昨季から始まった四国アイランドリーグ各チーム対読売ジャイアンツ三軍の定期交流戦。ファイティングドッグスとの対戦もあるので、観に行ってきました。
こちらがスタメン。ジャイアンツとはいえ三軍ともなれば、かなりマニアックなメンバーが名を連ねることになります。ただ6番の和田恋は地元出身(高知高)で、注目度も歓声も断然違います。
一方のファイティングドッグスはマニーがケガで帰国治療中の苦しい陣容。この日は指名打者に新加入のロドリゲスが入っています。アメリカで1Aから独立リーグを渡り歩き、こんどは日本の独立リーグにたどり着いたジャーニーマンです。
って、そこも注目と言えば注目ですが、4番キャッチャーザック!?
はい、実際ザックがキャッチャーの準備万端です。どういう状況なのか、監督の意図がどこにあるのかは分かりませんが、こんなことになってます。
試合前セレモニー。川相三軍監督をはじめジャイアンツのメンバーが登場しました。ご子息はメンバーには入っていないようです。
NPBの名門球団だけあって、三軍でもコーチ陣は整っているのですが、三塁コーチで出てきたのが円谷。まだ30代前半なんですよね。とはいえ、引退後も球団で仕事ができているのは良かったとも言えますし。一方で後藤高志がもう50代目前で、かつ風貌もそんな感じになっていて、おっさんになるまで野球を見ていると、ふとしたことで何かと感慨にふけってしまうことがままあります。
ジャイアンツ先発は右のサイドスローの長谷川。フォームが独特なのか球の出所が見えにくいのか、ファイティングドッグスの選手はどうにもタイミングを合わせづらそうにしています。ただ、それで打ちあぐねていたら気が付けば四球で歩かされたりということも。ひょっと、制球に難があってサイド転向というパターンでしょうか?
ファーストで出場した和田恋。打席に入ればファイティングドッグスの選手並みかそれ以上に応援が飛びます。
一方新加入のロドリゲス。球団サイトの情報ぐらいしか分かりませんし、よくある苗字ですし、韓国出身の安(アン)さんとか、千葉県の山田さんレベルで不特定です。
さて、試合は序盤からジャイアンツペースです。初回表にはショート森田のエラーとバッテリーミスで無死3塁から内野ゴロでジャイアンツが先制、3回には2死1, 2塁から柿澤の走者一掃のタイムリーで2点を加えます。
一方のファイティングドッグスは直後の3回裏に相手の連続エラーと内野安打から無死満塁のチャンスを手に入れますが、ザックの併殺崩れで1点を獲るのが精一杯。
ジャイアンツは5回に和田の犠牲フライで再び3点差とし、試合は後半に入ります。
5回終了後、恒例の抽選会が行われたのですが、その直後にグランドでフラッシュモブ。いつもは大人しいドッキーが、本学ダンス部のメンバーとともにキレッキレのダンスを披露します。
見えにくくて済みませんが、やいろちゃんも登場。川崎からイケメンがたくさんやってきたからではなくて、フラッシュモブによる社員の福利厚生のために出てきたようです。
後半戦、ジャイアンツは小刻みな継投でファイティングドッグス打線を翻弄します。6回には2番手巽が登板、中軸を4人で片づけます。
7回には高井が登板。ご覧の通り、思い切ったトルネード投法で見応えがあります。こちらは下位打線を三者凡退に抑えます。
一方のファイティングドッグス、岡部は7回4失点(自責点3)で降板し、8回には西川が登場。ジャイアンツ打線を三者凡退で切り取ります。
その裏、ジャイアンツは育成3年目の田中大輝を起用。こちらは2奪三振を含む三者凡退という内容です。
反撃のためにも流れを作りたいファイティングドッグス、9回には澁谷が登板します。澁谷はジャイアンツの代打攻勢の前に四死球を1つずつ出してしまいますが、それでも失点は免れます。
そして9回裏、ジャイアンツのマウンドには廖が上がります。昨年のドラフトで指名された身長2メートル、体重100キロをゆうに超える台湾出身の秘密兵器です。この日も150キロ超のストレートを連投しますが、課題は制球で、2死後にストレートの四球を出したところで降板。
後を任されたのは育成選手の方の大竹です。対外試合とはいえ育成目的の試合なだけに、廖に1イニングを任せそうなものですが、何か問題があったんでしょうか。
ただ、そんなジャイアンツにファイティングドッグスは付け入ることができず、そのままジャイアンツが逃げ切り勝利。
最終スコア。後期に入って、まだファイティングドッグスの勝ち試合を見ていませんorz
当分観戦も難しいですし、困ったもんです……