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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

2018.08.03.高知ファイティングドッグス対徳島インディゴソックス@高知観戦記

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 前日完敗だった高知ファイティングドッグス。後期は前期より試合が少ないだけに、ここでの連敗は許されません。この日は徳島インディゴソックスを迎えてのナイトゲームです。

 

 

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 高知の先発は丸山。しかし立ち上がりに不安定さを見せてしまいます。

 

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 1死からデッドボールを与え、2死1, 2塁で三国にタイムリーを許してしまいます。

 

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 徳島の先発は新田。こちらは走者を出しながらもホームは踏ませません。その後立ち直った丸山とともに、投手戦を続けていきます。

 

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 今季から徳島に加わった谷田。大学、社会人とドラフト選外となり、その後MLB挑戦を試みるも果たせず、徳島でNPB入りを目指すことになりました。

 

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 この日は明治安田生命さんと東京海上日動火災さんによる協賛試合ということで、明治安田生命のうさりんが来ていました。見かけるのはちょうど2か月前の春野以来です。

 

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 しかいは0-1のまま進みますが、後半戦スタート直後の6回表にアクシデント。捕手ハン・ソングが突然倒れ、そのまま担架で運び出されます。本稿執筆時点で状態は分かっておらず、心配です……

 

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 しかし試合は続きます。8回表、高知は粘り切った丸山に代えて、2番手になんと岡部を起用。ローテの一角を担う投手なはずだけに驚きました。あるいはNPBドラフトを見据えて、中継ぎでの適性を見たかったのでしょうか。

 

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 ただ、岡部は先頭の代打市本を歩かせると、続く瀬口の場面で送球エラー。その後谷田の内野ゴロ、三国のタイムリーで2点を奪われます。さらに2死から知賀にもヒットを打たれますが、レフト若原が好返球で2塁走者三国の生還を阻止。これが後で効いてきます。

 

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 リードを拡げた徳島は8回裏に二番手伊藤を送ります。伊藤は2三振の三者凡退という理想的な結果でこの回を抑え、最終回に入ります。

 

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 9回表、高知のマウンドに上がったのは嘉数。3点ビハインドの場面ですが、クローザーを投入してきました。その嘉数は貫禄の四者凡退で抑えきります。

 

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 そして9回裏。徳島の抑えを任されたのは石本。ところが、ここからドラマが始まりました。

 

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 高知は先頭の安藤がヒットで出ると、1死から連打で満塁のチャンス。ここで高井がライトにライナー性の犠牲フライを放ちます。

 ひとまず1点は返しましたが、これで2アウト。非常に厳しい場面です。しかし、ここで9番森田がボールを見極めて四球をもぎ取り、再び満塁とします。そして打順はトップに返りますが、駒田監督はここで代打に田久見を送りました。打率だけならあり得ない采配ですが、悩める大砲候補にあえてチャンスを与えた形です。こうなると見る方も腹をくくらないといけません。

 

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 はたして、満塁男の代打起用は吉と出ました!田久見はライト線に2塁打を放ち、走者2人が還って同点。土壇場でついに結果を出した田久見、笑みがこぼれるのも当然のことです。

 

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 ここで石本は降板。徳島は相澤に後を託します。

 

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 しかしその相澤も岡田に四球を与え、またも2死満塁のヤマ場が到来します。ここで打者は3番に入った藤原銀。

 

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 そしてネクストバッターズサークルには4番安藤が入ったのですが、同点で2死満塁、何が起きても打席は回りません。それでも控えておかないといけない安藤、どういう気分だったのか、ぜひ聞いてみたいところです。

 

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 しかし、ここで藤原銀は三振に倒れて試合終了。惜しいチャンスを逃しましたが、高知は負け試合を消し、2試合目の引き分けとなりました。

 どうせなら勝ちたかったのは当然です。ただ丸山の好投に加え、田久見の同点タイムリーは大きな収穫です。それも小手先の当たりでお茶を濁すのではなく、振り切って引っ張って長打を放ち、打点を叩き出したのが素晴らしい。スラッガーであろうとすると、コンスタントに結果を出すのはなかなか難しいことですが、今後に期待を持たせる内容となりました。