大型連休に雨天中止が相次いでしまった高知ファイティングドッグス。久々のホームゲームは愛媛マンダリンパイレーツとの対戦です。
この日はまつもとデイクリニックプレゼンツゲーム開催。会場には足の健康相談室が設けられていたほか、こんな趣味性の高い看板が出ています。
また、この日は春野でキャンプ中のチェコソフトボールU-19代表チームが観戦。試合の合間にグラウンドに登場しました。春野ではポーランドの陸上代表選手もキャンプを張っているそうで、知らない間に高知のスポーツツーリズムも面白いことになっています。
さて試合です。高知がこの日立てた先発は石井。初回いきなり先頭打者を歩かせたものの、3番新井が放った強烈なライナーをキャッチ。1塁走者が戻れなくなり、結果3人で抑えます。
愛媛の先発は今季初白星をかけるクインティン。こちらも併殺絡みの結果3人で初回を終えます。
直後の2回表、愛媛はヘイドーンがあわやホームランと言うセンター越えの2塁打を放つと、岡村がゴロではじき返します。これにはピッチャー石井も反応できず、打球はセンターに抜けてヘイドーンが生還。愛媛が先制します。
さらに5回には2死から石井が3連続四球を出すと、打者中西の場面で初球を暴投。愛媛が労せず1点を追加します。ただ石井はその後何とか持ち直し、さらなる失点は免れます。
するとその裏、高知は先頭高井が歩くと、サロモンのヒットでチャンス拡大。そして宇佐川がライト線ギリギリに入る2塁打を放ち、まず1点を返します。
さらにチャンスが続くこの場面を勝負所と読んだか、駒田監督は9番松田に代えて田久見を起用。その田久見はショート手前に力ないポップフライを打ち上げてしまったのですが、集まった野手の誰も取ることができず、落ちたボールを拾ったショートが悪送球。この間にサロモンが生還して同点とします。
ここで打順はトップ藤原に返ります。藤原はこの場面でセンター前にライナーを放ちますが、今度も取りきれずに宇佐川がホームインで高知が逆転に成功。藤原は送球間に2塁を陥れ、高知の攻勢が続きます。
続く洸佑の打席で田久見が本塁タッチアウトとなりますが、3番濱が右中間を深々と破る3塁打で残る走者を一掃。高知がこの回一挙5点で愛媛を突き放しました。
ようやく5回の攻防が終わり、恒例の抽選会。この日はまつもとデイクリニックグッズに、院長厳選という新日本プロレスグッズが賞品でした。プロレスには疎い私ですが、それでも名前は確かに聞いたことのあるレスラーのグッズが相次いで出品されています。ファンにはたまらないものばかりだったことでしょう。
その後、試合が一転して動かなくなると、7回から高知は継投策に出ます。まずは2番手道原が愛媛打線を3者凡退に切り捨てます。
続く8回には宮川が登板。愛媛クリーンナップに付け入る隙を見せません。一方の愛媛はクインティンが続投し、結局8回を投げ切りました。
そして最終回を任されたのは古屋。今季はこれまで先発での登板でしたが、この日初めてリリーフでマウンドに上がります。
その古屋も愛媛打線を3人で片づけ、ゲームセット。
集中打と相手の守備の乱れを突いた高知、そのまま逃げ切りました。
ヒーローインタビューは打の功労者、宇佐川、藤原と濱。これで再び貯金を3として、徳島との首位攻防戦に臨みます。