日本ではファミリーマートに吸収されて命運尽きようとしているサークルKが、モンゴルで新たに店舗を展開するという報道が入ってきました。今年10月に早速新店開業という話です。
この件を伝えているのはモンゴルのニュースサイト"go go medee"。「『サークルK』国際『コンビニエンスストア』がモンゴルに来た」という見出しの記事を出しています。
記事をざっと読んでみると、「サークルKモンゴリア」社がサークルKのマスターフランチャイズ権契約を取得、このほどウランバートル随一の高級ホテル「シャングリラ」で、アメリカ駐モンゴル大使館やウランバートル市行政、モンゴルの大手企業各社が参加する中で契約署名式店が挙行されたそうです。同社は今年10月に3点を開業、来年以降
記事を見れば式典の華々しい写真がいくつもあるので、モンゴル語が分からなくても雰囲気は伝わると思います。ただ、よく見ると、ロゴが日本でよく見かける(そのうち「かつて見かけた」になるんですよね……)サークルKのものとは少し違います。気になって日本のサークルKやファミリーマートニュースリリースを見ても、本件に関するものはありません。
数年前にモンゴルではマクドナルドが出店という噂が流れ、現地大手メディアも相次いで報道したところ、実はそんな話はなかったという騒動がありました。それだけに、この件もガセではないかという不安は感じます。
そこで、さらに調べてみると、「サークルKモンゴリア」社は既にLinkedInやFacebookのアカウントを開設済みです。さらには、モンゴルのビジネスディレクトリ"biznetwork"にも同社のページができていて、現在店舗スタッフの求人が出ているようです。
あと、これは恥ずかしながら今日の今日まで知らなかったのですが、サークルKはもともとアメリカを発祥の地として国際展開しているチェーンだったそうです(現在のサークルK社はカナダのAlimentation Couche-Tard社の子会社)。先述の記事で出てきたロゴも、日本ではなくアメリカ由来のもののようです。フランチャイジー募集サイトを見ると、"Franchise outside the U.S."というページがあり、"Asia"からモンゴルを探せば、サークルKモンゴリアの名前も出てきます。
今のところAlimentation Couche-Tard社からプレスリリースは出ていませんが、これまでの情報を総合する限り、サークルKモンゴリアによる店舗展開は実現性が非常に高いというのが結論です。今後出店が実現しなくなる可能性もゼロとは言い切れませんが、仮にそうなったとしても、この件は「誤報」と呼ぶべきものにはならないと思います。
ちなみに、ウランバートルでは深夜営業する雑貨店は各地で見かけます。コンビニっぽい店も最近は出来ていて、私がパッと思いつくのはこちらのお店。
店内調理の軽い食事や、日本のコンビニよろしくレンジで温められるデリカもあって、夜にお酒とつまみを買いに行くには好都合です。
これ以外にも、コンビニっぽい店があるのですが、
これあかんやつや。
って、このブログで書くの何回目だコレ。