりができていました。
こんどはかば館に来ました。その名の通りカバはいます。
この通り、水中でのんびりしているカバ。もっとも、動き回っているところは怖くて近づきたくないですが。
ただし、先程カバ「は」いる、と書いたのは理由がありまして、
カバのようでカバではありませんね。こちらはイボイノシシ。どういう訳か分かりませんが、かば館の中にいます。
もっとわからないのがこちらの方。
かば館とは言いますが、サバンナの一部の動物館という位置づけなのかも知れません。それはそれで良いのですが。
そして訪れたのがあざらし館。マリンウェイ(円柱水槽)を通り抜けるアザラシの姿が人気を博し、いまや旭山動物園のメインともいうべき存在にもなりました。
私も当然マリンウェイを観に行きます。自分のすぐそばにある全面透明のトンネルを素早く泳いで抜けていくアザラシを見ると、アクリル板で隔てられているとは言ってもある種スリリングな感覚を味わえますが、一つ問題があって、
シャッターチャンスがなかなかつかめないんですね。
何とか頑張って全身を収めてみましたが、光の加減から何から、ままなりません。
お願い、こっち向いて。
というのでこちら向きに泳いでくれましたが、残念ながら表情までは撮れませんでした……また時間があるときに再挑戦ですね。
いよいよ時間が無くなってきたので、あざらし館を出て帰りのバスに乗り込みます。旭山動物園、こんどはさらに時間をかけて回りたいものです。できれば冬が良いかな。
バスで旭川空港に着き、ここから羽田経由で帰高します。おカネはかかりますが、羽田か伊丹か、どちらかを経由すれば飛行機で日本国内たいがいのところにはその日のうちに移動できるのが、地方住みでもまだ救われているところです。
実は生まれて初めてのエア・ドゥの飛行機です。生まれも育ちも関西だと、なかなか縁がないんですよね。
エア・ドゥのマスコットキャラクター「ベア・ドゥ」。北海道では他にもいろいろなキャラクターを見ましたが、一部を除いてほとんど普通にかわいらしいキャラクターです。
それが羽田で乗り換えて高知に戻ったら、この通りのフリーダム揃い。これで旅の日々から現実に引き戻されたのでした。