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地域系学部というのに加わった大学教員による高知発モンゴル発のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

『アジア動向年報2021』が発行されます

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 アジア動向年報の2021年版が6月1日刊行予定です。今回も当方がモンゴルの章を担当、恒例の政治・経済・対外関係に加え、COVID-19対策の優等生から一転して市中感染判明から拡大が始まる経過についても記しています。

 

 

 アジア経済研究所が毎年刊行しているアジア動向年報の最新版『アジア動向年報2021』が刊行されます。

 本書ではアジアの23の国・地域について、2020年の政治・経済・対外関係の動向をまとめています。このうちモンゴルについては今回も私が執筆させていただきました。

 特に今回は、モンゴルでも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の話題を抜きにはできません。モンゴルは中国での感染症発生以来、長大な国境を接する国でありながら、国内での感染を長らくゼロに抑え込んでいたのですが、11月に入国者の隔離政策の穴を衝いて感染が開始、以後ウランバートルを中心に感染が拡大していきました。拙稿ではその過程について概説しています。

 もちろん、例年通り政治・経済・対外関係の動向についても記しています。政治では当ブログでも再三レポートしたCOVID-19対策下での国会総選挙、経済は国境封鎖やロックダウン等の影響、対外関係は当時感染拡大中だった中国へのバトトルガ大統領の訪問、その後はオンライン中心となった外交活動についてまとめています。

 例年なら政治は政治、経済は経済、対外関係は対外関係で分けて書くことがまだ容易だったのですが、今年は今見た通り、どの側面にもCOVID-19が影響を及ぼしたため、整理するのにかなり難儀しました。それ故に、編集者の方々には昨年以前に増してご苦労ご面倒をお掛けしてしまい、ただただ恐縮するばかりです(済みません……)。

 ですが、というかだからこそ、今年の年報はいつもに増して価値があるものだと思っています。アジアの各国・地域がパンデミックの猛威の中でどう立ち回ってきたかを後年に伝える点では、いずれ歴史的な価値が大いに出るものと、著者の一人として自負しています。

 なお、本書は以下のリンク先でご予約いただけます。本稿執筆時点では6月1日刊行予定です。

 

www.amazon.co.jp

 

 毎回申していることですが、ボリュームがあるぶんどうしても価格はしますので、近隣の図書館に購入依頼をかける手もあります。

  なお、本文については後日オンラインで公開されます。詳しくはバックナンバー含め、アジア経済研究所のページをご覧ください。

 

www.ide.go.jp

 

 そして、今年のモンゴルは年明け早々に内閣総辞職パンデミック再拡大や今後の大統領選挙など重大事が相次いでいます。今から来年版がどうなるか、正直不安ですらあります……