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名誉挽回はその日のうちに:高知ファイティングドッグス対愛媛マンダリンパイレーツ@高知(2022.4.17.2/2)

 

 昼間の試合で嫌な負けを喫した高知ファイティングドッグス。ただ17時からは第2試合が始まります。気分を切り替えて臨まないといけません。

 

 

 

 そんな試合で先発を任されたのが釜谷。愛知県からの新入団選手です。

 

 

 しかし、その釜谷は初回早速愛媛打線につかまります。先頭の大城にヒット、続く漆原には四球を与え、続く仁木の当たりはサード桑原の横をすり抜け、先制を許します。その後1死2, 3塁としたところで、5番松本のセカンドゴロの間に3塁走者が生還し、さらに2点目も与えてしまいました。先程の試合があったばかりなだけに、悪い空気感が漂います。

 

 

 ところがその裏、高知は愛媛先発玉置の乱調でチャンスを手にします。

 

 

 先頭打者から3連続6球目四球で無死満塁の場面ができると、4番DH鳥井がレフト前にタイムリー。高知のビハインドがあっさり消え去りました。ただ勝ち越しまではできず、1回を終わって振り出しに戻った形です。

 

 

 この調子でもつれる試合になるかと思いきや、2回3回と両チーム好機を作りきれず、試合は2-2のまま4回に入ります。写真は「ダイナミック琉球」を演奏するエンターテイナーのあやなちゃん。

 

 

 そんな試合が再び動いたのは4回裏でした。高知は先頭の有田がライトオーバーのソロアーチを描き、勝ち越しに成功します。守備で再三強肩ぶりを見せつけている有田、打撃でも魅せました。

 

 

 その後試合の流れは再び止まり、3-2で5回裏終了。この試合でも大抽選会が行われましたが、今回も残念ながら当選ならず。

 

 

 さて試合に戻ります。勝ち投手の権利を得た釜谷でしたが、6回表、先頭の仁木のヒットから四球と犠打で1死2, 3塁のピンチを招きます。

 ここで元阪神代打伊藤隼太が満を持して登場、当たりはセカンドゴロでしたがホーム突入する3塁走者に送球が間に合わず、同点とされてしまいました(記録は野選)。

 その裏、何とか釜谷の勝ち星を復活させたい高知。しかし2死2塁の場面を活かせず、試合は3-3同点で最終回に入ります。

 

 

 7回表、高知は釜谷に代えてクローザー秋田を送ります。直前の試合で痛恨のリリーフ失敗を喫した秋田でしたが、今回は10球三者凡退と、見事にやり返します。

 

 

 そしてその裏、愛媛も粘投した玉置が下がり、小田切が後を任されます。

 ここで高知は先頭の有田がこの試合猛打賞となるヒットで出塁。その後2アウトまで取られますが、4番鳥井がヒットでつないでチャンスを作ります。

 ここで続く5番山田、3-2のギリギリとなった6球目を捉えた当たりはレフトの前へ!2塁走者有田はもちろんホームを狙います。

 

 

 そして有田はそのまま生還!高知が最後の最後でサヨナラ勝ちを手にしました!

 

 

 最終スコア。互いに譲らぬ好ゲームでしたが、だからこそ貴重な1勝です。

 

 

 ヒーローインタビュー。勝ちこそつかなかったものの、クオリティスタートで愛媛に主導権を渡さなかった釜谷が呼ばれました。

 

 

 そしてもちろん続くは、サヨナラ打の山田です。

 試合数の関係もありますが、この時点で高知はゲーム差なしの首位。終わってみればこのカードも2勝1敗、良い形で終えることができました。