毎年秋の恒例となった「土佐の豊穣祭」。今年は大豊町で開催、会場はゆとりすとパークおおとよです。降り続く雨と低い気温、客足が非常に懸念される中でしたが、学生ともども出かけてきました。
パークのレストランに加わった新メニュー「セルフダムカレー」。時代感のあるキャッチコピーと、どこでどう撮影したのか不思議な写真が光ります。
この「セルフダムカレー」とは、レトルトのカレーを買ってレストランで注文すれば、ライスとサラダがセットになって端っこに乗ったプレートがやって来ます。そこに加熱したカレーを注ぎ込んでダム風にすると出来上がり。お好みでトッピングもできます。この際全部乗せても良いぐらいかも知れませんね。
ただレトルトのカレーと侮るなかれ、高知をはじめ各地のご当地カレーが並んでいます。流行を追うならしんじょう君、もはや定番感のあるくまモン、お子様にはアンパンマン、とにかくバラエティ豊富です。
ブルーベリーカフェはこの日も営業、こちらの定番はタコライスとポテトサラダでしょうか。ただこの天気なので牛煮込みはハケるのが早そうです。
さて、この日の朝は雲海どころか霧が出ている中をパークまで上がってきました。ただ開始前には雲が去り、これで何とか天気がもってくれるかとの淡い期待が頭をよぎります。
が、やはり山の天気は甘くない。雨は降ったり止んだりの状態から結構強く降り続けるようになり、食べるものを買いに行くだけでも四苦八苦です。
とはいえ、当日はさまざまなイベントがあり、ステージ前のテントにはお客さんが集まっています。オープニングセレモニーに続いて登場したのは姫流太鼓。動と静のコントラストが効いた迫力の演奏です。
さらには、今年のよさこい祭り本祭で大賞に輝いた「十人十彩」による演舞です。
前にも書いた気がしますが、本祭で賞を獲るような団体は素人目で見ても素晴らしいのが分かります。動きのキレの良さと揃い方、躍動感、これらは観ていただければご理解いただけることでしょう。
という間にお腹も空いてきました。まずは大川村のはちきん地鶏を使ったスティック状のフライ「へんちきりん」。外はカリッと、中はチキンの質感、これで寒くなければビールが捗りそうですが、間違っても今呑むわけにはいかないのが哀しいところ。
続いては先程ご紹介したブルーベリーカフェの牛煮込み。息が白くなるほどの気温の中で、これは本当にありがたい料理でした。ブルーベリーカフェではホットコーヒーも出していたようですが、飛ぶように売れたとか何とか。
イベントはステージ以外でも行われます。こちらは丸太切り大会。地域協働学部の1年生と2年生も参加したのですが、クジ引きで1, 2を争う太い場所を当てるという引きの強さを見せ(材木ではなくてヒノキの丸太なので、均質ではないんですね)、かつ経験豊富な参加者には相手にならず、撃沈してしまいました……
一方、ステージでは米ナス積み大会も開催。地元の農林産品を使ったイベントが続きます。
一方、何せ気温が低いので体力を取られる中、食べる方も進みます。こちらはヴィレッジ以来のおおとよガレット。
今回はシュガー&バターを注文。がっつりソーセージ+チーズを食べるのも良いのですが、こちらはこちらで素朴な生地の味が引き立ちます。
ちなみに、この秋の出店予定はおおとよガレットさんのブログに出てますので、ぜひご覧ください。ジビエグルメフェスタにも来ていただけるんですね、楽しみにしています!
そして、さらに午後の注目は、高知で活躍するスーパーバンドのライブ。
ファイティングドッグスの試合にも何度となくおいでているので、何度となく見たことはあるのですが、ユニフォーム姿以外を見かけるのは初めてではないか、という妙なことをふと思いついたりしました。
結局雨は強くなることはあっても収まりはせず、少々早めに餅投げも決行してお開き。帰るころには、谷あいはすっかり雨雲で満たされていました。