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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

高知ポケふた制覇への道(2)大豊町・香美市篇

 

 高知県内のポケふたを全て見て回る旅、2回目は大豊町のゆとりすとパークおおとよと香美市の奥物部ふるさと物産館に行ってきました。

 

 

 高知だいすきポケモンのヌオーとともにポケモンたちが描かれた高知県内のマンホール蓋「ポケふた」。スタンプラリーに合わせてそれら全てを見ていく旅を始めたところです。

 

www.3710920.com

 

 これから訪れるべきポケふたがあるのは10カ所、スタンプラリーのチェックポイントは11カ所。このうち、一部のポケふたとチェックポイントは西部に集中していて、別の一部は国道55号線沿いに並んでいるので、それぞれ泊りがけでまとめて回ることになりそうです。

 ただ、どちらにも含まれないポイントが2つ残ってしまいます。ひとつは大豊町のゆとりすとパークおおとよ、もうひとつは香美市(旧物部村)の奥物部ふるさと物産館です。なので、今回この2地点をまとめて回ってみることにしました。

 とくにゆとりすとパークおおとよはかつての担当フィールド、往時は学生を乗せて週1回か2週間に1回ほど通ったものです。ただ、担当先がいろいろ変わり、コロナ禍でイベントもなくなったことから、とんと足が向かなくなってしまいました。5年以上を経て、はたしてどうなっているのかという関心と、それを見てしまう怖さの両方を抱えながら、大豊町のふもとから、久々の急坂を登ります。

 

 

 入場ゲート前の駐車場に着いてみると、こんな小さな神社が経っていました。オートバイ神社というのだそうです。

 

tosareihoku-kanko.com

 

 

 ゲートから階段を上がります。冬で凍り付くこともあるためか、水路も池も水が抜けています。

 

 

 久々の本部棟。ここで学生がイベントや物販を動かすのを見たものです。ただシーズンオフのこと、いつにまして静かです。

 

 

 かつて遊覧鉄道が走っていた敷地は、線路も車庫も撤去されてしまい、今夕だけが残っています。また噴水も撤去されていて、その跡が囲われています。

 

 

 そんな本部棟前でぽけふた発見。一緒に描かれているチルタリスはドラゴンのポケモンらしいです。標高750mのゆとりすとパークおおとよ、天に昇るイメージのポケモンを登場させてみた、というところでしょうか。

 

dic.pixiv.net

 

 

 スタンプラリーの押印も済ませたので、園内を歩いてみることにしました。しばらく見ない間に、風力発電の風車がだいぶ増えていました。

 

 

 久々に来たゆとりすとパークおおとよ。思い出してみれば、弊学部ができたとき、いちばん最初に現地実習授業を行ったのがここです(その時は私は同行していなかったのですが)。

 それから10年を経て、体制も施設も、さらに弊学部との関わり方も変わりつつあります。それだけに、コロナ禍を挟んで久々に来てみると、かつてあったものが姿を変えていることに、一抹の寂しさは感じます。

 ただそれでも、この絶景は今も昔も変わりません。

 

 

 さて、場所はがらりと変わります。山を下りて峠を越えて、さらに香美市物部川沿いをずっと東進し、旧土佐山田町、旧香北町、そして旧物部村の中心部までやってきました。

 ダム湖のほとりにある奥物部ふるさと物産館に、目指すポケふたとチェックポイントがあります。ただ駐車場は道路の反対側にある香美市の支所前を利用することになります。

 

 

 以前ここを訪れたのは、まだJR四国バスがこの辺りまで走っていた頃。終点の大栃駅までバスに乗り通したのでした。

 

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 それから数年が経ち、JRバスは美良布までとなり、そこからは市営バスに移管。一方でダムを渡る国道の橋は架け替えられ、より大きな立派なものになりました。

 

 

 ポケふたは物産館の敷地、奥まったところにあって少し迷ったのですが、歩いていたら見つかりました。

 

 

 ここではヌオーとコマタナモノズが一緒です。

 

dic.pixiv.net

dic.pixiv.net

 

 コマタナは体のあちこちが刃物になっているので、香美市の名産品の土佐打刃物にちなんでいるのでしょう(って、先程のリンク先にも書いていましたね)。香美市のキャラクターと言えばやなせたかし先生による一団がいて、その中でも土佐打刃物タンちゃんの同類と言えそうです。

 

monobegawa.com

 

 一方のモノズですが……やっぱ、名前?香美市と言えば龍河洞があるので、そちらも関係しているのかも知れませんが(これも先述のリンク先と共通してしまいますが)。

 ただポケふたもさることながら、

 

 

 すぐそばの焦点の窓際に大量のポケモンが集結しています。

 

 

 というわけで、しばし賑やかな集まりになりました。

 

 ちなみに、ポケモンとやなせ先生のキャラクター以外で気になったのがこちら。

 

 

 支所の前、柚子を頭上にサザエさんのオープニングポーズをとっているキャラクター。

 

 

 ただ、素性は不明。モモンガのような気もするのですが、それも分かりません。

 さらに、最近では大栃中学校の生徒が地元のキャラクターを考案したのだとか。LINEスタンプもできているそうで、物産館ではPRの幟も見かけました。

 

www.take-ken.co.jp

 

www.instagram.com

 

 そして立体化にも成功したそうです。

 

sites.google.com

 

 ポケふた巡りのはずが、気がつけばポケモン以外のキャラクターもいろいろ見るようになりました。そして相対的近場のポケふたとチェックポイントは訪れたので、いよいよこれから県内遠征です。まずは西部・幡多は宿毛市と三原村から。

 

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