昨年デビューした新幹線風のディーゼルカー「鉄道ホビートレイン」。現在開催中の高知家・まるごと東部博の一環で、今年4月に続いて土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線を走行することになりました。しかも今度は「海洋堂ホビートレイン」も一緒です。実質1日だけのチャンスを逃すものかと、乗りに行ってきました。
今回のイベントの概要はこちら。
■ 沿線イベント情報 | TOSA KUROSHIO RAILWAY: 鉄道ホビートレイン&海洋堂ホビートレインがやってくる!!
時刻表を見ると始発駅は高知。どうせなら最初から乗りたいところなので、まずは高知駅へ向かいます。
「龍馬となかまたち号」というのがホビートレインによる臨時列車の名前。と思いきや、これが間違いではないものの、実際はもっといろいろあるのでした。
という話はさておき、駅に着くと既にホビートレインは停車中でした。では、早速見ていただきましょう!
……写真を見ただけでも当惑した方もいらっしゃるでしょうが、実際に間近で見るともっとインパクトがあります。
初代の東海道・山陽新幹線0系を模した先頭デザイン。
横から見るとこうなります。言うほど鼻は長くありません。
隣のホームに停車中のディーゼルカーと並べて撮ってみました。なかなかシュールな光景です。
鉄道ホビートレインの車内。手前左側の座席は、かつて0系新幹線で実際に使われていたシートです。
そのシート付近には乗車記念のプレートと、座席番号を示す表示。といっても、1Aから1Cはないんですが。
ドア付近にあった新幹線の模型。一番下のオチ感といったらありません。
光の加減で見づらくて済みませんが、車内にはJR四国の車両の模型が各所に飾られています。こちらは電車特急の「しおかぜ」「いしづち」。
こちらはお馴染み「南風」「しまんと」や、高徳線の「うずしお」に使う車両。爆走感あふれる轟音と振動がポイントです。
こちらは国鉄時代の特急。
予讃線を走る普通電車です。それにしても、こういう写真を何とか上手く撮りたいものですが……
瀬戸大橋がなかった時代に四国対岸の宇野を目指して走った列車。往時の栄光を偲ばせる超大編成の模型が並んでいます。
これまた読みづらくて申し訳ないのですが、各車両の説明です。
急行「鷲羽」。いまや定期運転の急行の絶滅が決まってしまいましたが、往時はグリーン車にビュッフェまでついた豪華編成でした。
こちらは夜行の客車急行「さぬき」。
客車の最後部。A寝台にB寝台、グリーン車と食堂車まで連結されています。
現在の「うずしお」は徳島発着のディーゼル特急ですが、昔は京阪神と宇野を結ぶ特急でした。
大型機関車EH10形が引っ張るコンテナ列車。貨車は宇野で連絡線に積み込まれ、四国へと渡っていきます。
唯一現在の列車として展示されているマリンライナー。ただしこちらは2代目の電車、どうせなら初代も見てみたいものです。
東京と宇野を結んだ寝台特急「瀬戸」。その後機関車や客車が変更され、瀬戸大橋開通後は高松行きとなり、現在は電車化されるなどの変化を経ています。
こちらは搭乗当時の客車20系の最後尾。こちらは展望車になっていたような。丸みを帯びたデザインは、今見ても優美さを感じます。
車両の床は新幹線ではなくて、なぜか古いSLの諸元表。
運賃表には予土線の駅に混ざって、開通当時の東海道新幹線の駅が示されています……と言いたいところですが、三島がない。スペースは足りてるでしょうに、どうしたんでしょうね。
さて、今回鉄道ホビートレインとともにやってきたのが、僚車「海洋堂ホビートレイン」。
鉄道ホビートレインとの連結部は、こんな風に紺色のドアにロゴが描かれています。
床には恐竜のイラスト。ただどうしても新幹線の方が人気で、高知発車前の乗客は数えるほどです。
もっとも、こちらはこちらでマニア必見のフィギュアが並んでいます。
サンダーバードやモビルスーツもありますが、やはり恐竜を推したい模様。
そんな中に、カツオ人間も混ざってました。やはり高知ですからね。くまモンもいますが。
などと撮影している間に、発車時間が迫ってきました。既に写真が多くなってしまったので、ここからは別エントリで。