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地域系学部というのに加わった大学教員による高知発モンゴル発のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

「第35回紙とあそぼう作品展 巡回展」@高知県庁を観てきました

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 いの町紙の博物館が毎年開催してきた「紙とあそぼう作品展」。COVID-19による昨年の中止を乗り越え、2年ぶりに開催された第35回が無事終了し、県内各地での巡回展が始まりました。その皮切りとなる高知県庁での展示を観てきました。

 

 

 「紙とあそぼう作品展」は、高知県内の子どもたちが紙製のジオラマを出展する展示会です。先述の通り昨年の第35回は新型コロナウイルスで中止を余儀なくされましたが、今年は何とか開催され、審査の結果、大賞以下77組の作品が受賞しました。

 

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 そして、当方実習地の拳ノ川小学校の児童も個人やグループで出品、高知県知事賞以下さまざまな賞に選ばれています。仕事の都合で紙の博物館での展示を観ることはできなかったのですが、終了後に一部作品の巡回展が行われるということで、最初の展示先となる高知県庁に行ってきたのです。

 

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 作品は県庁1階のエントランスに展示されています。入場料はありません。

 

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 巡回展では主要な賞を得た作品が展示されています。こちらは大賞受賞作品、横浜解放子ども会(黒潮町)による「海とともに生きる ~暮らしを支えた素もぐり漁~」(手前側の作品です)。人びとは海に潜ってエビやカニを獲り、浜に戻ると篝火を囲んで冷えた身体を温め、談笑しています。

 

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 こちらも黒潮町から、南郷小学校の児童による土佐和紙賞受賞作品。今や町の特産品のひとつとなったらっきょうの収穫の場を再現しています。

 

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 黒潮町からは佐賀中学校美術部の作品が知事賞中学生の部に選ばれました。町内の特産品を一挙にまとめた大規模な作品です。

 

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 こちらは教育長賞個人の部受賞作品。多彩なユニコーンが幻想的です。

 

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 教育長賞中学の部。梅雨の中で咲く紫陽花ですね。高知に来て、とみに紫陽花を見るようになった気がします。

 

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 こちらは土佐和紙近代化の祖、吉井源太の名を冠した賞を受賞した「怒れる芽吹きの神」。解説を見そびれたのですが、怒りの矛先は、草木が芽吹くはずの自然を壊し尽くしつつある人間なのでしょうか。

 

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 教育長賞小学の部は、いの町川内小学校の子どもたちによる、運動会を表した作品に贈られました(左。右は大賞受賞作品)。

 

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 そして、拳ノ川小学校児童の受賞作品です。

 県庁での巡回展では、2点が出展されていて、うちひとつがこちらです。6年生の児童によるもので、県知事賞の個人の部を受賞しています。

 

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 「土佐の海は最高」と名付けられた作品。釣り師が大魚を一本釣りしたところで、そりゃもう最高ですよね。

 

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 さらに、児童16名全員で作った作品は、県知事賞小学校の部に選ばれました。

 

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 以前(だいぶ前かも)のエントリでも書いた気がしますが、児童たちは地元で指導を受けながら、楮の栽培から和紙の生産までに携わり、その成果として自身の卒業証書の用紙を作ります。これはその過程のひとつ「蒸し剥ぎ」で、楮を蒸した後、外皮を剥いでいるところです。この辺のエントリで少し紹介したような。

 

www.3710920.com

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 子どもたちが楮の皮を剥いでいます。かなりきれいにめくれていますね。慣れた手にかかるとこんな感じで、ツルっと川が剥げます。

 

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 「こうやって剥ぐんだよ」と教えてもらっているところ。ちょっと自信無げな感じの子どもですが、じきに慣れていくことでしょう。もっとも私はというと……

 

 「第35回紙とあそぼう作品展 巡回展」、高知県庁では30日までの開催です。その後の開催場所と展示作品については、紙の博物館のサイトをご覧ください。

 

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 ただ、COVID-19の拡大が止まらない中、今後どうなるかは予断を許しません。開催については事前に調べられるとともに、体調に不安のある場合、観覧を控えられることを強く推奨します。