3日間の大会も無事終わり、あとは帰国するのみ。朝早い便でダラスを経由して帰るところだったのですが……やらかしましたorz
飛行機の時間を考えると、ホテルは朝5時前にはチェックアウトしておきたいところ。ただ、いったん寝てから未明に起きられる自信はありません。なので、仕事をしながら夜通し起きておくという戦術に出たのですが、あと少しのところで痛恨の寝落ち。目が覚めた時には、既に5時前でした。
南無三宝!って寝過ごしてから飛び起きる展開、なんか小説であった気がしますが、血の気が引く思いがしながら、それでも慌てて起きます。幸い、こんなこともあろうかと帰りの支度はあらかた済ませていたので、とりあえず着込んでチェックアウトへ。従業員に事情を話して急ぎタクシーの手配をお願いし、いくつか当たってもらってようやく予約ができました。
それまでこちらが余程不安げに見えたのか、タクシーの手配ができたとなるや、従業員さんは破顔一笑、サムアップで"Yeah!"。それはそれは見事なものでした。これがアメリカのYeah!なのか、私が数十年間見てきたYeah!とは何だったのか、そんな感慨すら込み上げてくるぐらいだったのです。何でも本場に行って見てみるものですね。
ともあれ、空港には無事到着してチェックイン完了。保安検査までの長蛇の列で20分ばぁかかりましたが、何とか通過します。まずは再びダラス・フォートワースへ。
やはり気になって天候を見てみたのですが、案の定の気温差です。ミネアポリスが寒過ぎるんですが、ただそうはいっても昨日一昨日よりはまだマシなレベルです。
一時はどうなるかと思いましたが、これで無事ダラス行に搭乗。成田便への乗り換えが1時間ぐらいしかないのですが、あらためて検査を受ける必要もないので、まぁ大丈夫でしょう。
朝7時前、まだ夜が明けきらないミネアポリス。次に来る機会はあるのかな、とふと思います。ちなみに次回の年次大会はワシントンDCだかどこだったか、ただ開催時期が日本の新学期と被り、とても行けそうにありません。
ゲートを離れた飛行機は、しばらく動いたかと思うといったん停機。何かと思ったら、ここでクレーンから放水を受けます。何せこの寒さなので機体が着氷しているようで、離陸前に取り除くということです。放水したそばから凍らないかという疑問もわきましたが、あるいは融雪剤か何かかも知れません。
はたして飛行機は無事離陸。まだあちらこちらに雪の残るミネソタ上空を、高度を上げていきます。向かう先は正真正銘の南部テキサス・ダラス。また冷房が入って丁度ぐらいの気温なんでしょうなぁ。
そして飛行機はテキサス上空に入り、高度を下げていきます。地上の色がまるで違います。
フォートワースが近づいてきて、CAのアナウンスが入ります。ヴェテランのスチュワードが担当しているのですが、これがまぁフランクと言うか何と言うか。乗客は"Folks"扱いで案内を続けた後に言ったのが、
「~行き(どこだったっけ)の皆さんに良い(good)ニュースともっと良い(
better)ニュースです。良いニュースは、この飛行機もフォートワースから~に向かいます。もっと良いニュースは、われわれが乗務します」
アメリカンと言うのは、航空会社の名前だけではなかったようです。名は体を表す。って、これがアメリカンなアナウンスなのか、あくまで個人のノリなのかは難しいところですが。
ただ、サービスは悪くなかったと思います。シートベルトサイン点灯中でも、スナックとドリンクのサービスはありましたし(待て
また飛行機の運航自体も問題なく、無事フォートワースに着きました。向こうで黒煙が上がっているのが気になりますが、特に避難の指示もなく、Skylinkは普通に動いています。なんなんだ。
先程も書きましたが、ダラスではすぐに乗り換え。搭乗手続きも早めに始まり、エアコンの利いた現代的なターミナルで、テキサスをテの字も実感できないまま後にします。
成田行きの飛行機は離陸後も結構な揺れですが、お構いなしにスナックサービスがやって来ました。IPAがあるというので、合わせて頂きます。
機内食。今さら珍しくも何ともないのですが、他に撮るものもないので撮影。ま、撮るものができたとしたら、何か異常事態が起きた時ぐらいなわけで、この方が平和で良いのですが……
今回は機内食の合間にも軽食がありました。アメリカでの感覚だと「食」というよりスナックかも知れませんが。ちなみに、アイスは固くはなかったです。
いよいよネタに尽きてきた感が出てきましたが、ともあれ食べるものは食べます。しかし、午前中にダラスを出てお昼過ぎに成田に着く飛行機で、私が食べたのは最初のスナックをのけると、昼食とおやつと昼食、ということになるのでしょうか。
ただ、飛行機が順調に飛んでいるのは確かで、日本列島太平洋岸を進みながら徐々に降下していき、無事成田に着陸しました。
ダラスからの使用機材……のはずです。飛行時間は10時間以上あったはずなのですが、着いてみれば本当にあっという間でした。
ここからは羽田へ移動。電車に乗ってしばらくすると、厚手のコートを着ている人がいないのに気付きます。実際、着込んでいると座っているだけで暑さすら感じます。冬のツイン・シティーズから戻ってみると、まだ寒いとか言いながら、春が来つつあるのを知らされます。
羽田に着いたところ、搭乗便の出発が遅れるとのアナウンス。時間だけなら1本前の飛行機にも乗れたのですが、手続き上そうもいかず、ただ最終便の機材が来るのを待つことになります。
ようやくやって来た高知行。例によってB737-800、すっかり乗り慣れた機材です。これからあとどればぁ乗って、どこまで行くことになるのやら。
(了)
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