
高知が誇る植物学の泰斗、牧野富太郎博士の業績にちなんだ牧野植物園。今週末には「夜の植物園」と称して夜間の特別開館を行っているということで、行ってきました。

牧野植物園は高知市内東部の五台山上にあり、敷地は6ヘクタールもあります。全て回るには半日ぐらいかかりそうですが、「夜の植物園」では一部のみが開放されています。といっても結構な広さで、見て回るだけで1時間ではまるで足りませんが。

温室では食虫植物とアリ植物展が開催中。食虫植物はとにかくとして、アリ植物というのは聞いたことがなかったです。

入ってすぐのところにあるみどりの塔と回廊。洞窟をイメージしているそうです。熱帯の大木なら、こんな感じで中に入れるのがありそうです。

食虫植物の展示。かわいらしいイラストがかえって怖いです。

アリ植物の展示。何かと思ったら、アリを住まわせている植物だそうです。日本でもヒアリの脅威が騒がれていますが、アリは毒が無くても大群で襲ってきたら怖いのです。

アリによって外敵から身を守るアリ植物ですが、植物園なら防御の必要もないわけで、アリの大群はいません。

こちらは世界最大のオオオニバスと世界最小のミジンコウキクサを並べた展示です。だんだん外が暗くなってきて、ライトを当てても写真がブレてしまいますorz

オオオニバスを裏面から眺められる展示もあります。ひらぺったい表面とは裏腹に茎などで凹凸があり、気泡が入り込む余地があるので、浮いていられるとのこと。幼児なら十分上に乗れそうですが、だからって乗せちゃダメですよ。

温室の外に出てきました。来た時はまだ明るかったのですが、既に日は暮れてしまっています。

表で大きな掛け声が聴こえるので、行ってみると、タヒチアンダンスのパフォーマンスが行われていました。

激しいドラムの響きと踊りが、闇の中に浮かび上がっています。

終演後、パフォーマンスを盛り上げた楽器の数々。一口にドラムと言ってもいろんな形状・音高のものがあります。

さらに歩くと、牧野富太郎博士の銅像がライトアップされていました。他にも明るい所があったおかげでだいぶマシでしたが、全くの闇夜に銅像の下だけライトが当たってたら、子どもが怖がりそうですね。

温室から銅像までは結構な下りでしたが、再び山の上へと上がってきました。知らないうちに、意外と歩いたものです。

園内は単に開放されているだけではなくて、各所に植物展時のブースが置かれ、職員の方による説明も聞けるようになっています。こちらは月見草とオオマツヨイグサの展示コーナーで、花にちなんだパネルもあります。
「俺が出てないやないか」という某元プロ野球監督(CV: 松村邦洋)のボヤキが聴こえてきそうです。

何とかクリアに撮りたかったのですが、シャッタースピードが1分の1秒すら下回る状況、フラッシュ無しではこれが限界です……

こんな展示棟がありました。土佐寒蘭とは初めて聞くのですが、土佐は江戸時代から東洋ランの栽培・鑑賞が盛んだったのだそうです。

文字通り多種多様な品種の多くは県内で栽培されているもののようです。この辺はハマり出したら大変そうです……

隣の建物では、ユウガオとヨルガオが展示されています。ユウガオは壁伝いに育ちに育って、屋根まで伸びています。

ご覧の通り。高知の夏はとにかく植物が育ちます。これが可部全面を覆ったら、どれだけ断熱効果があるのだろうと思ったり。

夜の植物園開園中はレストランの営業こそないものの、温室付近で軽食・ドリンクのお店が出ています。流石にお腹が減ったので、立ち寄ってみました。

焼きもろこし、とありましたが、むしろ茹でたとうもろこし。昼間に高知のきび(とうもろこし)の企画展が開催中なので、それにちなんでのものでしょう。
夜の植物園は今日まで開催。高知駅から、また市内東部の卸団地に開設される臨時駐車場から、それぞれシャトルバスも出ています。