雲の上のホテルでガイドツアーが終わりました。今日はこちらに投宿です。それにしても、脱藩の道がものっそモダンに見えます。
南国土佐とは言いますが、冬には平気で雪が積もる所。実は1月に来ようと思ったのですが、タイヤチェーンが必要と言われて断念した経緯があります。
ただ、そんなところにも春は訪れます。なお見た目はこうでも気温は
ホテルと雲の上の温泉を結ぶ回廊。ただでさえ木組み、しかも中央に橋脚が一本のみ、目の当たりにするとこの上ないインパクトです。
回廊の手前には隈研吾の小さなミュージアム「雲の上のギャラリー」があります。展示はもちろん、ギャラリーの建物自体にも展示物としての価値を感じます。
雲の上のホテルと道の駅ゆすはらは地図上では同じ敷地に建っていることになります。ただ、肝心の道の駅らしい施設が見つかりません。
そんな中、辛うじて道の駅の名前を冠しているのが分かったのがこちら。ちなみに上に建っているのがホテルです。これだとトイレだけの施設っぽく見えてしまうかも……
ともあれ、ホテルに着きました。
これまで見てきた建物からすれば随分感じが違いますが、バブルの余韻冷めやらぬ1994年の竣工というので、この辺は時代の差もあるのでしょう。とはいえ、当時各地で建てられた、オブラートにくるんで言うなら20世紀末ロココ的な建造物とは異なるシンプリシティも感じます。
雲の上のホテルは梼原の中心街から上がったところにあるので、夜ふらっと出かけるわけにもいきません。ましてこの時期は寒いですし。
というわけで、今回は2食付きのプラン。夕食は一般的な会席料理です。
メニューがこちら。私もコロナ以前は年相応に会食の場に出ることもままあったのですが、いまだに雰囲気に慣れません……
というわけで、まずは前菜から。こういう時に「上品」という言葉しか出てこない自分の語彙……
このあとお刺身を撮り損ねてしまい(苦)、鴨鍋です。日が落ちると途端に気温が下がるのでありがたいです。
焼き物は鮎。流石にまだ漁の時期はまだですが、解禁となったら普通にあちこちで獲れます。
酢物は錦糸薪ですが、鮑までついてきました。
メインの四万十ポーク。焼けるまでの我慢が結構大変だったり(笑)
河豚のから揚げはあっさり味でほくほく。それにしても、なぜ「河」豚なのか。
ご飯と汁物。高知は全国的に知られていないだけで、本当にコメが旨いんですよねー。
〆のデザート。葛ではなくて蒟蒻餅というのが良いポイントです。
ご馳走様でした。次はジビエもいっときたいものです。