バンクーバーに降り立ち、無事入国も終えました。結構なロングフライトでしたが、時間は高知を飛び立った時とそう変わりません。初めてのバンクーバーも気になるのですが乗り継ぎ時間はあまりなく、そそくさとトロント行きのゲートに向かいます。
バンクーバー空港の国内線出発案内。搭乗予定の便がなかなか出てこずに少し困惑しましたが、ようやくしんがりに搭乗ゲートが表示されました。下のヴィジョンはフランス語、北米は北米でもカナダに来たことを実感します。
トロントまではウェストジェット便でカナダを東西に横断します。荷物があって傘が差しづらい時の雨予報は、ちょっと堪えます。
さて、今回チケットを取るまで存在を知らなかったのですが(汗)ウェストジェットはカナダでも大手の航空会社だそうです。日本への航路がないこともあり、てっきり最近のLCCとばかり思い込んでいました。もっとも、比較的新しい航空会社ではあるそうで、いわゆるレガシー・キャリアではないようですが。
ともあれ搭乗してみると、シートピッチが特段狭いでもなく、座席が薄いでもなく、不快感はありません。少なくとも、日本のLCCのイメージは当たりません。
しばらくするとスナックとソフトドリンクが出てきました。これも機内食がでない代わりという言われ方をすることがあるようで、実際そうなのかも知れません。
ただ、以前北米で乗った某レガシーキャリアの国内線でも食事が出なかった経験があるので、これがサービス軽視と言われてもピンと来ないのが正直なところです。まぁ、コーヒーがマクドカフェというのは予想もつきませんでしたが……
ちなみに、ドリンクとスナックはもう一回出てきました。
そしてついにトロントへ。着陸するとどういうわけか前方の乗客から拍手が起こります。現地時間は20時、日は落ちていないようですが空は曇り切っていて、雨がいつ降ってもおかしくありません。
トロントのターミナルに降り立つと、長い通路が続きます。搭乗口から地下に下り、また別の搭乗口に進み、流石に疲れが身体中に出てきたところで、ようやくバゲッジクレーム着。重い荷物が加わります。
そこからさらに歩いて空港内のシャトルに乗り込み、降り立ったところが、鉄道駅につながっていました。ここからはユニオン・ピアソン・エクスプレスでトロント市内に向かいます。ちなみにユニオンはこれから目指すトロントの鉄道ターミナル、ピアソンは空港名、略称は両駅の頭文字でUPエクスプレス。「京」「浜」「急行」のノリです。
乗り込んだ列車、電車ではなくディーゼルカーは、10分ほどでピアソン駅を発射します。車窓は少し雲が薄らぎ、わずかな隙間からカナダの夕空が顔をのぞかせます。
空が徐々に暗くなるころ、列車はユニオン駅に着きました。目指すホテルは駅のすぐ近く、とはいえ微妙に歩道が入り組んでいて、一方の手は地図、もう一方の手は荷物でふらふら歩いていきます。
ユニオン駅の連絡通路を出ると、高く直立する塔が現れました。CNタワー、東京スイカスカイツリーができるまで、世界一の高さを誇った自立のテレビ塔です。その等を横目に、何とか歩き続け、目指すホテルにたどり着きました。
長い長い廊下をたどって、ようやく部屋に到着。これからお世話になります。
ただ、空港から直行したので、夕食のあてがありません。ひとまずホテルを出て近所にあったカフェテリアで調達できたのですが、アルコールは全くなし。どこで売っているのかも分からず、今夜は呑みなしとなりました。ま、明日からいよいよ会議初日、酔っぱらっている場合でないといえば、その通りなのですが。
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