3710920269

「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

第20回世界社会学会議で研究報告を行いました(その1)

 

  第20回世界社会学会議で6月26日開催のセッション292"Comparative Sociology: Research and Methods."で一つ目の研究報告を行いました。もう一つは本日(27日)に行います。

 

 

 まさかの2日連続研究報告、何とか最初の方を終えました。

 今回はRC20 "Comparative Sociology"*1によるセッション"292 Comparative Sociology: Research and Methods"に参加し、"Pattern of Exclusionist Attitude Toward People with Different Culture in East Asia: With Special Attention to Mongolia"というタイトルの報告を行いました。私は去年から世界価値観調査(WVS)第7回データ*2を用いたモンゴルの排外意識の分析について経過報告を行っていて、今回は東アジアの他の調査国・地域(日本・韓国・台湾・中国・香港・マカオ)との回答パターンの比較について、現時点での状況を報告しました。

 セッションが19時30分開始と遅かったこと、部屋が会場の奥にあったこともあり、直接の参加者が非常に限られていたのが助かった寂しかった感じはありますが、それでも関心を持って報告を聞いていただけた人がいたのは有難いことです。

 なお、もう一つの報告は本日(6月27日)開催のRC20セッション"293 Values in Transition and Development: New Findings from the World Values Survey"で行います。こちらも世界価値観調査の同じデータの分析に関するものですが、内容は多少変えています。ご参加の皆さん、よろしければぜひ。遠いけど

*1:Research Committees「研究委員会」の略。テーマ別に50を超えるRCがあり、それぞれが独自に、ときには連携しながら活動する。国際社会学会(ISA)の実際の学術活動を担う存在。RCの他にはWG (Working Groups)とTG (Thematic Groups)がある。

*2:WVSは世界規模で行われている社会調査プロジェクト。第7回調査で初めてモンゴルが参加した。詳細については調査ウェブサイトを参照。