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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

JK卒業しました

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 私事で恐縮ですが、昨日JKを卒業しました。京都で4年間、高知で5年間のJK生活を終え、本日付で新たな領域に突入します(所属は変わりませんが)。

 

 

 ご存じの方も少なくないかと思いますが、当方これまでJKでした。2011年に当時の所属先で立場を得て、2015年からは高知に移り、中身は違いながらもこれまたJKとして活動を続けてきました。

 そしてこのたび、本日付で立場がさらに変わることになりました。これにより、9年間続けてきたJK生活を、昨日終えたことになります。

 思えば10年前、前職の職場にPDとして加わった当時、この展開は予想していませんでした。それ以前は(世間的な肩書はありましたが)失業登録中の身で、PDも1年限りの契約。活動が続けられるとは思っておらず、むしろ職業研究者として最後の1年をもらえたのだから、悔いの残らないように頑張ってキャリアを終えよう、ぐらいの考えでした。

 それが思いもよらず、翌年度以降も新たにJKとしての立場を頂けることになりました。さらに、これまた思わぬ縁があり、5年前に新たに開設された現在の所属先に、別のJKとして加わることもできました。そして、本日付で立場が変わり、9年間のJK生活に別れを告げることになった次第です。

 この間、何か大きいことを成し遂げた覚えはありません。むしろ、いろいろと蘇ってくる失敗の記憶に苛まれることしきりなのが実際です(もっとも、この辺はJKより前でも同じことですが……)。

 それでもここまで来ることができたのであれば、それはさまざまな巡り合わせに恵まれたという一言に尽きます。それまでになかった独立研究科の誕生、さまざまな研究・教育プロジェクトに付随してできたPDのポスト、いわゆる「地域系学部」の登場、それら諸々が、私にとっては良い方に作用したと思います。平たく言えば、研究・教育能力は関係なく、時流に乗じてサバイブしてきたわけですが(汗

 ただ、巡り合わせに恵まれたというのは、そのような時代の流れだけではありません。縁あって出会えたさまざまな人々に、さまざまな支えを頂けたことも、そのような巡り合わせです。基本自己肯定感のない私ですが、悪運と対人運だけには絶対の自信を持っています。あらためまして、本当にありがとうございます。

 ともあれ、長年のJK生活は終わりましたが、研究者・教員としてのスタンスが変わるわけでもありません。どちらの面でも新型コロナウィルスによる影響は甚大ですが、これまでつながることのできた方々と一緒に克服していければと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。