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ついに後期優勝マジック点灯!高知ファイティングドッグス対香川オリーブガイナーズ@高知(2021.8.22.)

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 県の非常事態宣言の煽りで予定がいろいろ変更。久々に覗いた太陽の光を浴びるのも兼ねて、急遽高知球場での開催となった高知ファイティングドッグス香川オリーブガイナーズ戦を観に行くことにしました。

 

 

 この日の試合は本来なら越知球場で開催。一方高知市内では高知交響楽団の演奏会が予定されていて、もともとはそちらに行くつもりでした。

 しかし、COVID-19感染急拡大のために非常事態宣言がでたことで、演奏会は中止。ほぼ2年ぶりにオーケストラの生の音を聴く機会が、なくなってしまいました。

 一方、感染が特に多い高知市内からの移動を警戒してか(シャトルバス運行の予定もありましたし)、ファイティングドッグスの試合開催は越知球場から変更。そういうわけで、かるぽーとから高知球場へと行先を変更したのでした。

 

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 試合前には7月の月間MVPの表彰式が行われました。こちらは読売新聞社の月間MVP、当月の打率.350で3ホームラン9打点と勝負強さを見せた大原が受賞しました。

 

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 もうひとつ表彰があったのはTORIDOLL月間新人賞。こちらは7月に打率割.467、1ホームランに8打点、9盗塁と驚異的な働きを見せた香川の望月内野手が手にしました。

 

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 さて試合です。高知の先発は先週の四万十スタジアムに続いて藤井です。

 ちなみに、その先週の試合についてはこちらで。

 

www.3710920.com

 

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 今回は三球三振こそ少なかったものの、打者を翻弄してフライを次々と揚げさせ、香川打線に3塁を踏ませません。

 

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 一方の香川先発は林。立ち上がりこそ制球に苦しみますが、何とか踏ん張り失点を免れます。

 両者の好投で、序盤は香川のヒット1本のみ。首位と2位の直接対決にふさわしい締まった展開となります。

 

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 4回、香川は三者凡退で攻撃を終えると投手交代。2番手に喜屋武が上がります。

 

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 その喜屋武を前に、高知の4回の攻撃は四者凡退となりますが、5回には先頭荻須がレフト線に2塁打。チーム初安打がようやく生まれます。

 そして、続く有田は送りバントを試みますが、これが猛チャージをかけたファースト冨田の真ん前に。このまま3塁に送ればアウトは必至でしたが、捕球を誤り難を逃れます。

 これを足掛かりに無死満塁のチャンスをつかんだ高知。しかしここで喜屋武が必死の投球を見せ、後続の打者を内野ゴロに打ち取り2死を得ます。何としたい高知でしたが、2死満塁で4番吉岡の当たりも完全な打ち損ねの投ゴロ、香川が大ピンチを凌いだ、かと思われました。

 

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 ところが、ファースト冨田が何でもないトスをまさかの落球。これで走者オールセーフとなり、高知が棚ぼたの1点を受け取ります。

 

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 ただ、喜屋武は追加点を許さず、5回終了。恒例の抽選会にベースボールドッグの五郎丸が出てきた、と思ったら、

 

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 増えてる。

 

 まだ慣れないのか、まったく落ち着かない感じでしたが、これからどういう活躍の場が出てくるのかは楽しみです。

 

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 何とかミスを帳消しにしたい香川でしたが、6回の攻撃は内野ゴロ3つで終了。裏には3番手として石田を送ります。

 

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 その石田に対し、高知は1死から大下が内野安打で出塁。荻須が進めて2死2塁とすると、9番有田がセンター右前にタイムリーヒット。高知が貴重な追加点をモノにします。ってか、タイムリーを見るのいつ以来だろう……

 

 

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 そして7回は当然平間が登板。やや投球が浮く感じはありましたが、それでも四球1つに収めてきます。

 

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 そして最後はセカンドゴロから打者をギリギリのタイミングで封殺し、ゲームセット!首位高知が2位香川との差を5ゲームに広げました。

 

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 ヒーローインタビュー、1人目はもちろん藤井です。

 

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 そして2人目は殊勲打の有田です。

 

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 最終スコア。ヒット数が示す通りの投手戦だっただけに、エラーが明暗を分けた形となりました。

 ともあれ、先述の通り高知と香川のゲーム差が5に。そして高知と香川の直接対決は残り4試合、これら全てを香川が勝っても1ゲーム差が残ることになり、香川の自力優勝は消滅。そして、高知にはマジックナンバー10が点灯しました。

 この「マジックナンバー」、プロ野球のニュースで何度も聞いたことがあるものの、いったい何なんだ、という方も結構いらっしゃると思います。簡単に言うと、「他のチームの成績に関係なく、これだけ勝てば優勝決定となる数字」ということです。

 四国アイランドリーグplus公式サイトから確認すると、22日終了時点で、高知は13勝4敗2分け。2位香川は9勝10敗2分けです。後期公式戦は34試合予定なので、香川の残り試合は13。これらをすべて勝ったとして、勝率は.688となり、これが香川の取り得る最大の勝率です*1
 一方、高知の残り試合は15試合です。ここで10勝すると、勝利数は13+10=23勝。さらに残る5試合で全敗したとしても、勝率は.719となり、香川を上回って優勝が決まります。

 なので、この10という数字が、今回のマジックナンバーということになります

 なお、マジックナンバーについては下記に詳しい解説があるので、良く分からない方はこちらを読んでみると良いかと思います。

 

pitcher-room.com

 

 とはいえ、この時期のマジックは消えたり再点灯したりするものです。個人的な感覚的ですが、残り1ケタになるか、もっと言えば5を切るぐらいまで安心できません。

 それだけに、ここからの試合も確実に勝ちを重ねて、早く2位以下を振り払ってしまいたいものです。

*1:最大勝利数が9+13=22勝、勝率計算の分母は全試合数マイナス引き分け試合数なので、34-2=32。よって最大勝率は22÷32=.688。