3710920269

「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

暗がりと光と:高知ユナイテッドSC対ヴェルスパ大分@春野陸(2022.11.7.)

 

 今季唯一のナイトゲームとなった対ヴェルスパ大分戦。来季のJ3入りは無くなりましたが、貴重な残り2試合のホームゲームのひとつです。いよいよ南国詐欺肌寒さが増していく中ですが、観に行くことにしました。

 

 

 

 選手紹介は12月から3月までまとめて。ブレがひどくて恐縮なのですが、上段は中本GKコーチ、FW赤星、DF藤﨑、下段は堀井フィジカルトレーナー、DF金井、GKリュウ・ジョンミンです。

 

 

 となりにあったウェルカムボード。ホント、得点を積みたいんですよね……

 

 

 本日の限定セット。カツオ入りソーセージ「おとどのエサ」が通常2本500円のところ、ドリンクに+100円でついてくるとのことです。酒肴にはちょうど良いですね。

 

 

 とはいえソーセージ1本では足りないので、久々に聖剣二刀流。焼き鳥とたこ焼き串です。

 

 

 そして入場時にはポテトSの無料券と醤油パックを頂きました。

 正直なところ、高知に来てからファストフードがまるで縁遠くなったのですが、以前も無料券をもらい、久々に足が向くようになりました。

 

 

 開始前には県が進める健康チャレンジのPR動画が出てきました。濵田県知事じきじきの登場です。

 

kochi-kenkochallenge.jp

 

 

 続いてメンバー発表。こちらはヴェルスパ大分スターティングイレブンです。公式twitterでも発表されていますね。

 

 

 

 こちらがサブのメンバーです。

 一方の高知のメンバーは下記から。例によって動画も是非どうぞ。

 

 

 

 試合前には高知県出身のクラシックギタリスト、元ギターデュオ「いちむじん」の山下俊輔さんのミニライブがありました。

 

 

 月並み月並みアンド月並みになるのですが、こういうギター演奏を聞くとやはり情熱って言葉が出てくるんですよね。むしろ逆に情熱と言えばギターなのか。

 なお、今後の活動予定については下記をご覧ください。

 

shunsuke-yamashita.bitfan.id

 

 

 そして間もなく試合開始です。両チームの選手がピッチに登場しました。

 

 

 さて試合です。高知が試合前にエンド交換を選び、大分のキックオフで始まります。序盤は一進一退の攻防が続きます。

 

 

 そんな中、先制したのは大分でした。前半13分、大分はカウンターから中央突破で、最後は11番利根が中央左寄りから左足で決めました。

 

 

 その後は高知も反撃しますが、大分の圧の強さになかなかシュートまで持ち込めず、0-1で飲水タイムに入ります。

 

 

 そして再開後、大分がさらに得点を加えます。左サイドで攻め上がってからのシュートがポストに阻まれましたが、最後はこぼれ球を33番前田が流し込みます。

 

 

 2点差を負った高知でしたが、39分、7番樋口が中央右寄りからのシュートを決めて反撃します。

 

 

 その後はお互い譲らず、1-2のまま前半が終了します。

 

 

 ハーフタイムには吾北清流太鼓一番風・高知追手前高校吾北分校清流太鼓部による和太鼓演奏がありました。吾北清流太鼓一番風についてはこちらを。

 

www.facebook.com

 

 

 なお、この演奏は吾北分校清流太鼓部がYouTubeにアップしています。ぜひご堪能ください!

 

www.youtube.com

 

 

 後半は高知のキックオフ。ここから高知が優勢の時間帯が続きますが、採算のシュートを相手GKに阻まれます。

 

 

 結局、飲水タイムまで得点が入らないまま。押してはいますが、嫌な流れです。

 

 

 そして、得点したのはまたも大分でした。速攻から18番中村が1対1の場面を作り、正面を衝いて3点目を奪いました。

 

 

 ここからは両チーム選手交代が重要になるところ。大分は79分に一挙4選手を入れ替える策に出ます。

 

 

 何とか追いつきたい高知は87分、中央から稲積→岡田亮とつないで、最後は赤星が押し込んで2点目を奪取。6分と表示されたアディショナルタイムに望みを託します。

 

 

 しかし最後は大分の守りに阻まれてフルタイム。2-3での惜敗となってしまいました。

 

 

 試合終了後、ヴェルスパ大分の選手が勝利報告に向かいます。

 その先には、たった一人で最後まで応援をやり通したサポーター。

 

 

 高知の選手もメインスタンド前に集まります。ただ、ゲームキャプテンの饗庭のコメントも、どうしても重苦しいものになってしまいます。

 

 

 最終スコア。高知はこれで4連敗です。この間、試合によっては選手のトライアルを優先したのではないかと考えられるメンバー構成もあったので、試合結果だけを見て評価を下すのもどうかとは思います。

 とはいえ、負けは負け。気分が上がるものではないですよね。

 ですが、光明がないわけでもありません。というのは、私が知り得る範囲では、「負けたけど楽しかった」という観客の反応が見られたことです。その中には私が知る学生もいたりします。

 

 

 また、本日の入場者数はこの通り。実はこの日の昼間には高校サッカー県予選の決勝があり(たぶんそれでこの日がナイトゲームになったのではと)、こちらには2000人強の観客が集まりました。それだけに、この数字はいかにも少なく見えます。

 ただ、既にJ3入りがなくなった消化試合です。しかも日曜の夜、翌日は朝から仕事や学校という人も多いわけで、正直言うと、もっと少ないだろうと予想していました。

 それだけに、物足りない数字であるのは認める一方、ガッカリするばかりの結果でもないな、という気はしています。

 連敗が続く中でも、高知のサッカーを楽しんでくれる人は、少しずつでも出てきています。暗い中にも、光明は確かにあります。

 そう考えると、クラブの進む方向は、おそらく間違っていない。足りないとすれば、それはスピードと、同じ方向に進んでいく人々の広がり。

 それらを得るためにも、最終戦、11月20日(日)のラインメール青森戦が大事です。1人でも多くの人にスタジアムに来てもらうこと、そこで最後まで楽しい時間を体験してもらうこと、試合後に来季を待ちわびる人を増やしていくことがクラブには求められます。

 

 

 ちなみに、この日は帰りが面倒だったので、春野に宿を取りました。

 

spharuno.jp

 

 他人に宿泊を提案した手前ってのもありましたし、帰りにクルマを運転せずに済むのもラクですし(なのでおとどのエサセットを買えたんですね)。

 

 

 翌日の朝ごはん。以前のようなビュッフェ形式とはいきませんでしたが、朝から豪勢なものです。

 なお、こちらは部屋の禁煙・喫煙の区別がないので(よく見たら予約時のメールにも書いてありました)、気になる方は事前に消臭を依頼することを推奨します。